尾州テキスタイルを身近に感じるワークショップが開催


 尾州テキスタイルのファッション性を発信し、ファッションの街・渋谷で尾州テキスタイルを楽しんでもらおうと、2016年から始まった「渋谷おみやげプロフェクト」。これまで、同プロジェクト限定オリジナルグッズの開発、ツイードランとのコラボ、カフェイベントなどを実施。その第三弾として、「尾州テキスタイル」に実際に触れ、自分らしい春のファッションを作り出していく「尾州ファッションワークショップ」が8日、渋谷の「FabCafe Tokyo(ファブカフェ東京)」で開催された。イベントでは一宮市の中伝毛織の中島君浩 副社長が尾州テキスタイルについての講演を、ハッピープリンター・杉原彩子クリエイティブディレクターが、ワークショップを行った。

 中島氏はイベントに集まった服飾系専門学校生に向け、海外のデザイナーとコラボしたパリコレやニューヨークコレクションの写真を見せながら尾州テキスタイルの特長を説明。テキスタイルとデザインについて、また尾州テキスタイルと海外有名ブランドの関係など、普段は聞けないような話で会場を楽しませた。また、テキスタイルのリサイクルについて触れると「リサイクルされたものは、何になるんですか?」と質問が飛ぶなど、熱心な参加者たちの姿勢に中島氏も手ごたえを感じていたよう。

 最後にアパレル業界を目指す参加者たちに「今はデザインだけではなく、テキスタイルもパターンも分かる人が求められている。何かひとつだけではなく、全部が分かる人はそれだけで強みになりますので、頑張ってください」とエールを送った。講演終了後も、中島氏の元に集まり質問や感想を述べるなど、参加者にとっては刺激的なイベントになったようだ。

 杉原氏によるワークショップでは、中伝毛織提供の生地を使った小物の制作。生地をあらかじめカットしてきたアクリルに貼り、ブローチやピアス、指輪などを作った。そこは服飾系専門学校生だけに、ニコイチのピアスやイヤリングも、生地の色味やアクリルの形をアシンメトリーにするなど、オリジナリティーあふれる個性的な作品に仕上げていく。杉原氏も「そのアイデアすごい!」と参加者たちの感性に驚いていた。

参加者の感想



◆ウールをリサイクルして再び生地にしていることを初めて知りました。とても勉強になりましたし、聞いていて楽しかったです。またKOCHE等とコラボして作られた服も、全ての生地、形、パーツにこだわりがあり、尾州ならではのポイントもあってとても有難く見させていただきました。
◇学校でエシカル消費について学ぶ機会があったので身近に感じられました。
◆実際に無印良品で取り扱いしているものの再生ウールの工程やパリコレクションに出品した物を見られてよかったです。

◇尾州テキスタイルについては初めて知りましたが、生地へのこだわりやデザイン自体の美しさ、機能などをみて、とても興味を持ちました。今後、自分でも調べてみようかなと思いました。
◆学生に向けたインターンシップの受け入れをしてくださる機屋さんの情報が知りたいです。
◇実際、映像や体験を交えて説明して頂いて、更に生地も触れてわかりやすく楽しかったです。ありがとうございました。
◆尾州テキスタイルについて学ばせていただき、とれも勉強になりました。アクセサリー作りも楽しかったです。