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75歳以上が自ら死を選べる社会描く倍賞千恵子主演映画が6月公開決定

2022.03.27 Vol.WEB ORIGINAL

“75歳以上の高齢者が自死を選べる社会”を描く、倍賞千恵子主演映画『PLAN 75』の公開日が6月17日に決定。合わせて、ティザービジュアルが解禁となった。

 映画監督・是枝裕和が初めて総合監修を務めたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一篇『PLAN75』を新たに構築、キャストを一新した、早川千絵監督の初長編映画。超高齢化社会に対応すべく75歳以上の高齢者が自ら死を選び、それを国が支援する制度〈プラン 75(ななじゅうご)〉が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿描く。

 78歳の主人公・角谷(かくたに)ミチを演じるのは倍賞千恵子。衝撃的な世界観に、倍賞は「最初は“酷い話”だと思ったのですが、物語の終盤でミチがある選択をする姿が描かれており、そこにものすごく心打たれ、惹かれて…それだけで出演を即決しました」とコメントしている。

 共演は、本年度日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した磯村勇斗、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などで重要な役どころを演じているたかお鷹、映画『サマーフィルムにのって』の新進女優・河合優実のほか、『メランコリック』のステファニー・アリアン、ドラマ「あなたの番です」の大方斐紗子、俳優・演出家として活躍する串田和美ら。

 早川監督は短編『ナイアガラ』が2014年カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門に入選するなど国内外の映画祭で受賞歴を持っており、日本、フランス、フィリピンの3カ国による共同製作された本作も、海外映画祭やマーケットを視野に入れているとのこと。

 解禁されたティザーポスタービジュアルには、倍賞演じるミチが太陽の光を見つめる後ろ姿が写された、静かながら圧倒的なドラマを感じさせるものとなっている。

 映画『PLAN 75』は6月17日より新宿ピカデリーほかにて全国公開。

実写映画『おそ松さん』でトト子・イヤミ・チビ太を演じた美男美女3俳優が衝撃オファーを受けた理由!

2022.03.27 Vol.web original

赤塚不二夫の伝説的ギャグ漫画から生まれた人気アニメ『おそ松さん』がまさかの実写化!アイドルグループ「Snow Man」が演じる6つ子に引けをとらないインパクトを放つのが、トト子、イヤミ、チビ太を演じた美男美女3人組!トト子役・髙橋ひかる、イヤミ役・前川泰之、チビ太役・桜田ひよりを直撃!

池上彰氏『ぼけます』続編「介護はきれいごとばかりではいられないと伝わる」両親の老いを撮った信友直子監督のプロ根性に感嘆

2022.03.26 Vol.web original

 

 映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』の舞台挨拶が26日、都内にて行われ、信友直子監督とジャーナリストの池上彰氏が登壇。本作で描かれる“家族の老い”について語り合った。

 東京でディレクターとして働く信友直子監督が、広島県呉市で暮らす認知症の母親と、耳の遠い父親の生活を、ドキュメンタリー監督であると同時に実の娘として“家族の老い”をありのままにとらえ、高い評価を得たドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』(18)の続編。

 ゲストの池上氏が「実は(映画の舞台の)呉に3年間、住んでいたことがありまして」と言うと、信友監督も「池上さんがいらっしゃった呉通信局はうちの実家から徒歩1分くらい。おそらく子どものころ池上さんにお会いしていると思う」と偶然の縁を明かした。

 池上氏から続編製作のいきさつを聞かれると信友監督は「前作を公開するころ母が脳梗塞で倒れ、信友家の状況も変化しました。そうなるとディレクターの業として撮らずにはいられなかった」と振り返った。

「プロとして家族を撮るのは大変だったのでは」と尋ねられると、監督は「私は根っからこの仕事が好きなんだと思います。例えば父と母が大げんかするシーン、娘としては割って入らないと、と思われるだろうが、そういう気持ちは1ミリも無かった。あの時初めて母から“写真ばかり撮らないでよ”と言われ、母からカメラが見えなきゃいいだろうと、ふすまを閉めてカメラを回し続けたんです。人間としては失格なのかもしれないけどディレクターとしては興奮する場面でした」。

 池上氏も「業界用語で“おいしい”カットが撮れたということですね」とうなずきつつ「長年連れ添い、いたわり合ってきた夫婦でも、こういう状況になるときれいごとばかりではいられないのだと伝わる貴重なシーンだし、ここでカメラを回し続けたのはすごいプロ根性だと思いました」と感嘆。

