不可思「格闘技でワクワクできることを探していきたい」


「REBELS、RISE、KNOCK OUTでベルトを獲って、“これでK-1のベルトも獲ったら、そんな奴は1人もいないし、他の誰にも、武尊にもできない、自分にしかできないことだ”というのがK-1参戦の決め手です。今は試合に向けてワクワクがどんどん高まっている状態。K-1の65kgという階級で僕を軸にしたストーリーをみんなが想像するようなアツい試合をしたいです。K-1に新しい波を起こしたいですね」

「KNOCK OUTのベルトを獲った後は、リスクを抑えて戦うことも大事だと考えすぎてしまって。周りからも“迷いがある”と言われたり、それがお客さんにも伝わってしまっている気もして。試合の時は余計なことは考えないで思い切りぶつけているだけだったのに、それが単純に楽しくないし、試合にアツさがなくなってしまった。一周回ってと言うのか、考えなきゃいけないと思ってやったことには手応えはあったけど、どこかで逆にマイナスになってしまって。これは選手によるとは思うのですが、僕にとっては、これまでに獲得してきたものは捨てて本能に任せて思い切り楽しんでやることが一番いいパフォーマンスにつながるし、お客さんにとっても“楽しい”と思える試合を見せられる。最近そういう大事なことに気づくことができました。一回、自分の原点というか、始めた頃の気持ちに戻ってみることが必要なんじゃないかなと思って」