【東京五輪】開会式開始後も国立競技場付近での五輪反対デモは続いた

デモ隊と警官が対峙

森前会長、佐々木ディレクター、小山田圭吾氏…打ち止めと思いきや…

 そんな中、7月14日に開閉会式のプロデュースチームとクリエーティブチームの一部メンバーが発表された際、ミュージシャンの小山田圭吾氏の名前があったことから、小山田氏がかつて雑誌のインタビューで過去に同級生の障がい者をいじめていたことを語っていたことがSNS等で広まり炎上。

 小山田氏は謝罪文を出し、組織委は武藤敏郎事務総長が「現時点で反省をして倫理観を持って行動したいと言っている」と小山田氏を続投させる意思を示したが、世間の非難の声は高まる一方で、19日に小山田氏が辞任することに。組織委の橋本聖子会長も20日の会見で謝罪した。

 今年2月の森喜朗会長(当時)の女性蔑視発言による辞任、3月の佐々木宏クリエーティブディレクターの渡辺直美さんへの侮辱発言発覚による辞任と続いた東京五輪のご難もこれで打ち止めと思いきや、開会式前日にクリエーティブチームのショーディレクターを務める小林賢太郎氏が芸人時代の過去のコントでホロコーストを揶揄する台詞があったとして、ユダヤ人権団体が抗議。小山田氏の件で後手を踏んだ組織委はすぐに小林氏を解任。小林氏も組織委を通じ謝罪した。ここで浮上したのが開会式はどうするのかという問題。