落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。
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大谷ノブ彦 カタリマス! 第18回 大谷ノブ彦は腸だ?
憂鬱だったスペシャルウイーク最終日も乗り越え、28日からはいつもの『キキマス!』を、いつものメンバーでお送りします。いろいろな分野の専門家をお招きしてお話を伺ったり、火曜にはマキタスポーツさんと食べ物のこだわりについて議論、水曜には森脇健児さんと相撲やパ・リーグの話をして…。毎日いろんな話題に触れています。
そんななかで、いま、僕が一番気になっているのが何かというと、腸内環境。今、注目されている方も多いですよね。きっかけは、『キキマス!』が始まる前に遡ります。あるスタッフから言われたんです。「大谷さん、昼間の帯番組をやるんだったら、精神状態をニュートラルにしてください。今日は調子が悪いのかな、今日はなんだか上機嫌だな、そういう波長ができるだけ分からないように」って。そのためにはどうしたらいいか考えました。心身ともに健康であること、そのためにも睡眠に気を付けること…。インターネットを使ったり、本を読んだりしながら。
そんなとき、あるテレビ局のプロデューサーと話してて腸の話になったんです。人間って腸なんだよって。なぜそう考えるかっていうと、ヒトを含め生物がどう進化してきたのかってこともひとつあるし、プレッシャーを感じるとお腹を壊すとかいうのも、それを裏付けるというか。調べていくと、腸内環境は健康だけじゃなくて精神状態にも影響があるみたいなことも書かれていました。それで確信したんです、人間って腸だなって。
まず腸内環境から始めよう、そう思い立って『キキマス!』の放送にはヤクルト400を飲んでから臨んでいます。普段からバナナを食べたりもしています。僕は腸、ですからね。
余談ですが、例えば、甘いものが食べたいなとか思うとき、脳で考えていると思いますよね。でもその前に、腸が“それあったら気持ち良くなれんじゃないの”っていう信号を脳に伝えてる…みたいなところもあるんだとか。司令塔は腸にある。ということは腸を自分のコントロール下に置ければ、ダイエットだって成功するっていうわけです。
今、『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』(デイヴ・アスプリー著、栗原百代訳)という本を読んでいるんです。シリコンバレーで成功した著者がいろんなダイエット方法を試していくんだけど、ロジカルでね。腸内環境と合わせて、おすすめです。
格闘家イケメンファイル Vol.35 ハイパーノヴァ 大雅(たいが)
兄はK-1甲子園2008チャンピオンで、高校時代からその実力が認められている格闘家・HIROYA。そしてまた大雅も弱冠16歳でプロデビューし、まだ19歳ながら13戦11勝という好成績を残している。強く、そして揃ってイケメンな兄弟が格闘家になったのは必然だった。
「プロの格闘家になろうと思ったのは小学校1年生…いや、幼稚園の時には決めていました。ずっとK-1を見ていて大好きだったので、なるのが当たり前という感覚。さらに兄の試合も小さなころからずっと見ていたので、自然とプロを目指す環境になっていたと思います。僕はそうですが兄は小さいころすごく泣き虫で、無理やり道場に連れて行かれたって聞いています(笑)。K-1では、特に魔裟斗選手がかっこいいと思ってずっとあこがれていました。ですから小学校2年生の時に空手を始め、5年生で黒帯になると、ボクシングジムへ3年間通いました。その後キックボクシングを始め、今に至ります。最初から将来的にはキックボクシングをやろうと思っていました。ただ、小さいころは近所にキックボクシングジムがなかったので、空手を習い、ボクシングジムもキックボクシングをやるために、パンチの技術を学ぼうと思いやっていた。全部キックボクシングをやるための手段でしたね」
今年4月から休養をしていて、11月21日に東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる試合が復帰戦となる。
「4月に行われたK-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN〜−55kg初代王座決定トーナメント〜の決勝戦で負けてそれが結構ショックで…。あと手も痛めたということもあり、休養していました。決勝で負けた相手の武尊選手とは、去年の11月にも試合をしたんですが、KO負けをして、本当に悔しくて、悔しくて。そのあとすぐにトーナメントが決まったので、そこで返すつもりだったんですけど…。ただ、休養明けの試合となる11月21日のK-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN 〜THE CHAMPIONSHIP〜のスーパーファイトから階級を−60kgに変えるので、武尊選手に借りを返すのは、いつになるか分からないですね。−60kgは初めてですが、以前から変えようという話もあり、自分でもずっと変えたほうがいいなと思っていた。しかし、大事な試合が先々決まっていたので、たまたまこのタイミングになりました。相手のレオナ・ペタス選手は最近勝ち続けていますし、間違いなくこの階級のトップの選手。背が高くてパンチが得意だという印象がありますが、僕もパンチが得意なので、今回はパンチで勝負しようと思っています」
試合を控えますます格闘技中心の生活を送っているが息抜きは?
