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アメフット悪質タックル問題で日大選手が監督とコーチの指示を詳細に明かす

2018.05.22 Vol.Web Original

「顔を出さないでの謝罪はありえない」と名乗っての会見
 アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の試合で、日大のDFの選手が関学大のQBの選手に悪質なタックルでケガを負わせた問題で、5月22日、日大の当該選手である宮川泰介選手が会見を開いた。

 宮川選手は20歳になったばかりではあったが、「顔を出さないでの謝罪はありえない」と顔を出し、名前を名乗っての会見となった。

 この問題では6日の試合以降、公の場に姿を見せていなかった日大の内田正人監督が19日にケガをした選手や保護者に直接会い、謝罪。監督辞任を表明したが、21日には被害を受けた選手の父親が会見を開き、被害届を出したことを発表した。

 会見は冒頭、代理人の弁護士が問題が起こった後の経緯を時系列で説明。ここに至るまでに大学本部からの事情聴取は行われたものの、アメリカンフットボール部からの事情聴取は行われていないことが明かされた。24日に再び出されるとされる内田監督の再回答までに事情聴取が行われる可能性が低いことからこの日の会見に至ったことが説明された。

 続けて宮川選手が陳述書を読み上げ、試合当日の行為に至る状況が語られた。

 陳述書では5月3日の実戦形式の練習でのプレーが悪かったことから練習を外され、監督から「試合に出さない。辞めてもいい」、井上コーチから「練習も試合も出さない」と言われたこと。翌日に監督から日本代表を辞退するように迫られたこと、理不尽な理由でコーチから叱責されたこと。そして試合前日に井上コーチから「監督に、お前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、相手のQBを1プレー目で潰せば出してやると言われた。“QBを潰しに行くんで僕を使ってください”と監督に言いに行け」「相手のQBがケガをして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」「これは本当にやらなくてはいけないぞ」と念を押され、頭を坊主にしてくることを指示されたことを明かした。

 そして迎えた試合当日、メンバー表に自分の名前がなかったことから、試合前の練習時に井上コーチに確認し「今行ってこい」と言われたことから、監督に直接「相手のQBを潰しに行くんで使ってください」と言いに行ったところ、そこで監督に「やらなきゃ意味ないよ」と言われたという。戻って、井上コーチに監督の言葉を伝え「リード(DLの本来のプレー)をしないでQBに突っ込みますよ」と確認すると、井上コーチは「思いっきり行ってこい」と言い、さらに試合前の整列の時に「できませんでしたじゃ、すまされないぞ。分かってるな」と念を押されたことを明かした。

ストロー級王者・猿田洋祐が2階級制覇へ本格始動【7・15修斗】

2018.05.22 Vol.Web Original

対するはフライ級世界ランカー田丸匠
 プロフェッショナル修斗公式戦(7月15日、東京・後楽園ホール)で世界ストロー級王者・猿田洋祐と世界フライ級5位の田丸匠の対戦が決まった。

 猿田は5月13日に行われたカルッツかわさき大会で世界ストロー級の初防衛に成功。かねてから公言している2階級制覇に向けて早くも始動することとなった。

 一方、田丸は昨年までプロ無敗で勝ち上がってきた新世代の旗手。しかし昨年6月に交通事故で前田吉朗戦を欠場し、10カ月ぶりの試合となった今年1月のライリー・ドゥトロ戦でプロ初黒星を喫してしまった。しかしこの敗戦を機に単身渡米し、MMAの本場・アメリカでトップファイターと肌を合わせる事で自身のレベルアップを図ってきた。

 勢いとキャリアで勝る猿田が一気に田丸を飲み込んでしまうのか、田丸がフライ級ランカーの意地を見せるのか。今後のタイトル戦線に大きな影響を与えるカードとなる。

 合わせて、加藤ケンジvs笹晋久、稲葉聡vs結城大樹、高橋孝徳vs野瀬翔平の3試合が発表された。

 加藤は現在3連勝で環太平洋ランキングにもランクインした注目のストライカー。対する笹は昨年のバンタム級新人王で、無敗の快進撃中。勝てばランクアップ、負ければランクアウトのサバイバルマッチとなる。

フィギュアスケート・宇野昌磨【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.05.22 Vol.web Original

笑顔の宇野昌磨。

アイスショーの撮影が決まってから狙っていた一枚。

いつもとは違う光の演出と楽しそうに滑る宇野選手に、
心を奪われながらシャッターを切った。

■カメラマンプロフィル
森田直樹
1993年、奈良県生まれ。
2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。
4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。
スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。

スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。

髙田延彦が悪質タックル問題で内田監督に「逃げてる」と辛辣発言

2018.05.22 Vol.Web Original

「選手が単独でやったのなら監督なりコーチが怒り狂っているはず」と指示を示唆
 RIZINの髙田延彦統括本部長が5月21日、日大アメフット部の選手の悪質なタックルで関西学院大学の選手が負傷した問題での内田正人監督の謝罪会見について「何を伝えたいのか、いったいどうしたいのか、どこに着地点を持っていきたいのかということが透けて見えるのが一番の問題。監督が反則を犯した選手に指示をしたんだったら、したと言えばいい。それだけのことなんだから。指示していないのなら、“していない”となぜ言えないのか。あるいは“申し訳ない。指示しました”。となぜ言えないのか」と疑問を呈した。そして24日までに内田氏が再回答をするということについて「煮え切らない、逃げてる。日大やアメフット部、自分の受ける傷や悪い評価を最小限に抑え込むための時間稼ぎ。でもそう都合よくはいかない」などと批判した。
 
 これは同日放送された髙田氏出演の番組『髙田横粂の世相談義』でコメントしたもの。同番組は、元総合格闘家の体育会系・髙田延彦氏と、東京大学法学部出身の文化系コメンテーター・横粂勝仁氏が「今現在、髙田延彦が気になっている時事ネタ」を徹底討論する生ワイドショー番組。

 髙田氏は映像を見た上での想像と断ったうえで「あれは一歩間違えば命に関わるタックル。本当にやっちゃいけないことをやったのなら、監督やコーチが吹っ飛んでいって怒鳴りつけるとか、そういう態度を取るはず。それはチームメートでも誰でも。でも、あの後も反則を重ねて退場になって戻ってくるときに、ねぎらうというか慰めているようにも見えた」と話した。重ねて「選手が単独でやったのなら“お前何してるんだ”と、監督なりコーチが怒り狂っているはずだし、謝罪会見でも、“話にならん”というはず。1年間の謹慎とか、なんらかの大きな罰則が彼に与えられないと話が通らない」と自らの指示について明言を避ける内田氏の会見の矛盾を指摘した。

海人が “切り合い”必至の壮絶マッチ出陣【6・10 SB】

2018.05.18 Vol.Web Original

相手のジャオウェハーはヒジで宍戸をKOの実力者
 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2018 act.3」(6月10日、東京・後楽園ホール)へ出場するSB日本スーパーライト級王者の海人の対戦相手がMAX MUAYTHAIスーパーライト級王者のジャオウェハー・シーリーラックジムとなることが5月18日、発表された。

 ジャオウェハーは2016年4月に宍戸大樹の引退試合の相手を務め、3Rに強烈なヒジ打ちで宍戸をKO。さらに昨年4月にはKNOCK OUTのリングでWBCムエタイ日本ウェルター級王者・健太と対戦。3Rに得意のヒジで切り裂いてTKO勝利を収めている。

 海人は現在6連勝中で、うち3試合はヒジによるカットでのTKO勝ち。

 ともにヒジの使い手とあって、壮絶な“切り合い”となることが予想される。

日本VS中国全面対抗戦、再び【7.22 Krush.90】

2018.05.18 Vol.web Original

 7月22日(土)に開催される「Krush.90」(東京・後楽園ホール)のカード発表が日18、都内の会場で行われた。

 今回発表されたのは「日本VS中国・7対7全面対抗戦」の5つのカード。昨年7月にも行われ大好評だったことから、今年も開催が決定。6人対6人から、今年は7人対7人の対抗戦となる。

 中国人選手は全員、武林風というイベントからの推薦選手で、今回出場する選手は全員初来日。中国国内から集められた選りすぐりの若いファイターがそろった。対する日本選手も激しい試合を見せるファイターが選抜された。

以下、対戦カードと日本人選手のコメント

岡崎慎司が代表復帰。好調、広島から青山敏弘が招集【サッカー日本代表】

2018.05.18 Vol.Web Original

本田圭佑、香川真司、岡崎慎司が揃って招集
 日本サッカー協会は5月18日、都内で会見を開き、「キリンチャレンジカップ 2018 日本代表vsガーナ代表」(5月30日、神奈川・日産スタジアム)の代表メンバー27人を発表した。

 この試合は「ワールドカップ(W杯)ロシア」のメンバー発表前の最後の試合となる。

 西野朗日本代表監督は会見の冒頭「14日にFIFAに提出した35名のラージリストから2名が選考できない状況となったので、33名の中から27名を選考した。リストを考えるにあたって、現在調子のいい選手、実績のある選手、将来に向けてポテンシャルの高い可能性のある選手など選考に関しての要素があった。現在トップコンディションではなかったりケガをしている選手もいるが、1カ月後に迫ったW杯に向け、6月19日(初戦のコロンビア戦)に最高のコンディションになるであろう選手たちを招集して、どういうチームができるのかという想像も働かせながら選手を選考した」などと今回の選考について話した。

 ビッグ3と言われ、日本代表を長く支えてきた本田圭佑、香川真司、岡崎慎司が揃って招集された。岡崎は昨年9月のアジア最終予選サウジアラビア戦以来8カ月ぶりの代表復帰。

