松山ケンイチ、早乙女太一と堺雅人に「ムラムラする」



 構想から6年を経ての完成に、今石監督も「もうできないんじゃないかと思った」と感慨深げ。堺は「試写に伺ったら、スタッフの方たちが“やっとできたね、本当にできたね”とおっしゃっていたので、どれだけ大変だったのだ、と。アフレコから1年経っていたのですっかり出来たものだと思っていたんですが、本当に直前までこだわって作った作品だと思います」と監督とスタッフをたたえた。

 一方、監督と中島も豪華キャスティングが実現したことに「ヒャッホーな感じ」と相好を崩す。主人公の熱血青年ガロを演じた松山は「かずきさんが書いてくれる僕の役は大体バカなんですね。ただ、僕は『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』が大好きで勇気をもらっていたので、バカをやるにしても、いい意味での熱さやバカ加減をお客さんに届けないと、と思っていました」。ガロと対峙するテロリストのリーダー・リオを演じる早乙女は「僕も、かずきさんが書いてくれる役は大体ネクラで何かを背負っている感じなので、その感じが出ればいいな、と」と振り返った。