「趣味もありませんし、興味のあるものも特には…。友達とご飯を食べに行くぐらいが息抜きかな。あと実家にグーっていうボストンテリアがいるんですけど、こいつにはめっちゃ癒されます。おっさんみたいな座り方をする犬なんですけど(笑)。人懐っこいので誰にでも懐くので、実家に帰って会うとめちゃくちゃ懐いてくる。好きな女性のタイプ? 自分がしっかりしていないので、しっかりしている人がいいですね。格闘技を知らなくてもいいけど、格闘家としての生活をサポートしてくれる人。もちろん年上でもいいです」
夢はK-1が昔の輝きを取り戻すということだという大雅。
「まず、地上波で生放送されるのが目標です。深夜ではありますが、テレビ東京で『新K-1伝説』という地上波のレギュラー番組が始まりましたし、少しずついい方向にむかっているなというのは肌で感じます。ですから、今度の試合ではしっかり相手を倒して実績を作り、いつか地上波で試合が生放送されるようにしたい。とは言っても、格闘技は生で見ると迫力があるし、面白いので会場に足を運べる人にはぜひ生で見てほしいです。11月の試合は、それまで格闘技を見たことがない人にも分かりやすいように派手な試合をしようと思っているので、みなさん楽しみにしてて下さい」
友香の素 vol.156 スコップ? シャベル?
休みがあるとガーデニングに勤しむ今日このごろ。そこまで暑くも寒くもない今の季節は、作業もはかどりやすいから好き。
先日は、友達と2人で来年の春に咲かせるチューリップの球根を、200個植え込みました。ひたすら掘っては埋め、掘っては埋めるという地味な作業(笑)。ちなみに球根は地面を10センチくらい掘って植え込むのですが……。
さて、みなさんは10センチくらいの浅めの穴を掘る時に、シャベルとスコップ、どちらを使いますか? 私はというと、スコップです。ここで、「スコップで掘るの?シャベルでしょ」と思われた方は東日本生まれの方かと思われますが、このシャベルとスコップの呼び方、西日本と東日本では、なんと逆の物を指すのです。ご存知でしたか? 西日本では、小さいほうがスコップ。大きいほうがシャベル。一方、東日本では小さいほうがシャベル。大きいほうがスコップ。ややこしぃ〜(笑)。私は大阪生まれ。一緒に作業した友達は東京生まれ。浅めの穴は小さいほうを使うのが良いとして、例えば私が「スコップ持ってきてほしい〜」と言うと、友達は大きいほうを持って来ちゃうのです。なので、頭の中で私は考えます‥‥。え〜っと、西日本では小さいほうをスコップって言うから、友達にはシャベルって言わなきゃいけない‥‥。「シャ、シャベル持って来て〜」ってな具合です。その都度「シャベル? ん? スコップ?」みたいに考えちゃう(笑)。
他に、行動での違いで有名なのは、エスカレーターの左右どちらに乗るかの違いがありますよね。この違いは日本のどの辺りで変わるのか? 例えば、京都のエスカレーター。京都まで行くと東京と逆だから、右に立ちます。大阪のエスカレーターも右。では、日本の真ん中の名古屋ではどっちに立てば良いのでしょうか? このままだと私、名古屋のエスカレーターで右往左往しちゃいそうだわぁ。
小池百合子のMOTTAINAI TPPは日本経済に喝!を入れるチャンス
TPP・環太平洋パートナーシップ協定がロングラン交渉を経て、ついに大筋合意に至りました。長年、交渉にあたってきた甘利明担当大臣の髪もいつしか真っ白に。まことにご苦労様でした。
2006年のスタート時点ではシンガポール,ニュージーランド,チリ、ブルネイの4か国(P4)という比較的小規模の経済協定という小舟による船出でしたが、2010年3月に米国、豪州、ペルー、ベトナムの8カ国が参加。加えてマレーシア、メキシコ、カナダ、そして日本が交渉に参加したことで一気に大船団へと大化けしました。
