『東京エキマチ キラピカ作戦』2年ぶりに実施 1000人超のワーカーが清掃活動 東京駅周辺の風物詩

東京駅周辺がキラピカに!

 東京駅周辺エリアで働く人たちが集まって合同で清掃活動を行う『東京エキマチ キラピカ作戦』が25日に実施された。

 通算14回目の開催だが、コロナ禍で大規模清掃活動が行われるのは2年ぶり。この日は、JR東京駅のスタッフをはじめ、丸の内、八重洲、日本橋、京橋といった「東京エキマチ」エリアから、108の企業・団体から1031人が参加。人数は取り組みが始まってから最多となった。

東京駅丸の内広場にずらっと! 参加者はこれまでのなかで最多となった

 午前8時過ぎに丸の内広場で行われた開会式には参加者が集合。挨拶に立った、大手町・丸の内・有楽町エリアを主催する特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)の大谷典之事務局長は「リアルのイベントっていいですね。久々に会った同僚の方であったり、同じエリアで仕事をされていた方とか、偶発的な出会いもあるかもしれません。清掃活動をしつつ、ちょっとした触れ合いや会話を楽しんで」と笑顔で送り出した。

 参加者は、東京駅を中心とした東京ステーションシティ、丸ビル・新丸ビル周辺、八重洲・日本橋・京橋エリアの3つのエリアに散らばり、手分けして清掃。大きなゴミ袋を手に紙ごみや空き缶、落ち葉などを植え込みに入ってまで拾い集めたり、太陽がじりじりと照り付けるなか行幸通りをデッキブラシでゴシゴシと磨いたり、東京駅では手すりの拭き掃除などを黙々と行っていた。

同じTシャツやジャンパー姿で参加した企業や団体も。息を合わせ、黙々と手を動かしていた

『東京エキマチ キラピカ作戦』は、エリアを訪れる人に安心して東京駅周辺を利用していただけるようにと、株式会社鉄道会館(現・株式会社JR東日本クロスステーション)2001年にスタートした清掃活動「キラピカ作戦」が前身。2013年に現在の『東京エキマチ キラピカ作戦』に名前を変えて、清掃範囲と参加事業者は拡大し、今では東京駅周辺の風物詩となっている。

 東京ステーションシティエリアを主催する一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会の理事を務めるJR東京駅の百瀬孝駅長は「今回のキラピカ作戦のみならず、今後も東京ステーションシティの情報発信、そして価値向上を、みなさんと連携をとってやっていきたい」とコメントした。

一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会理事のJR東京駅 駅長の百瀬孝氏
特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)の事務局長、大谷典之氏