スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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「福井しあわせ元気国体」開幕までカウントダウン! フェンシングの徳南堅太「総合優勝目指す」
29日に開幕が迫った第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」の記者発表会が20日、都内で行われ、開催県の福井代表として出場するフェンシングの徳南堅太が意気込みを語った。
フェンシングのサーブル日本代表 としてリオ五輪に出場した。「初出場でメダル獲得にはいたらなかったんですが、経験を踏まえて、2020年の東京オリンピックにつなげていきたい」とし、「(東京五輪は)日本中の皆さんだけなく世界中から注目を集める大会。自分が現役選手で自国開催でオリンピックを迎えられるのは本当に幸せなこと。そのチャンスを必ずものにしてメダル獲得を狙っていきたい」と意気込んだ。
今国体での目標は優勝。「フェンシング競技は総合開会式の翌日から始まるんですが、福井県チーム全体に勢いをつける意味でも、フェンシングでまず優勝して、天皇杯獲得というところを目標にしています」と力強く勝利宣言した。既にチームも「一致団結したところ」だといい、「天皇杯獲得は間違いない」と話した。
記者発表には、競泳女子のリオ五輪の金メダリストで国体出演経験も豊富な金藤理絵さんも出席。地元代表として2012年の「ぎふ清流国体」にも出場している。
「開催県の代表として国体に出られることは一生のうちであるかないか。そのなかで県を代表して国体に出られたことはいい経験ができました。それと、2012年にロンドン五輪の選考会に落ちてしまって水泳を続けようか悩んでもいたんですけど、国体があるからこそ、もう少ししっかり気持ちをいれて頑張らなければいけないと思いました」。
那須川天心vs堀口恭司戦は3分×3Rで延長1Rに決定【9・30 RIZIN】
ともに「来る者は拒まず」ですんなりOK
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが9月20日、東京都内で会見を開き、那須川天心vs堀口恭司戦のルールを発表した。
3分×3Rの通常のRIZINキックボクシングルールをベースに3Rで決着がつかなかった場合は1Rの延長をすることで両者が合意。延長ラウンドはそのラウンドだけの判定でマストシステムではないという。
グローブは6オンスのボクシンググローブでワンキャッチワンアタックありとなる。6オンスというのは通常のRIZINで行われるキックボクシングの試合にならったもの。
ルール決定に至る経緯に関しては榊原信行実行委員長は「互いに自信から来るものなのか、格闘家としての器の大きさなのか。ルールによって結果って大きく変わると思う。例えばグレイシーなどは試合前のルール交渉から戦いが始まっていた。グレイシーは少しでも自分たちが有利になるようにと、ルール交渉についてはシビアだった。でもこの2人は来る者は拒まず、という感じ。やると決めた以上はルールはどうあれ、自分は戦うだけ、というところにぶれはなかった。ルールもすんなり決まった」と話した。
RIZINの村田夏南子がInvicta FC本格参戦へ
海外の団体でチャンピオンになりたいという村田の夢を後押し
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが9月20日、東京都内で会見を開き、RIZINを主戦場に戦ってきた村田夏南子がInvicta FCに参戦することを改めて発表した。
榊原信之RIZIN実行委員長によるとこれは「Invictaでチャンピオンになって、そのベルトを持ってUFCに挑戦。そしてチャンピオンになる」という村田の夢を後押しするもの。村田はInvictaを主戦場にするが転籍というわけではなく、今後もRIZINへは参戦するという。
村田のInvictaでの最初の試合は12月に予定されている。
KIDさんの急逝に山本美憂が「勝って弟にいい報告をしたい」とコメント【9・30 RIZIN】
榊原氏「前向きに戦うことが弟への手向けになると思っているよう」
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが9月20日、東京都内で会見を開き、榊原信行実行委員長が18日にガンのため亡くなった山本“KID”徳郁さんについてコメントした。