その経済規模は、EUを凌ぐ世界の国内総生産(GDP)の4割を占め、世界経済に与える影響は極めて大です。このところ停滞気味の「アベノミクス」ですが、TPPという強力な援軍を得たといえます。太平洋を挟んだ12か国でモノや人材、サービスのやりとりが盛んになり、国際標準作りも期待できます。
少子化で毎年人口が20万人規模の純減で経済のパイが小さくなる一方の日本の国内市場に「喝!」といったところでしょう。TPPを実施するリスクと参加しないリスクを秤にかければ、不参加のリスクは圧倒的に大きいといえます。
牛肉の関税は現在38.5%ですが、TPP発効1年目に27.5%に、その後も段階的に引き下げられ、16年目には9%に。87tの国内供給量のうち、52万tが豪州、米国、ニュージーランドからの輸入ですが、牛丼などの値下がりが期待されるところです。ただし、デフレ対策には逆行し、プラス・マイナスでしょうか。
しかし、日本の酪農家にとっては現時点でプラス材料を見つけることは正直、困難です。生き物相手だけに、手が抜けず、機械化も限度があります。芸術品の域に達している日本の牛肉をマーケティングの徹底などでブランド化し、高付加価値が享受できるよう、しっかり応援したいと思います。
コメも同様です。中国の某指導者の妻が訪日した際、トン単位で日本のコメを爆買いしたと聞きました。世界のすしブームを背景に、「本格的なすしは日本米でないと…」といった常識を作り、海外への販路も確保することです。イタリア料理店で本場のパスタを売りにしているのと同じです。
TPPが実施されようが、されまいが正念場を迎えている日本の農業を大転換するチャンスでもあります。棚田保全など課題もありますが、産業、保水、景観、福祉など分野別の農業政策を強力に進めたいものです。(自民党衆議院議員)
「東京タワーウィンターファンタジー 〜オレンジ・イルミネーション〜」開催!
すっかり秋めいてきたけど、みんな元気? 僕は食べ物がおいしい季節だから元気いっぱいだけどね! でももうちょっとで11月。秋というより、冬本番も近い感じだね。そして…冬といえばクリスマス! 今年も東京タワーでは、冬のイルミネーション企画「東京タワーウィンターファンタジー 〜オレンジ・イルミネーション〜」を開催するよ。東京タワー真下、正面玄関前で実施する今年のイルミネーションは、東京タワーのシンボルカラー「オレンジ」をコンセプトに、約4万個のLEDを使用した優しく温かみのあるイルミネーション。とてもきれいなんだ。
東京タワー塔体の基本カラーは、正式には「インターナショナルオレンジ」と呼ばれるオレンジ色と、白色が交互に配色されていて、東京タワーライトアップカラーの定番ともいえる冬のランドマークライトも「オレンジ」色。今年12月23日に開業57年を迎える東京タワーは、今年の冬はこのオレンジ色で、世界中からみんなをお迎えするよ。「オレンジガーデン」と呼ばれるイルミネーションガーデンの中央には、群馬県嬬恋村から陸送された、高さ約10mの生のモミの木を設置。周りにも生木とベンチを設け、みんながくつろげる公園のような空間を提供するよ。また、人気フォトスポットとして定着した、高さ約2mの「ミニ東京タワーオブジェ」も、オレンジガーデンの中に作ったよ。
さらに、ツリーの周辺では、冬の雰囲気に合う楽曲に合わせ、鮮やかな光が織りなす「クリスマスツリー・ライティングショー」を、毎日開催。約4万個のイルミネーション、高さ333mの東京タワーと10mのクリスマスツリー、そしてオレンジ色に輝く光と音の競演。そんな東京タワーが贈るウインターファンタジー〜オレンジイルミネーション〜をぜひ体験してね!
