GENERATIONS、2023年の展開明かす　3月にニューアルバム、10周年記念ツアーもスタート

　11月にデビュー10周年を迎えたダンス&ボーカルグループのGENERATIONS from EXILE TRIBEが15日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで最新全国ツアーのファイナル公演「GENERATIONS LIVE TOUR 2022 “WONDER SQUARE”THE FINAL ~Christmas Special~」を開催した。タイトル通りにクリスマス仕様のライブで、10周年イヤーとなる2023年の展開として、3月にニューアルバム『X』（テン）を発売、またデビュー10周年記念ツアー「GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”」開催を発表するなど、少し早めのクリスマスプレゼントがついたスペシャルなライブになった。

　少し早めのクリスマスプレゼントはアンコールの最中に届いた。

　本編を終え、メンバーはサンタのコスチュームでリリックにメンバーが登場するパーティーチューン「PARTY7～GENEjaNIGHT」のハッピー感しかないパフォーマンスで沸かせ、「少し早めのプレゼント」（数原龍友）と世界で最も愛されているクリスマスソングのひとつである「LAST CHRISTMAS」を披露した。

　会場がクリスマスムードが満ち、盛り上がりも最高潮を迎えたところで、スクリーンに「緊急生配信」の文字が映し出されて、メンバーが横一列に椅子に座った状態でステージに何度目かの再登場。そして、2023年3月8日にニューアルバム『X』（テン）をリリースすること、そして3月25日の長野・長野市オリンピック記念アリーナエムウェーブを皮切りにデビュー10周年記念ツアー「GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”」をスタートすること発表した。

　『X』は1年半ぶりのオリジナルアルバムで、アルバムとしては通算7枚目。現在、制作の真っ最中で、この日も収録する新曲についてやり取りをしていたという。

　タイトルには10周年の〈テン〉、点と線の〈点〉の意味もあるという。また、分岐点の〈X（クロス）〉も意味しているという。片寄涼太はステージ上で現在制作は6割ほど進んでいると話した。ライブ前の取材では「制作段階の新曲の感じで言うと、今の時代に合ったメッセージも込められていて、いろんなボーダーが無くなっていったりだとか今の時代を捉えたアルバムに仕上げたい」と内容についても少し触れた。　

　数原も「僕たちが本当に伝えたい思いが詰まりに詰まった1枚になっていると思うので、ここからメンバーでいろいろアイデア出し合って皆さんに楽しんでもらえるものを作れたらと思うので期待していてほしい」と話した。

　本作ではまた、数原と佐野玲於など今までにない組み合わせで取り組んだ楽曲や、白濱亜嵐がすべてをプロデュースしたものもあるという。白濱の楽曲は、「みんなのアンセムになるような、GENERATIONSのスローガン的な楽曲」とのこと。小森隼も「2023年の僕たちの活動の指針になるようなアルバムになる」と言い切った。

　中務裕太は「10周年を迎えて、たくさんの方に支えていただいているということを改めて実感したので、僕たちの10年分の思いというか、みなさんがつないできてくれた点がつながるアルバムになっているので楽しみにしてほしい」と話した。　

　10周年ツアーについてもメンバーで内容を話している段階。佐野はツアーのスタートが4月と思い込んでいたようで「3月やべぇな、すぐじゃん。まじ時間ないと思って」と笑うと、関口メンディーも「間に合わせよう！ みんなで頑張って間に合わせよう！」と高い声。

　内容について聞かれると、白濱は「（THE BESTという）タイトル通り、GENERATIONSの集大成となるようなライブにしたいと思ってます。今まで産んできた楽曲の中で、「AGEHA」や「DREAMERS」のようなター二ングポイントになった曲がいくつかあるんですけど、そういう曲がより輝くライブになるんじゃないか」と話した。　

　この日のライブは約2時間半。アンコールを含めて28曲を披露した。ラストはGENERATIONSとファンのアンセムともいえる「DREAMERS」で、約9カ月にわたり全国11都市27公演で行ったツアーは幕を下ろした。

　ライブ前の取材で、片寄は「長い期間のツアーになったんですけれども、その分いろんな変化を繰り返して、今までのGENERATIONSのツアーの中でも一番変化したライブツアーにもなったので、何度来ていただいても楽しめるライブになったかなと思います。GENERATIONSとしても応援してくださる方々に、変化し続けられるグループという部分を表現できるようなライブツアーになったんじゃないかと感じています」と胸を張った。

　白濱も「空白の2年間があったので、その分1公演1公演が楽しかった。すべての公演を楽しむことができましたし、やっぱり僕たちはステージに立たなきゃいけない人間なんだっていうのを認識させられた」とロングツアーを振り返った。

　GENERATIONSは、大みそかに東京・有明アリーナで開催される『Jr.EXILE LIVE-EXPO 2022』にも出演する。

　緊急生配信の様子は、グループの公式YouTubeチャンネルで1週間の期間限定でアーカイブ配信されている。

　ライブの様子は別記事でリポートする。