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宮川選手の告発で女子体操界の パワハラ&引き抜き問題が表面化

2018.09.07 Vol.710

 日本体操協会が選手への暴力行為があったとして速見佑斗コーチを無期限登録抹消処分などとした問題で、被害者とされた宮川紗江選手が8月29日、東京都内で会見した。

 宮川選手は「1年以上前まで叩かれたり、髪を引っ張られたりした」などと暴力があったことを認めたうえで「暴力は許されず、コーチも反省している」とし「処分が重すぎる。速見コーチと東京五輪で金メダルを目指したい」と処分の軽減を求めた。

 そして日本協会の塚原千恵子女子強化本部長、塚原光男副会長からパワハラを受けていたと主張した。その内容として、東京五輪強化プロジェクトに当初参加しなかったことで「五輪に出られなくなる」などと圧力をかけられたほか、コーチとの信頼関係について「宗教みたいだ」などと高圧的な態度で言われたことなどをあげた。

 また塚原夫妻が指導する「朝日生命体操クラブ」への引き抜きがあったことも明かした。

 日本協会は同日、会見を開き、速見氏の暴力について時系列で説明し「被害者が我慢できても暴力は許されない」と処分の正当性を主張した。

 千恵子氏は30日、「宮川選手の主張には嘘もある。高圧的な話し方はしていない」などと反論し、パワハラを否定。光男氏も「全部ウソ」などと発言した。

 日本協会は第三者委員会を立ち上げ調査することを決定。具志堅幸司副会長は「パワハラがあったのなら大きな問題」などと話した。

 塚原夫妻は31日には代理人を通じて「宮川選手を脅すための発言はしていない」などと反論。しかし2日になって一転「宮川紗江選手に直接謝罪させていただきたい」などとするコメントを発表。しかしその内容が宮川選手の会見後の混乱についての謝罪であって、根本のパワハラや引き抜き疑惑に関するものでなかったことや、光男氏がテレビで宮川選手側に「二重契約」の疑惑があることをほのめかしたことから、宮川選手側は4日、直接の謝罪は受けいれられないとした。

 一方、速見コーチは5日に会見を開き「これからはどういう小さな暴力であっても一切暴力行為を行わないことを誓う」と謝罪した。そして宮川選手が「東京五輪強化プロジェクト」に当初参加しなかったことで海外遠征から外れたことなどをあげ「(塚原氏には)怖くて意見を言えない部分がある。圧力は感じていた」などと語った。

 また速見コーチは塚原氏側から関係者を通じて朝日生命への勧誘があったことも明かした。

里村明衣子が貫禄の1回戦突破【WWE】

2018.09.06 Vol.Web Original

WWE女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック 2018」開幕
 世界12カ国から集められた32名が競い合うWWE女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック 2018」がついに開幕。トーナメント1回戦(日本時間9月6日配信)に日本が誇る“生きる伝説”里村明衣子が登場。ポルトガル出身のキラー・ケリーと対戦した。

 試合前、22年前にWCWに参戦した里村の映像が紹介されると「いつかトップレスラーになったら、WWEに参戦して大舞台に立ちたいと思っていた。私がトーナメントに参加することでもっと革命が起こせる」と里村は自信あふれるコメントを放ち試合に臨む。

“女子ストロングスタイルマスター”として紹介された里村はキラーのビッグブーツやスープレックスに手こずるも、蹴りの連打や側転からのダブルレッグを決めてペースをつかむ。

 さらにオーバーヘッドキックでダメージを負わせた里村は「行くぞー!」と気合を入れてファイヤーマンズキャリーでキラーを担ぐと、そのままデスバレー・ボムを炸裂させてカウント3を奪った。貫禄の試合運びで激勝した里村はトーナメント2回戦に駒を進めた。

 トーナメントの模様は毎週木曜日に準決勝まで配信され、決勝戦はWWE史上初の女子のみのPPV大会「エボリューション」(10月28日)で行われる。

NXT女子王者カイリ・セインが乱入のシェイナを撃退【WWE NXT】

2018.09.06 Vol.Web Original

最後は必殺のインセイン・エルボー
 WWE「NXTテイクオーバー:ブルックリン4」(米国現地時間8月18日)でシェイナ・ベイズラーに勝利して悲願のNXT女子王座を獲得した“海賊姫”カイリ・セインが「NXT」(日本時間9月6日に配信)でトリッシュ・アンドラと対戦した

 カイリはステージの宝箱からベルトを取り出して入場。トリッシュのパワーファイトをうまくかわすと、かかと落としからネックブリーカー2発を決めて試合を優勢に進める。さらに裏拳、行進からのスライディングDをトリッシュに炸裂させると、最後は必殺のインセイン・エルボーで3カウントを奪った。

紫雷イオ「サーシャ、シャーロット、アスカと闘いたい」【WWE】

2018.09.05 Vol.Web Original

「メイ・ヤング・クラシック 2018」の配信が9月6日スタート
 世界12カ国から集められた32名が競い合うWWE女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック 2018」の配信が日本時間9月6日(木)午前10時から始まる。