点灯初日の11月3日、18時からは、「東京タワーウィンターファンタジー 〜オレンジイルミネーション〜」の点灯式を開催するよ。みんなでカウントダウンして一緒に冬のスタートを盛りあげよう!
EXILE TETSUYA「DANCEの道」第39回「DANCEをすると素直に育つ」
これは僕の持論なんですけど、DANCEをする子は素直に育つと思っています。今までDANCEをやって来て、いろんな人と出会ったり別れたり、今ではDANCEを教える番組(Eテレ『Eダンスアカデミー』)や大学で講義をしたり、DANCEを通じてたくさんの人たちと関わってきて思ったことです。まぁ一言で言うといい奴が多いと言うか、いい奴ばかりなんです(笑)。自分がDANCEをやっているから僕はいい奴なんです! なんていうつもりもありませんが(笑)、今まで出会った人たちは、性別、年齢、育ち、国が違えど、みんないい奴ばかりなんです。
でも実際のところ、これはなんでなんだろう? と不思議に思った僕は、自分なりに考えてみたんですけど、たぶん言葉を持たない表現方法っていうことが大きく関わっているのではないかと思いました。
言葉って嘘もつけるし、まわりくどくも言えるし、駆け引きもできます。例えば、口喧嘩をしたら、わざと相手を傷つけることも言えますし、黙ったままだと何考えているか分からなくて、さらに怒りを買う場合もあります。でもDANCEの場合、それが一切ありません。DANCEの喧嘩といえばDANCEバトルですが、まず触れてはいけないルールなので相手を肉体的に傷つけることはないですし、嘘もつけなければまわりくどく伝えることもありません。とにかく自分の持っている伝えたいことを、DANCEで素直に全力で相手にぶつけるバトルは、とにかくお互いが気持ちいいのです。もちろん負けるとめちゃめちゃ悔しいという気持ちにはなりますが、そこで勉強することは、とにかくDANCEを好きになって夢中に練習するしかないんだってことなんです。何年か前に僕のダンサーの友達がダンサーの彼女と付き合っていて、些細な事で喧嘩になりその喧嘩が派生してDANCEバトルになったそうです(笑)。こんなことはめったにないですが、もちろん終わった後には仲直りしました! たぶん言いたいことを全部素直に伝えきったんでしょうね(笑)。バトルに限らず、EXILEがやっているようなステージでも、クラブでのSHOWでも同じことがいえると思います。お客様にDANCEで言いたいことを伝えるにはかなりの練習やリハーサルが必要ですし、伝えたいことをストレートに表現するのが一番伝わりやすいと思います。HAPPYなら笑顔でとか、怒っているなら何かを破壊するような動きを入れるとか、悲しい時には繊細に、目立ちたかったら思いっきりハチキレて!などなど、とにかく言いたいことをストレートに表現するのがDANCEだと思いますし、見ている方にはそれが一番親切な気がするからです。
一言でDANCEと言っても、この世界には限りなくジャンルが存在するので一概に僕の言っていることが正しいとは言いませんが、身体を動かす表現方法としては間違っているともいえないのではないでしょうか? 今や日本では義務教育の中にDANCEが入っていたり、本当にたくさんのキッズダンサーがいて、習い事の一つの選択肢に入るくらいになってきました。神経系が成長する小学期や身体系が成長する中学・高校の時期に、DANCEをするのは間違いなくいいことなのは前に研究したことがありますが、素直な子に育つという説もこれからさらに研究していきたいと思います。ご興味のある教授さんなどいましたらご連絡お待ちしています(笑)。最後に一言だけ言わせていただきますが、これはあくまで僕の持論です。
脱こじらせへの道 第9回 女性同士の遠慮がこじれを招く!?