 FWでは武藤嘉紀も昨年10月のハイチ戦以来の復帰を果たした。

 現在Jリーグで断トツのトップを走るサンフレッチェ広島のキャプテンを務めるMF青山敏弘が2015年3月以来、3年2カ月ぶりに代表復帰のサプライズもあった。

 ハリルホジッチ前監督のもとで、3月に行われた欧州遠征でゴールを決めた中島翔哉は招集されなかった。

 またハリルホジッチ体制では代表常連だった久保裕也は所属するヘントがベルギーリーグのプレーオフを戦っている最中ということで今回は招集されなかったが、追加招集の可能性はあるという。

車椅子バスケ・高橋直哉 -ベストショット-【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.05.18 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

KANAが延長の末、初防衛に成功【5・17 Krush.88】

2018.05.18 Vol.Web Original

タウンセンドがカウンターで最初にダウンを奪う
「Krush.88」(5月17日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush女子フライ級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨んだKANAは延長の末、3-0の判定で勝利を収めた。

 1Rからプレッシャーをかけアグレッシブな攻撃を見せるKANAに対し、タウンセンドは距離を取ってミドルキックを軸に試合を組み立てる。ラウンド中盤、パワーで勝るKANAがパンチを振るって前に出たところでタウンセンドが下がりながらもドンピシャのタイミングでカウンターの右フック。KANAがまさかのダウンを喫してしまう。ほとんどダメージのないKANAはすぐに立ち上がり怒涛の反撃を見せるが、タウンセンドは前蹴りで距離を取って、KANAを中に入れさせない。

RIZIN榊原氏が「浅倉カンナvsRENA、予定調和にはしたくない」

2018.05.16 Vol.Web Original

「7月27日での対戦はありうる」としつつ「タイトルマッチ」報道は否定
 RIZINの榊原信行実行委員長は5月16日に行われた「RIZIN.11」(7月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の会見後の囲み取材で浅倉カンナとRENAの対戦について言及した。

 榊原氏は「7月27日での対戦はありうる。これからの調整次第。対戦が7月に実現しても、それをスーパーアトム級のタイトルマッチにするということは言っていない」と一部の報道を訂正したうえで「現在、浜崎朱加、山本美憂、石岡沙織、黒部三奈、アリーシャ・ガルシアといった選手が集まってきているなかで、将来的にチャンピオンベルトを制定することがあってもいい。その中で浅倉カンナvs RENAというカードがある可能性もある。それがいつのタイミングなのか、タイトル戦になることもあるかもしれない。そんなことを言っているうちに浜崎が活躍するようになれば一気に図式も変わるだろうし」などと話したうえで、「関係各位と相談して成立させたい」というスタンスを見せた。ただ「これから何試合か挟んで大晦日で、という予定調和にはしたくない」とも付け加えた。

 また浅倉に関しては「GPに優勝した浅倉カンナはリスペクトに値するが、(五輪の)金メダリストだって、金メダルを取った瞬間から“次”が求められるもの。チャンピオンは常に追いかけられるもの。女王である以上は強くあってほしい。RIZINの女王であるなら、いつ何時誰の挑戦でも迷わず受けてほしい、という思いはある。どんなスポーツでもチャンピオンになった喜びとか優越感には浸っていられない。それはかわいそうだと思うが。何度勝っても次が求められるのが王者の宿命。その宿命を浅倉カンナには感じてほしい。強い言葉にはなってしまうが、まだ20歳でそれができる選手だから」などと話した。

 また堀口恭司と那須川天心が出場する「RIZIN キック WORLD GP 2018」(仮称)については「キックのトーナメントをやるつもりは全くない。胴着を着て空手家が出てきてもいいし、散打のチャンピオンが出てきてもいい。立ち技世界最強を決めるトーナメントというスケール感でファンが納得するような8人を揃えたい」などと話した。

堀口恭司が修斗2階級世界王者・扇久保博正と5年ぶりの再戦【7・29 RIZIN.11】

2018.05.16 Vol.Web Original

5年前は堀口が一本勝ちで修斗世界フェザー級王座を奪取
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが5月16日、都内で会見を開き「RIZIN.11」(7月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で堀口恭司と扇久保博正が対戦することを発表した。

 扇久保は現修斗世界フライ級王者。2012年には世界フェザー級王座にも輝いており、修斗史上2人目の2階級で世界のベルトを巻いた選手。

 堀口とは2013年にそのフェザー級のベルトをかけて対戦し、2Rにスリーパーホールドで敗れベルトを奪われるという因縁がある。

 その後、扇久保は2014年には「VTJフライ級トーナメント」で優勝。2016年にはUFCへの登竜門であるリアリティー番組「TUFシーズン 24」に参加。同番組は優勝すれば時のUFCフライ級王者デメトリアス・ジョンソンへの挑戦権に直結するコンセプトで行われ、当時フライ級の3位だった堀口との対戦も現実的な話となるところだったが、惜しくも決勝で敗れチャンスを逃している。いわば今回は5年越しの悲願がかなった形となった。

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