 6日配信の1回戦・エピソード1では日本が誇る“生きる伝説”里村明衣子がキラー・ケリーと対戦する。

 トーナメントの模様は毎週木曜日に準決勝まで配信され、決勝戦はWWE史上初の女子のみのPPV大会「エボリューション」(10月28日)で行われる。

 トーナメントには日本人では紫雷イオ、里村明衣子、松本浩代の3人が参戦。WWEデビュー戦となる紫雷はインタビューに英語で答え「このリングで私が世界でベストであることを見せたい。私は日本でトップ、次のターゲットは世界一になること。サーシャ、シャーロット、アスカと闘いたい。紫雷イオ・スタイルを見せて女子プロレスを変える」と意気込みを語った。

AJスタイルズ大暴走。レフェリー4人でも止められず【9・4 WWE】

2018.09.05 Vol.Web Original

9・17「ヘル・イン・ア・セル」でサモア・ジョーと対戦
 WWE「スマックダウン」(現地時間9月4日、ミシガン州デトロイト)でAJスタイルズがサモア・ジョーと大乱闘を繰り広げた。

 この2人はジョーがAJ夫妻の不仲を煽ったことから抗争に突入。「ヘル・イン・ア・セル」(日本時間9月17日、WWEネットワークで生配信)での対戦が決定済みだ。

 この日、まずはジョーがリングに登場すると「ウェンディ、俺は君のためにやっているんだ。俺のお陰でパパが家に帰るようになっただろ。アニー、ヘル・イン・ア・セルで悪い奴が王座を奪うからパパはずっと家にいるぞ」と執拗にAJの妻と娘を挑発する。

WWEスーパースターたちがシールドをめった打ち【9・3 WWEロウ】

2018.09.04 Vol.Web Original

「ヘル・イン・ア・セル」へ遺恨引きずる
 WWE「ロウ」(米国現地時間9月3日、オハイオ州コロンバス)でシールドがバロン・コービンGMの策略にはまり、WWEスーパースターたちに襲撃され完全KOの憂き目にあった。

 オープニングで「ヘル・イン・ア・セル」(日本時間9月17日、WWEネットワークで生配信)でシールドのローマン・レインズと対戦するブラウン・ストローマンがドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイアを伴い入場。

 ストローマンが「誰も入って来られないセル戦で俺がユニバーサルを手に入れる」とユニバーサル王者のレインズに勝利宣言すると、ジグラーは「シールドに代わって俺たちが支配してやる」と意気込む。すると、そこへシールドが観客席から現れて乱闘に発展。

 バロン・コービンGMがスーパースターたちに指示してシールドを止めるも、その勢いは止まらず、最終的にシールドは警察に手錠で拘束されて連行されてしまう。しかし、保釈金を支払ってメーン戦後に再登場したシールドは再びストローマンら3人と対峙するも、背後からスーパースターたちの襲撃に遭い完全KOされてしまった。

ショーン・マイケルズとジ・アンダーテイカーがニアミス【9・3 WWEロウ】

2018.09.04 Vol.Web Original

マイケルズはトリプルHの勝利を予想
 WWE「ロウ」(米国現地時間9月3日、オハイオ州コロンバス)のリングにショーン・マイケルズが登場した。マイケルズは「スーパー・ショーダウン」(現地時間10月6日、オーストラリア・メルボルン)で行われるトリプルH vsジ・アンダーテイカーの“最後の対決”の勝敗を予想を披露した。マイケルズの予想は「トリプルHが勝つだろう。知的な暗殺者だからな」と友人でもあるトリプルHが勝利するというもの。

 そこへ、ジ・アンダーテイカーがサプライズ登場。アンダーテイカーが「俺はお前の大切なもの。“キャリア”を奪い取った」とマイケルズの引退に触れると、会場からはワン・モア・マッチコールが起こる。

 しかし、マイケルズが「俺はリスペクトを表すためにリングには復帰しない」と明言すると、アンダーテイカーは「それはリスペクトなのか? それとも怖いのか? もしお前が復帰するならまた倒してやる。そしてメルボルンではお前の友トリプルHを葬ってやる」と歴史的な一戦に向けて闘志を燃やした。

ロンダ・ラウジーとアレクサ・ブリスが来週前哨戦【9・3 WWEロウ】

2018.09.04 Vol.Web Original

9・17「ヘル・イン・ア・セル」で対戦
 WWE「ロウ」(米国現地時間9月3日、オハイオ州コロンバス)でロウ女子王者ロンダ・ラウジーとアレクサ・ブリスの因縁が激化した。

 この日、ロンダはアレクサと対戦するナタリヤのセコンドとして登場。リング下からアレクサにプレッシャーをかける。しかしアレクサのセコンド、アリシア・フォックスとミッキー・ジェームスがレフェリーの死角を突いてナタリアを襲撃。優位に立ったアレクサはロンダを指差して挑発すると、見せつけるようにロンダの得意技であるアームバーを繰り出してナタリヤからタップを奪った。

