[新生活]同棲・ルームシェアのはじめ方 物件選びや間取り、お金の支払基準は? 先輩に聞いてみた

恋人、兄弟、友達……暮らす人との協力は必須

家賃や食費の支払い方



 家賃や光熱費の支払いに関してや共通のお財布については、その人たちの関係性や年収の差によってそれぞれ大きく変わってくるよう。

「美容師仲間とのルームシェアなので、家賃から光熱費、食費までしっかり割り勘します。家賃分は契約者の私の口座に前振り込みしてもらって、光熱費や食費はその時々で気づいた方が払い、領収書やレシートを取っておいて、月末にしっかり計算。差額分は電子マネーなどでその場支払いして、”後で払う”を忘れないようにしています(26歳・美容師)」

「恋人との同棲なので、年収の差を考えて6:4で共通の口座にお金を入れています。家賃や光熱費、食費などは全部共通の口座から支払う前提で、多めの額を入れて余った分は貯金にまわしています。貯金できたお金でゲームや新しい家具を買うのを楽しみに、食費など節約しています(28歳・編集者)」

「恋人とのお金勘定は細かくやりたくない派なので、僕は家賃を毎月払って、それ以外の食費や光熱費を彼女に払ってもらっています(27歳・IT営業)」

友人同士でのルームシェアなら、対等な金額を仕払うためのルール作りが必要そう。恋人との同棲の場合、年収の差によって「男性が多めに払うパターン」と「だいたい割り勘にするパターン」とで意見が別れました。共通の口座とクレジットを作って、そこからやりくりする場合は日々のストレスがなさそうですが、残高不足にならないように注意が必要そう。

同棲・ルームシェアを始める前にしっかり話し合うのが大事



お金の問題は不具合やケンカも生みやすいので、物件を探す前に支払のやり方や、月に使えるお金の上限などを報告し合っておくのが無難。物件探しに気を取られて、家事の分担や仕払いの分担など、細かいところを後伸ばしにしてしまいがちだが、疑問を残したまま住むところを決めてしまうと後戻りできないので、生活のルールは物件を探すより先に決めておくことが重要だ。


(取材と文・ミクニシオリ)
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