格闘家イケメンファイル Vol.11 魔裟斗の遺伝子を継ぐ男 左右田泰臣(そうだ やすおみ)

撮影・神谷渚

 落ち着いた物腰に、癒し系笑顔。格闘家というより、今時のサッカー選手のようだと思っていると、小さいころは筋金入りのサッカー小僧だったことを告白。


「格闘家になることも、ましてやプロになるつもりは全然ありませんでした。小中高とずっとサッカーをやっていて、高校3年の夏に引退した時に、体力作りのために何か別のスポーツをやろうと思ってジムに入ったぐらいですから。このジムを選んだのも、近くて学校帰りに通いやすかったから(笑)。でも、1度見学に来た時に、すごく丁寧に教えてくれて、それがすごくいいなと思って決めました。それまで格闘技はやっていませんでしたし、小学校のころから新日本プロレスが好きで、ずっと見ていたぐらいです。プロレスをやるっていう発想? それはなかったな(笑)。実際ジムに通い始めて練習してみると想像以上に楽しくて。それでもまだプロへとは考えていなかった。ただ、このジムでプロになるには、アマチュアの大会の1番上のクラスで3勝するっていう条件があって、普通に試合に出ていたら、その条件に近づいてきたので、せっかくなら挑戦してみようかなと。天才肌? とんでもないです。趣味でやっていただけで、最初はセンスなかったと思いますよ。でも単純にジムにいることが楽しかった」


 最初からプロを目指しているわけではなかったと言いながらも、入門からわずか2年でプロデビューしたというのだから、そこには人一倍の努力もあった。


「この世界は、小さいころから空手やレスリングをやっていた選手が多いので、僕は珍しいほうだと思います。でも、その分練習量で埋めていますので、それはまったく気になりません。練習大好きですし、今はキックボクシング中心の生活で、自分のジムでの練習以外にも、ほかのジムに行って練習したり、筋トレしたり、すべての時間をキックボクシングに使っています」


 そんな左右田の趣味とは…?


「食べ歩きと銭湯です(笑)。もう、食べることが大好きなんですよ。今住んでいる街はもちろん、どこかに出かけるときは、その街の情報をインターネットで調べて、おいしいものを食べに行く。食べていることに生きがいを感じています(笑)。魚介類が苦手なので、肉とかラーメンとか。オススメ? ジムの近くにある徳島ラーメンのお店サンチャ フカミ(NOODLE&BAR SANCHA FUKAMI)っていうお店はおいしいです。お店の方も応援してくださって、試合で勝ったらご馳走してくれるし(笑)。銭湯巡りは仲間と銭湯マップ持ってスタンプラリーみたいな感じで、いろいろ回っています。この辺だとおすすめは、池尻大橋の文化浴泉ですね。水風呂が冷たくて、きれいなのが、銭湯選びのポイントです(笑)」


 11月3日に迫ったK−1 WORLD GP 2014〜 −65kg初代王座決定トーナメント〜の1回戦で木村“フィリップ”ミノルと対戦する。


「トーナメントは初めての経験で、未知の世界。だから集中を切らさないということが一番大事だと思っています。1試合目勝てば、そのまま勢いで行けると思うので、それを信じて1試合目の事しか考えずにやります。相手の木村選手は20歳そこそこなのに、すごく強い選手。風貌も堂々としているし(笑)。自分とは違うタイプの選手ですが、お互いにパンチを得意としているので、おもしろい試合になると思います。また、今回のトーナメントではそれぞれタイプが違うメンバーがそろっているので、この階級の試合としては、見所が多く素晴らしい大会になると思います。ぜひ、会場に足を運んで、ストレスを発散する気持ちで、楽しんで見てもらえたらと思います」



左右田泰臣(そうだ やすおみ)
1988年6月8日生まれ、東京都出身。2009年4月26日、「R.I.S.E. 54 −RISING ROOKIES CUP−」でプロデビュー、1RKO勝ちで白星デビューを飾った。同年10月、「RISE 59」のRISING ROOKIES CUP 65kg級決勝戦で堀篤史と対戦し、3-0の判定勝ちを収め優勝。65kg級の新人王に。2013年3月、「RISE92」でチャンピオン・吉本と対戦。判定の末、勝利を収めRISEスーパーライト級(−65.0kg)の第2代王座に輝く。11月3日(月・祝)には、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる「K-1 WORLD GP 2014〜−65kg初代王座決定トーナメント〜」に出場。1回戦で木村“フィリップ”ミノルと対戦する。シルバーウルフ所属。
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