中川悠介「“カワイイ”をもう一度きちんと定義づける事が大事」【BEYOND 2020 NEXT FORUM】

今、考えるべき「2020年の、その先」


 去る2月26日、オリンピック・パラリンピックが開催される2020年以降の日本をもっと面白くしていくために、“話す、繋がる、動き出すフォーラム”を提唱する「BEYOND 2020 NEXT FORUM〜日本を元気に!JAPAN MOVE UP!キックオフイベント」が開催された。登壇したアソビシステム株式会社代表取締役・中川悠介氏は、「2020年以降も残るコンテンツを創りたい」と語る。日本のポップカルチャーを牽引してきた同社が目指すところは。ヘッドライン代表取締役社長・一木広治氏が話を聞いた。
中川悠介(アソビシステム株式会社代表取締役社長)
一木:日本独自の文化である“HARAJUKU CULTURE”から、世界にエンターテインメントを発信している御社は2020年以降、日本を元気にするためにどのようなプランを考えていますか?

中川:2月にグラミー賞の表彰式に行ってきて、いくつかの向こうのエージェントと会ってきたんです。そこで話を聞くと、アメリカンアーティストたちも、みんな2020年に何かをしたいと言っているんですね。そこで2020年はすごく注目されているというのは分かるんですが、ただそこがゴールになっちゃいそうで怖いなという気もしました。

一木:2020年以降については話がでないと。

中川:インバウンドにしても、2020年までだけじゃないと思うんです。今はホテルなども2020年目掛けて、あれこれやっていますが、僕たちはその先に続くもの、その先に残れるものを目指さなければいけない。日本人が作り出す素晴らしいコンテンツを、2020年以降も残すことを考えたいと思いますよね。僕たちのようにエンターテインメントを発信しているところは特に、ここはゴールじゃなくて、その後も残せるコンテンツを創っていきたいなという思いはあります。

一木:そうですね。オリンピック・パラリンピックが終わったら、2025年には大阪万博も控えている。万博はオリンピックより長く、180日間もやるわけですし、世界へのプレゼンテーションの場でもありますよね。

中川:そうなんです。うちは万博には毎回参加していて、上海万博でも日本産業館でステージをやったり、ミラノ万博でもきゃりー(ぱみゅぱみゅ)のライブをしたりしたんです。ですから、万博の大きさはすごく分かっているので、コンテンツですよね。日本が見られているコンテンツをどうするか。日本のポップカルチャーを2025年にどう発信するか。今まさにそれを考えているところです。
一木:どういう方向性で考えているんですか?

中川:実は自分たちが過ごしてきたカルチャーの中の“カワイイ”にちょっと飽きてきた感じがあったんです。これまで“カワイイ”という言葉でやろうという事でやってきたけど、どんどんいろんなものが増えてきて、自分たち自身が飽きてきた。原宿を離れようかな…と思ったほど、いろいろな事を考えてしまった。しかし、やっぱりそこはきちんと定義づける事が大事だなという方向になっている。今は、自分たちが“カワイイ”をもう一度きちんと定義づける事が大事だと思っているところです」
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