SOD LANDが新体制で8月18日に復活。改革案に紗倉まなも「話を聞いて前向きな気持ちになりました」とひと安心

会見の冒頭、野本義晃氏(右)と高岡哲也氏が謝罪

 これを受けて、まずは運営体制を一新。旧SOD LANDはソフトオンデマンドが運営していたが、摘発後、ソフトオンデマンドはSOD LANDを廃業。現在は親会社のSODクリエイトがSAKAYA PROJECTを新たに設立し、SAKAYA PROJECTが営業主体になりSOD LANDを新規でオープンさせるという新しい体制で稼働することとなった。

 同店は地下1階から4階まで、1階の受付を除き4つのフロアそれぞれのコンセプトで飲食ができることになっているのだが、それぞれ法令やコンプライアンスの順守に沿った形でリニューアルし営業を再開する。

 新SOD LANDの舵取り役となる高岡氏は「飲食営業許可と風俗営業許可というのは全然違う。高さ1メートル以上の衝立を立ててはいけないとか、客席の広さが16.5平方メートル以上ないといけないとか制約がある。4階のマジックミラーで囲われたフロアは違反になってしまうので、風営法の許可が下りるように、苦渋の決断ではあったがマジックミラーの部屋は壊し、新たな形のサービスを考えました」というように制作に数千万円かかったという同社の名物企画「マジックミラー号」をもとにした飲食スペースは取りやめたことを明かした。

 そもそもなぜ風営法の許可を取ったうえでの営業にしなかったのかという点については「SODグループは業界の一翼を担う企業の責任として、最大限、出演者を尊重し現役の活動を応援するとともに、引退後のセカンドキャリアに対しても責任を持ち、女優業に対して後悔することなく幸せになっていただきたいという理念のもと運営を行ってきた。SOD LAND創業の理由もあくまで一般の飲食店で就労することでこれからのセカンドキャリアの形成に役立ててほしいという思いからで、風俗営業に該当しない飲食営業形態を目指し模索していた」と広報が説明。これはオープン時から野本氏が掲げていた理念でもある。