東山紀之新社長が「ジュニアに対してですよね? 僕はしたことはないです」と自らの性加害については明確に否定

井ノ原快彦氏、東山紀之氏、藤島ジュリー景子社長(左から)が会見(写真:AP/アフロ)

 2005年に元ジュニアの山崎正人氏が出版した「SMAPへ そして、すべてのジャニーズタレントへ」の中で、東山氏からの被害がいくつか記載されているのだが「もしかしたらしている可能性もあるし、もしかしたらしていないかもしれないし。若気の至りもあるし、その時の自分の幼稚さもあると思う。ただ、記憶をたどっても覚えてないことも本当に多い。いろいろなことをやっているんだと思う。向こうは覚えていて、こっちは覚えていない。僕も先輩にやられたことはすごく覚えているが、先輩は覚えていなかったり。記憶を呼び戻すことが難しい作業でもある。したかもしれないし、してないかもしれないというのが本当の気持ち」と記憶が曖昧であると話す。その一方で自らが「(喜多川氏に)やられてこい」と言ったことについては「それは言ったことはないと思う」と否定した。

 こういった疑いがあるなかでの社長就任については「まずは事実を認めること。そして未来に向かうことが大事なことだと思っている。今回はセンシティブな問題なので後手後手に回って、時間がかかってなかなか皆さんの前に立つことができなかったが、今後はこういうことがないように勧めていかないといけないし、速やかな救済が大事。大事なのはこれから。まずは向き合うこと。そして踏み出すことが大事だと思うので“あいつに資格があったかどうか”は後々皆さんに判断していただければと思う。ただ覚悟を持って進もうとは思っている。今のままではダメだと思うので、年内で表現者を引退をしてこの問題に取り組んでいく。10代20代のころにもしやっていたとしても、今は50代なので考え方や行動はだいぶ違うと思う。その覚悟を持って進めていきたい。皆さん、たくさんの意見があるのは分かるが、まずはやること。これが大事だと思っている」と語った。

 また山崎氏とは「対話をしてもいいと思っている。それで思い出すこともあるかもしれない。今は漠然としている。それがいつ頃なのかとかが分かれば僕も記憶が引き起こされる可能性もある。現時点ではお答えするのは難しいが、双方納得する形で話をするのは大事だと思っている」と直接対話する可能性についても言及した。

<<< 1 2