こんにちは、田口です。
今回は「女同士でエッチな話題……どこまでできる?」というアンケートからこじれについてお話したいと思います。
いつもアンケートは、テーマによってコメント数に差が生まれるんですが、今回はコメントがいつもより多かったですね。
ふだん言えない分、ここで吐き出そうという気持ちもあるのかもしれません。
ということからも、やっぱり、女性はいつでもエッチな話題ができるわけではない、というのが見てとれますよね。
そしてエッチな話題といっても真剣な相談事として話すパターンがほとんど。
悩み相談のほかにも、何が良かったとか悪かったとかいう会話がメーンになっているということは、セックスに対してまだ夢を抱いているというか、日常とは地続きではないんだな、という感じがします。
最近流行りの“あるあるネタ”だったり、「セックス中にこんな面白いトラブルがあって〜」というような話をするちう人はほとんどいませんでした。
(ちなみに、私はこの面白系が結構好きです。ほかの女性にもそういう人が増えればいいのに……と、GIRL’S CHでも「女の子のエッチなあるある大辞典http://girls-ch.com/original/daijiten.php」という企画を配信していたことがあります。)
細かく見ていくと、経験の少ない人や、処女であるとか、なんらかのコンプレックスを持っている人ほど話しにくいようです。
男性の場合は経験人数の少なさがコンプレックスになることがあるかと思うんですが、女性は経験人数ではなく、そもそも処女かどうかということが大きいようです。一度経験してしまえば、2人だろうが10人だろうがそんなに差はないと思います。
「100人超えてます」なんていうのは別ですけどね。周りがひくから話しにくいという場合も……。
これは私の経験談なのですが、女性同士でイク・イカないという話題で会話をしたことがありまして、イッたことがあるという人は積極的に話すのですが、イッたことのない人は無口になります。「イッたことがない自分はおかしいのかも…」という不安が募り、言い出しにくいのかもしれませんね。そのときは、誰かが「イッたことのない」という話を切り出すことでようやく、そういう人も「実は私も」と会話に加わってくれました。
女性のセックスの話は、ふだんあまりしないし、メディアにもそんなに載っているわけではないので、どういう状態が普通なのかとか、何が流行っているのかということが分からない。だから仲間内で話をしたいんだけど、あまりに過激なことを言ってしまうとひかれる可能性もあるし、反対に無知すぎて恥ずかしい場合もあるから、おずおずとさぐり合いながら会話をしているといったことなんだと思います。
男性の場合、情報が溢れかえっているので、自分のやっていることが普通かどうかはだいたい分かる。AVもここまではノーマル、このへんは特殊、といったように分かりやすくジャンル分けされてますしね。
では情報が多くなればいいのかというと、私はそうではないと思ってます。
最近は女性の性に対してあけすけなメディアが増えてきています。女性向けのコラムサイトでも、「こんなビッチな経験がある!」とか「こんなアブノーマルなことをしちゃった!」とか「セフレが何人いて…」というような過激・暴露系の記事が多くて、そういう記事を見過ぎちゃうと、「私、全然そうじゃないから、そういう話題は恥ずかしくてできない」と思ってしまう人もいると思うんです。
大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第56回 笑って学べる、「赤っ恥」は最高。
スペシャルウイークの『キキマス!』、いいですよ。本当におもしろいんです。前回も書きましたが、今回のスペシャルウイークは「涙の赤っ恥リクエスト」。結婚式、出産、合コン、メール……届く赤っ恥エピソードが全部おもしろい。それに加えて、ゲストをはじめ出演していただく人がみんなおもしろいんです。
