平成ノブシコブシが平成振り返る「テレビは宝箱だった」



 平成ノブシコブシが19日、都内で行われた「タイムスリップTVer(ティーバー)」のPR発表会に出席し、平成をテレビ番組で振り返った。

 民放公式テレビポータル「TVer」の企画で、5月1日の改元を前に、平成を彩ったドラマやバラエティ、アニメなど人気番組を期間限定で続々配信するもの。平成を代表する芸人として登場した2人は、スマホでメニューを繰りながら『101回目のプロポーズ』『GTO』などのタイトルに大きな声をあげ、思い出のシーンを軽く再現したりしながら語り、大興奮。なかでも『電波少年』は「伝説の番組だった」とし、吉村崇は「ワクワクした! テレビは宝箱だった」と話した。

 コンビ名はもちろん、平成とともに歩んできた2人。

 吉村は、“平成”は「とんでもない伝説的な番組が増えてバラエティーがすごい豊か、かつ波のあった時代だと思う。めちゃくちゃいい時代だった」とし、「平成が好きなんですよ! 平成って振り返ったらすごい数の芸人がいる。たけしさんもさんまさんもまだいるし、若手もいるから、歴史上で一番数が揃っているんじゃないかなと思います」。

 徳井健太は、「昭和を生きた人たちがすごい昭和いいっていうから、ちょっとうらやましくはありましたけど、僕らは僕らで楽しかった。次の新しい時代の人は平成うらやましいなあと思うんですけど、その時代に生きれて良かった」と、語った。


コンビ名に“平成”使えなくなる……かも?で「大慌て」

 イベント終了後の取材で2人はコンビ名を変更しなければならなくなるかもと不安を漏らした。

 改元を控え、特許庁は1月30日、新旧の元号を商標登録できないように商標審査基準を改定。それが改定以前にも遡って「平成ノブシコブシ」にも降りかかってくるのではないかと危惧しているという。「何だったら、昭和のいる・こいる師匠もダメになるかもしれない。だから大慌てなんです、我々」と吉村。

 ただ、「今のところは、電話がかかってきていない」と、徳井。吉村は「逃げ切れるかなと思っている」と話した。

それぞれ新元号を予想! 吉村は「1回横文字でも……」と「Crystal」。徳井は「栄愛(エイアイ)」で「平成が終わると本当にコンピューター時代になって、AIの時代になる。それを日本語っぽくするのでは」と説明

コンビ名に元号「漫才うまいと思われる」

 イベント終了後の取材では、後輩芸人の「プリマ旦那」が新元号を名前に付けようとしていることが話題に。吉村は「新元号をつけられるのかなというところがあると思うんですけど、もしクリアしたのなら。……ただ、すごく時代を背負った感じがでてしまうと思う」。すると徳井も「俺らの時は冗談というか、なんだよそれ”って許されたところはあるんだけど、次はそういかないと思う」と、コメント。

 吉村はさらに「漫才が上手いと思われる。昭和のいる・こいる師匠がいるので、漫才にこだわっているんだろうなみたいなのがある」と付け加えたが、徳井は「それは、俺らがいるから大丈夫」。

スペースを贅沢に使った会見「これが平成の距離感!」と、平成ノブシコブシの2人