1964年の渋谷に欽ちゃんが「もう見られないと思っていたものが見られて懐かしい」

3DVR体験中の欽ちゃん(右から2番目)。東急文化会館を眺める
欽ちゃん「看板にカタカナが多いね」 長谷部区長「覚えている方から聞く話と重なる」

 この日の会見には第1号特別賛助会員の萩本欽一と渋谷区の長谷部健区長が登壇。実際に3DVRを体験した。

 VR機器を装着した萩本は「これが1964年の渋谷? ああ…。看板にカタカナが多いね…。映画の看板がある。なんて書いてあるんだろう?」などと1964年の渋谷の風景に懐かし気。そして「(長谷部氏は)渋谷の生まれだっていうから懐かしくて泣くかもしれないね」と長谷部氏にバトンタッチ。

 長谷部氏も「この間壊してしまったんですが、この右手に集合住宅で1番古いアパートがあったはず。これ、のんべい横丁ですよね。東急プラザ? 建設中ですか」などとこちらも昔の渋谷を堪能した。

 萩本が改めて「見ようと思っても見られないと思っていたものが見られた。この時代に渋谷に住んでいたものですから、ちょっと懐かしい」と感想を漏らすと、土屋氏は「コント55号が3人組だった時代ですね」とこちらも懐かし気。長谷部氏は萩本に「また(渋谷に)戻ってきてください」と呼び掛けた。

 また長谷部氏は「僕は72年生まれなので、これは生まれる前の渋谷。昔、川があった時代。ちょうど暗渠になりだしたころだと思う。覚えている皆さんからいろいろ聞く話と重なる気がします。覚えていなくても楽しいので、覚えている方々にとっては本当に楽しいものだと思う」と話した。