ゲストの方々、リスナーのみなさんから、ご自分の赤っ恥エピソードとともに曲のリクエストを募っています。送っていただいた赤っ恥を紹介するとともにリクエスト曲をかけているんですが、1曲はママさんコーラス隊の生歌で応えます。そのコーラス隊が、すごいんですよ。どの日もすごいんだけど、特に20日に出ていただいた、メンバー全員60歳以上という「谷中HKB」はね、強烈だったなあ。HKBはHA・KA・BAの略のようですが、このマダムたち、キャラクターもすごいし、歌もすごかった。木魚を叩き、お鈴(りん)を鳴らしながらリクエスト曲『てんとう虫のサンバ』を歌ってくれました。……歌詞が、まさかの谷中HKBバージョンだったのもおもしろかったですね。『キキマス!』に出演する前に、福祉施設で歌ってきたそうで、喉も相当温まってたんだと思います。
お迎えしているゲストのお話しも聞き逃せません。林家木久扇さん、笑福亭鶴光さん、東国原英夫さん、どの方のお話しにも、笑いあり、エロあり、心に響く言葉がある。鶴光師匠は、ちゃんとエロい人になって、手振りつきでエロトークをさく裂させていましたが、ちょいちょいとまじめな話もはさんで来てねえ。そういう鶴光師匠のすごさは、届くメールからも感じられました。「このメールは師匠が読むことを想定して書かれている」っていうのが分かるんですよ。当て書きされているというか、師匠にこれを読ませたいっていう感じが伝わってくるの。それで思ったのよ、鶴光師匠って、きゃりーぱみゅぱみゅみたいな存在なんだなって。リスナーのみなさんを、中田ヤスタカみたいな気分にさせちゃうんですよ。これって、鶴光師匠もきゃりーぱみゅぱみゅも一本筋が通ってるというか、これだ!っていうところを持っているからだと思います。僕も何か一本何かを作らないとなあ。そう感じました。
さて、スペシャルウイーク最終日の22日は、東野幸治さんがいらっしゃいます。白い悪魔ですよ。なんでこんな人を呼ぶんでしょう。もう憂鬱でたまりません。
大谷ノブ彦 カタリマス(裏) 第55回 あの人の『蒙古斑』が見たい!?
ここのところ、番組を聴いてくださっているみなさんの赤っ恥エピソードをいただいています。なぜかというと、19日からスタートするスペシャルウイークは、『キキマス!涙の赤っ恥リクエスト』という企画で、豪華なゲストをお招きして、それぞれの赤っ恥の思い出をうかがっていこうと思っているからなんですが、どのエピソードも……こういってはあれなんだけど、面白い。恋愛、学校、仕事、スーパーで、いろいろです。どれもいいなって思ったんだけど、「蒙古斑」の話は印象に残ってるなあ。会社で映画を見に行くことになって「中居正広さんの『模倣犯』を見たい!」っていったつもりが、「蒙古斑」って言ってたっていう。いい会社なんだろうなあっていうのが伝わってきました。
赤っ恥…僕もたくさんあるんですよね。番組のなかでは言えないなっていうのも含めてさ……。
あれは、まだ上京したてのころ。白いTシャツにジーンズ姿の吉田栄作さんとか織田裕二さんにみんながあこがれてたころです。僕は、「大谷もいよいよリーバイスの501を履く時が来た!」と、下北沢に501を買いに行ったんです。試着室に入って、501に足を通しました……そこまでは良かった。気が張ってたのかな、便意だけならまだ良かったんだけど、…なんていうか鹿のもののような小さな固形物がポロリと落ちたんです……。
もうひとつも、おしりの話。ずいぶん前の話になるけど、痔で悩んでいて出血がすごくなったりすると女性の生理用ナプキンをあててたんです。で、ある時、電車に乗っていたらズボンから足元にそのナプキンが落ちまして…。そそくさと逃げようと思ったら、正義感のある男性なんでしょうね、「これは何だ」と。明らかに“お前、これをどこからか盗ってきたんだろう”って感じだったんですよね。車内は人でいっぱい。僕、痔なんですとも言えず…。経堂で降りてそそくさと逃げました。あれが、初めての経堂駅でしたね。
さて、スペシャルウイークに話を戻しましょう。ゲストは今回も豪華です! 19日が林家木久扇さん、20日が笑福亭鶴光さん、21日が東国原英夫さん、そして22日が東野幸治さん…。火曜、水曜にはそれぞれキキマスターのマキタスポーツさん、森脇健児さんもいらっしゃいます。最終日の東野さん、どうなっちゃうんだろうなあ。 ……みなさんの赤っ恥も、もっと聞かせてくださいね。