大阪・登美丘高が貫禄のダンスでリベンジ達成! 第8回全国高等学校ダンス部選手権

 全国の高校ダンス部が集まり、その頂点を決める「DANCE CLUB CHAMPIONSHIP 第8回全国高等学校ダンス部選手権」の決勝大会が1日、オンラインで開催された。一般部門は審査員による審査とオーディエンス審査ともに大阪府立登美丘高等学校が1位を奪取、今年特別に設けられた少人数部門では審査員による審査で上宮高等学校が優勝に輝き、2021年の大会へのシード権を手にした。
 
 大阪府立登美丘高等学校は審査員を喜ばせ、オーディエンスから圧倒的な支持を集めて優勝した。社会現象にもなったバブリーダンスを筆頭としたエンターテインメント性の強い作品で知られるが、今年はサザンオールスターズの『エロティカ・セブン』に載せて、部員一人ひとりが炎になっているような作品「燃愛(めろめろめーろ)」で勝負した。

 優勝した大阪府立登美丘高等学校は「去年優勝を逃して、今年はリベンジするためにやってきたので結果をしっかり残すことができたのがうれしい。たくさんの人に作品を見ていただくことができて本当にうれしく思っています。支えてくださった方々がいるおかげで優勝があります。本当にたくさんの方に応援していただきました。まずは顧問の先生に(優勝を)伝えたいです」と、喜んだ。

 今年も審査員を務めたテリー伊藤は「登美丘高は登美丘高にしかできないダンスを創作したと思う。よその学校にはマネできない独自の作品を作っていて、それを後輩たちが継承し、さらにパワーアップしている。今後もさらに登美丘高らしいダンスを作っていってほしい」とエールを送った。

 新型コロナウイルスの影響で大会への参加はもちろん、ダンスの練習もままならない状況のなかで、大会には全国から239チームがエントリー。動画による審査を経て、決勝大会には46校がエントリーした。
大会の結果は以下の通り、

●一般部門
<審査員による審査>
1位:大阪府立登美丘高等学校「燃愛(めろめろめーろ)」
2位:鎮西高等学校「白日(はくじつ)」
3位:三重高等学校「進研(しんけん)」

<オーディエンス審査>
1位:大阪府立登美丘高等学校「燃愛(めろめろめーろ)」
2位:帝塚山学院高等学校「闘禍(とうか)」
3位:同志社香里高等学校「黎明(れいめい)」

●少人数部門
<審査員による審査>
1位:上宮高等学校「一心(ユナイト)」
2位:埼玉県立杉戸高等学校「功夫(ウータン)」
3位:西武学園文理高等学校「平和(ガールウィズバルーン)」

<オーディエンス審査>
1位:仙台城南高等学校「不羈(ふき)」
2位:西武学園文理高等学校「平和(ガールウィズバルーン)」
3位:埼玉県立杉戸高等学校「功夫(ウータン)」


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