会見ではまず「RIZIN.13」(9月30日、さいたまスーパーアリーナ)に参戦する山本美憂の「この度の事で皆様にご心配をお掛けしていますが、私、山本美憂は9月30日のRIZIN.13は予定通り出場いたします。もちろん勝って弟にいい報告をしたいと思いますので応援よろしくお願いします! 皆様、沢山の励ましのメッセージを頂き本当にありがとうございます!」というコメントが発表された。
続けて榊原氏は美憂の様子について「先ほども本人と電話で話をしたが、“戦いたくて戦いたくて、リングに上がりたくて最後までガンと戦った弟に捧げる試合として必ず勝つ。勝利を弟に届けたい”という思いでリングに上がることに関しては何のブレもなくトレーニングを始めている」と話した。そして「そうはいってもいろいろな葛藤の中でこのリングに上がる山本美憂に声援を送ってほしいし、我々としても彼女が厳しい状況の中でしっかりリングに上がれるようなサポートはしていきたい」などと話した。
また「本人は気丈だった。今は試合に集中することが、悲しみやいろいろなものに引きずられないためのいいバランスになっているのかなと思う。前向きに戦うことが弟への手向けになると思っているようだ。そういうことを会話の中から感じた」と美憂の心中をおもんぱかった
初の王者同士の対戦「リコシェvsダン」は乱入で反則決着【9・20 WWE NXT】
ダンのサブミッションとリコシェの空中戦で好試合を展開
WWE「NXT」(日本時間9月20日配信)で北米王者リコシェと英国王者ピート・ダンが両者の王座を賭けて対戦した。NXTで王者同士の直接対決が実現するのは今回が初めて。
試合はともに相手の実力の探り合いからスタート。そしてダンが得意のサブミッションでリコシェの左腕に集中攻撃。これで腕を痛めたリコシェだったが、トペ・スイシーダやシューティングスタープレスで反撃。両者譲らぬ攻防を見せるがリコシェがリバースフランケンシュタイナーを決めて勢いづくと、DDT、さらに雪崩式フランケンシュタイナーからのフェイスバスターでダンを追い詰める。
那須川天心が堀口戦「KIDさんに見てほしかった」【9・30 RIZIN】
9・30「RIZIN.13」で堀口恭司と世紀の一戦
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する那須川天心が9月19日、千葉のTEPPEN GYMで公開練習を行った。
那須川は今大会、昨年行われたバンタム級トーナメントを制した堀口恭司とキックルールで対戦する。
この日は3分間のミット打ちを披露したのだが、パンチの連打にミドルキックの速射砲、時折飛びヒザ蹴りを交えるなど多彩な打撃を披露。終了のブザーをオーバーしてミットを蹴り続けるなど、気迫のこもった練習を公開した。
練習後の会見では「前回のロッタン戦では追い込みすぎて当日までなかなか疲れが取れなかった。そういった経験から今回はキレとかスピードを重視している」と練習内容を微調整していることを明かした。そして「今回の試合に臨む期間で相当レベルアップしていることは感じている。普段の生活だったり食べ物のことも勉強している。そういう部分が生きてきたと思う」と話した。
アスカが「スーパー・ショーダウン」の前哨戦制す【9・18 WWE】
最後はアスカロックでビリー・ケイからタップ奪う
WWE「スマックダウン」(現地時間9月18日、オクラホマ州タルサ)で“女帝”アスカがアイコニックスのビリー・ケイとシングル戦で対戦した。
ナオミと共に入場したアスカは試合序盤からビリーに詰め寄って攻撃を仕掛ける。しかしセコンドのペイトン・ロイスの挑発に気を取られる間に背後からビリーに髪を引っ張られて攻撃を許してしまう。さらにアスカがヒップアタックを炸裂させると、お返しとばかりにビリーがビックブーツを炸裂。格下相手に手こずるアスカだったが、最後はエクスプロイダーを狙ったビリーをアスカロックで捕らえタップを奪い、勝利を収めた。
「スーパー・ショーダウン」(日本時間10月6日、WWEネットワークで生配信)ではアスカとナオミがタッグを組みアイコニックスと対戦する。
AJスタイルズとジョーが「スーパー・ショーダウン」で完全決着へ【9・18 WWE】
「ヘル・イン・ア・セル」の遺恨を引きずるジョーがAJ襲撃
WWE「スマックダウン」(現地時間9月18日、オクラホマ州タルサ)でAJスタイルズはアンドラデ“シエン”アルマスとノンタイトル戦で対戦。アルマスの猛攻に苦戦するも最後はジャックナイフ式エビ固めからスタイルズクラッシュを決めて3カウントを奪い勝利を収めた。