 試合後、腕を痛めたナタリヤを気遣うロンダをアレクサとアリシアが強襲。一本背負い3発でアリシアを一蹴したロンダだったが、アレクサに背後から攻撃されスチール階段に激突。しかし、ボディブローの連打で何とか蹴散らしたロンダはアレクサを激しい表情で睨みつけた。

 ロンダとアレクサは「ヘル・イン・ア・セル」(日本時間9月17日、WWEネットワークで生配信)で対戦が決定しているのだが、次週のロウでロンダ&ナタリヤvsアレクサ&アリシアの前哨タッグ戦が行われることが発表された。

髙田延彦と横粂勝仁が障害者の雇用者数水増し問題で激論

2018.09.04 Vol.Web Original

「なんの理由でインチキしてるの? 要は身障者の方々を使いたくないということ?」
 RIZINの髙田延彦統括本部長と元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏が9月3日、障害者の雇用者数を中央省庁が水増ししていた問題について、2人の番組「髙田横粂の世相談義」(FRESH!で月曜21時〜不定期配信中)内で意見を交わした。

 横粂氏が「民間企業は障害者手帳などのコピーを提出するなど、ちゃんと確認できるようにしていて、嘘をつけない状態。そして目標を達成できなければ罰則という形で1人につき月5万円を国に納付しなければいけない。達成できなければ社名を公表することもある。国は無理やりにでも障害者雇用を進めてきた。民間は努力してきた。もしくは罰金を払っていた。それの規範となるべき国がもっと厳しくやっていると思いきや、雇用した障害者数を報告するだけでいいし、罰則もない。障害者手帳のコピーなどもいらなかった。自己申告や健康診断をもとに認定して、水増しをしていた。そこに光が当たって調査したら3460人もいた。13省庁で障害者雇用の水増しが行われていて一番多いのが国税庁」と事の経緯とその問題点を解説した。

 すると髙田氏は「国税庁? 佐川さんのところでしょ。すごい数だね。なにこれ? 許していいの、こういうの。罰せられないんでしょ? 率先して正しいルールのもとでやらないといけない省庁が、なんの理由でインチキしてるの? 要は身障者の方々を使いたくないということ?」と多くの疑問を口にした。

 なおも横粂氏が「民間には雇用せよと言いながら、自分たちはそういう人たちにはできない仕事をしているという変な自負なのか、“雇えない”ということで、水増しをしていた。障害者手帳の確認もしなくていいから、糖尿病の人を障害者として人数に入れたりもしていた」と続けると髙田氏は「それは大問題でしょ。2020年にパラリンピックがあって、すごく力を入れているじゃない。みんなで支援しよう、盛り上げようってやっているのに、身障者や精神疾患のある方や知的障害者の方々に対してこういう扱いをしているということはダブルスタンダードでしょ。やっていることがチグハグ。デタラメじゃない。民間だけに押し付けるんじゃなく、国が先頭を切ってやらないと意味ない。これ、役人が何人いても省庁がいくつあっても意味がない」と憤りを見せた。

髙田延彦が女子体操・宮川紗江のパワハラ告発に独自見解

2018.09.04 Vol.Web Original

不祥事続きのスポーツ界のトップたちに通ずる共通の態度に疑問
 RIZINの髙田延彦統括本部長が元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏との番組「髙田横粂の世相談義」(FRESH!で月曜21時〜不定期配信中)で現在、スポーツ界を越え社会問題となっている女子体操の問題について独自の見解を示した。

 この問題は体操女子でリオ五輪代表の宮川紗江の速見佑斗コーチが宮川への暴力行為で無期限資格停止処分を受けたことがきっかけ。後日、宮川が会見し、速見氏の暴力行為を認めたうえで、処分の軽減を求め、なおかつ日本体操協会の塚原光男副会長と千恵子女子強化本部長の夫妻からのパワハラを告発したというもの。

 髙田氏は「最近こういうスポーツ界の不祥事が多い。どのケースも協会で権力を握っている人が告発された時の初動のアクションがまずくて自分で自分の首を絞めている。大きな組織を束ねているトップの人が全体を見渡すことができずに自分の保身に走っている。明日にもバレちゃうことをふっと言ってしまう。今回の塚原さんも“彼女の言っていることは全部ウソ”とかぽっと言っちゃう。あんなこと言ったらずっと突かれるよね。見識者であるはずのああいう方々が最初の段階でもっと全体を考えて、自分が今までやってきたこと、告発者が言っていることとかすべてを自分の中で消化して、なぜ最初のアクションを起こせないのか? 最初のアクションが全部ブーメランになって自分に返って来ている。そういうことがずっと続いている」と不祥事続きのスポーツ界のトップたちに通ずる共通の態度に疑問を投げかけた。

フォトセッション・パラ陸上【プロの瞬撮】

2018.09.04 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

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