日本青年会議所「TOYP2021」でサーキュラーエコノミーの普及と実践が評価された安居昭博氏がグランプリ受賞

(撮影・蔦野裕)

今年は過去最多の405名がエントリー

 35回目となる今年は過去最多の405名がエントリー。20名のファイナリストは、TOYP委員会メンバーの投票による一次選考、全国各地の青年会議所の理事長と一般を含む7000名超のウェブ投票による二次選考を経て選ばれた。

 最終選考会の選考委員は、次世代の人材育成を行っている一木広治氏、参議院議員の今井絵理子氏、参議院議員の音喜多駿氏、NewsPicks StdiosのCEOの金泉駿輔氏、TOYP受賞者で京都で飲食店「佰食屋」を経営する中村朱美氏、同じく過去受賞者で全国で次世代リーダーを育成する活動を展開するひろおか政幸氏、産婦人科医の丸田佳奈氏、オリンピアンでタレント、スポーツ解説者の宮下純一氏、新しい働き方や組織作りを模索・提案する若新雄純氏(五十音順)が務めた。

「第35回青年版国民栄誉賞 TOYP(The Outstanding Young Persons)2021」各賞の受賞者(敬称略)
◆グランプリ「内閣総理大臣奨励賞」
安居昭博(サーキュラーエコノミーの普及と実践)

◆準グランプリ「環境大臣奨励賞」「Rethink PROJECT賞」
奥田真司(「非食用米」を活用したバイオマスプラスチックの製造と普及)
◆準グランプリ「農林水産大臣奨励賞」「NHK会長賞」
金城立磨(駆除されたサメ皮を使った革製品の製作販売)

◆衆議院議長賞
間瀬雅介(海洋プラスティックリサイクルによる製品の開発事業)

◆全国知事会会長賞
松本達弥(静岡県袋井市で耕作放棄地を活用してのオリーブの栽培)

◆文部科学大臣賞
伊牟田雅子(オリジナル学習カリキュラムによるキッズプログラミング教室の運営)

◆総務大臣賞
田中麻莉絵(ヘルプマークの導入啓発活動)

◆厚生労働大臣賞
高橋大和(不遇な過去や家庭環境により心を閉ざした若者の就労支援)

◆外務大臣奨励賞
徐亜斗香(国内・途上国での子供たちの教育支援)

◆経済産業大臣奨励賞 日本商工会議所会頭賞
稲川貴大(宇宙開発技術者。ロケットの開発・製造・打ち上げサービス)


◆会頭特別賞
大久保夏斗(日本市場における草ストローの普及活動)

北貴之(被災地で復興支援を通してのSDGsにつながる活動)

さくらまや(10歳で史上最年少の演歌歌手としてデビュー。自信の経験を生かしての地域活性に尽力)

椎木里佳(女子高生社長として活躍。日本の若者や女性の起業家を増やし、世界を舞台に活躍するロールモデルに)

じゃんけんマン(じゃんけんにより地域を盛り上げ、子どもたちの心をつかみ、寄り添いながら活動)

城宝薫(サステナブルツーリズムと地域観光商品の開発により地域創生に尽力)

樋口亜希(日本で不足している子供のグローバルな体験の提供。働く女性の活躍のために「お迎えシスター」を運営)

吉田実代(シングルマザーで子育てをするかたわら、プロボクサーとして活躍。WBO女子世界スーパーフライ級王者)

靑島えりか(障がいの有無にかかわらず、自ら挑戦し活躍できるモデル事務所の経営)
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