しかし、その直後、「ヘル・イン・ア・セル」での疑惑判定に納得のいかないサモア・ジョーが「もうお前は安全ではいられないぞ」と脅しながらAJを襲撃する。AJも負けじとジョーをスチール階段に叩きつけて反撃すると、ジョーは客席から撤退した。
AJとジョーは「スーパー・ショーダウン」(日本時間10月6日、WWEネットワークで生配信)でWWE王座を賭け再戦。この試合については「ヘル・イン・ア・セル」での疑惑判定を受けAJは「ノーカウントアウト、ノーDQ(反則裁定なし)のなんでもありで再戦する」と完全決着をつけることを宣言している。
中邑真輔に敗れた「ルセフ・デイ」が仲間割れ【9・18 WWE】
試合前から「ルセフ・デイ」は不穏なムード
WWE「スマックダウン」(現地時間9月18日、オクラホマ州タルサ)で中邑真輔がUS王座をかけルセフと対戦し、スクールボーイで3カウントを奪い、王座を防衛した。
試合前に「ルセフ・デイ」の片割れであるエイデン・イングリッシュの陰口がラナにバレて、不穏な空気の中で試合が始まる。
中邑はスピンキックや得意のヒザ攻撃をかわされ、ルセフの打撃に苦戦するも、エプロンでの攻防ではルセフの攻撃をサミングで回避。そしてコーナーからのジャンピングキンシャサを叩き込む。さらに2発目のキンシャサを繰り出した中邑だったが、ルセフはマチカキックで迎撃。
タイトル戦消滅の城戸康裕がスーパーファイトで参戦【11・3 K-1】
城戸はぼやきながらも「K’FESTA.2」でのタイトル戦に意欲
「K-1 WORLD GP」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の第2弾カード発表会見が9月18日、東京都内で開催。新たに4つのカードが発表された。
当初、王者・久保優太へ城戸康裕が挑戦するウェルター級タイトルマッチが内定していたのだが、久保が8月下旬に交通事故に遭いドクターストップがかかったため、城戸はスーパーファイトに出場。パプアニューギニア出身のジョナサン・トゥフとの対戦することとなった。
トゥフは2013年にWKFインターコンチネンタル王座を獲得し、今年のWMC I-1世界ムエタイ王座決定トーナメントでは準優勝。また2014年には身長差・体格差のある対戦相手を飛び回し蹴りで立ったまま失神させ、そのKOシーンが世界中で話題となった。
トゥフは主催者を通じて「パプアニューギニア出身のファイターとして、昔から夢見ていたK-1のリングに立てることに興奮している。日本のファンには俺のスピード感と爆発力を感じてほしい。俺の豪快なKOで日本のファンに興奮を届ける。城戸は経験豊富な選手だが、俺は城戸を完全に破壊する」とコメントした。
城戸はこの日、蜂窩織炎になった左足を引きずりながら会見に登場。
「まずは久保くんとタイトルマッチができなくて残念ですよね。そういう気持ちがデカいです。それに左足が蜂窩織炎になって、めっちゃ痛いし。事前に相手に左を蹴らないと言って(お互いに)左の蹴りなしでやりたい…」と苦笑い。
そして「今回、対戦相手が『バキバキの黒人』と言われて、送られてきた写真を見たらバキバキの黒人で“そのまんまじゃねえか!”ってことでビビってます(苦笑)。試合映像を見ても飛び回る系の感じだし、昆虫のような素早さがあって、得意じゃないというか、早く帰りたいというか…そんな感じです」と続けた。
タイトルマッチが流れたことについては「久保くんも被害者みたいなものなんで言ってもしょうがないかなと思うんですけど。僕も久保くんもタイトルマッチを期待していて、8月のKrush名古屋大会で久保くんと一緒になった時には“タイトルマッチやりましょう!”と話していた矢先のことだった」としつつ「これはもう久保くんに次の煽りVTRには絶対に出てもらわないといけないと思う」と異例の久保への煽りVTR出演オファーを示唆した。
今大会でのタイトルマッチが流れたことで、「K’FESTA.2」(2019年3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)でタイトルマッチが行われる可能性が出てきたことも確かで、そのことについて聞かれると「もしかしたらデカいところでタイトルマッチをやるために(11月は)こうなったのかなって感じですよね。『K’FESTA.2』でタイトルマッチができたらいいなと思います」と少しだけ笑顔をのぞかせた。

