シュートボクシング(SB)が6月2日、都内で「SHOOT BOXING 2025 act.3」(6月22日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見を開催した。
SBは今年が創立40周年で11月24日には国立代々木競技場第二体育館でSBが誇る「S-cup」と「GROUND ZERO」の2大ビッグマッチが同時開催される。
7年ぶりの開催となる「S-cup」はSBルールによる世界トーナメントで今回はフェザー級で開催される。この日はその査定試合となる山田虎矢太(シーザージム)vs 魁斗(立志會館)の一戦が発表された。
SB日本スーパーバンタム級(−55.0kg)王者の山田は階級を上げることを視野に昨年6月の森岡悠樹戦では56.5kg契約で試合を行いOFGマッチで1RTKO勝ち、10月の後楽園大会では57.5kg契約で内藤凌太に判定勝ち、12月には58.0kg契約でシッティチャイ・ソー・デチャパンに1RでKO勝ちを収めたものの、57.5kg契約で行われた今年2月の大会では川上叶にダウンを奪われたうえでの判定負けを喫している。今回は再起戦でもある。
SB日本フェザー級2位の魁斗は2023年にはRISEで元フェザー級王者の梅井泰成、現フェザー級王者の安本晴翔を連破している実力者。次戦で当時の門口佳佑に挑戦するも判定で敗れている。昨年は「ONE Friday Fights 68」に出場しラン・シャンテンに判定勝ちを収め、今年4月のSB後楽園大会ではギリシャのアンゲロス・ヤクミスにフルマークの判定勝ちを収めるなど安定した強さを見せている。
この対戦についてシュートボクシング協会のシーザー武志会長は「このカードはS-cupのカードでもおかしくない。いろいろな団体から参加したいという声が挙がっている。その前に同じシュートボクシング同士のトップの選手の試合を22日に持ってきたのはシュートボクシングとしては気合の入ったカードだと思っている。山田虎矢太は体はちょっと小さいですけど、本人はフェザー級でやりたいと言っている。対応できるだけのトレーニングをして臨んでほしい。これ1回落としたらもう終わりだという、そういう気持ちでやってほしい。魁斗にしても負けたら出られないかなというくらいのギリギリのところで、自分の選手生命をかけるぐらいの気持ちでやってほしい」と檄を飛ばした。