 それでも、一時帰宅をした母・文子さんの表情に、みるみる感情がよみがえるシーンには「自分もあのときは泣きながら撮っていました」と、感情を揺さぶられながらの撮影だったことを明かした信友監督。

Snow Man主演作大ヒットに感激「僕の“おそ松”見たよね?」キワドイ発言も飛び出す爆笑舞台挨拶

2022.03.26 Vol.web original

 

 映画『おそ松さん』公開記念舞台挨拶が26日、都内にて行われ、主演Snow Manと豪華キャスト陣、英勉監督が登壇。大ヒットを喜びつつ撮影舞台裏トークで盛り上がった。

 赤塚不二夫の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作にアニメ化され人気を博した TVアニメ「おそ松さん」の実写化。

公開日直前の完成となりながらも2022年公開の邦画実写1位となる大ヒットスタートに感激する一同。

 6つ子の長男・おそ松役の向井康二は「お母さんが奈良の映画館で見てくれたんですが劇場の外まで行列ができていたと言っていました」と驚き、オリジナルキャラクター・エンド役の渡辺翔太は「僕は物語の“終わらせ師”の役ですが、この盛り上がりは終わらないでほしい」。

 完成作品を見て、キャスト自身も笑いと驚き満載だったと言い、渡辺が「驚がくだったのがおそ松がほぼ脱いでたシーン」と言うと、商店街でいきなりズボンを脱ぎだすという場面を体当たりで演じた向井が、その場にいた深澤辰哉に「オレの“おそ松”見たよね?」とキワドイ発言。すると他のメンバーも「チョロ松」「チビ松」と悪ノリしだし、会場も苦笑。

ジョン・カビラと宇垣美里が語るアカデミー賞授賞式の感動エピソード&珍事件! 日本映画受賞も「確実」と太鼓判!?

2022.03.26 Vol.web original

世界最高峰の映画の祭典「第94回アカデミー賞授賞式」がいよいよ3月27日(日本時間28日)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催。そのもようを独占生中継するWOWOW「生中継!第94回アカデミー賞授賞式」で案内役を務めるのは昨年に続き、映画をこよなく愛するこの2人、ジョン・カビラと宇垣美里。今年の見どころ、そして幼少期からのハリウッド映画愛を2人が語る!

河瀨直美監督の東京五輪公式映画は別視点で2作品 森喜朗氏の会長交代劇も「記録すべきだと思った」

2022.03.25 Vol.web original

 東京2020オリンピック公式映画の製作報告会見が24日、都内にて行われ、総監督を務めた河瀨直美監督が登壇。異例尽くしのオリンピックを2つの視点でつづる公式映画について語った。

 歓喜の声に包まれた開催決定から一転、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、史上初めての延期、さらに無観客開催と異例尽くしの大会となった東京2020。その750日、5000時間を、表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描いた「東京2020 オリンピック SIDE:A」(6月3日公開)と、大会関係者、一般市民、ボランティア、医療従事者などの非アスリートたちを描いた「東京2020 オリンピック SIDE:B」(6月24日公開)の2作品で製作する。

 実施種目はオリンピック史上最多となる33競技339種目。延期期間を含め撮影に費やした時間は750日、5000時間。「(編集作業が)まだ終わりません」と苦笑した河瀨監督。今回、2本の映画で製作する理由について「一番はコロナ。1年延期という異例の事態になり、そこから撮影を始めました。オリンピック期間中のアスリートの姿だけでは、今回の事態を記録し未来に伝えていくアーカイヴの意味をなさないのではと思い、2本にしたほうがいいと提案しました」と明かした。

 政治問題やジェンダーなど、さまざまな課題に向き合うアスリートたちの姿も丁寧にとらえた。「私は高校時代、奈良県代表でバスケットボールの国体選手だったので、一つひとつのシーンに涙ぐむ思いで撮影していました。すべてのアスリートは美しい」と明かした監督だったが、無観客開催について「最後までくやしいなと思っていました。子供たちに、この素晴らしいアスリートたちの姿を目の当たりにしてほしかった」と残念がった。

北村匠海“中1で彼氏”は早い?「われわれ映画界が恋愛映画をやりすぎているのかも」

2022.03.24 Vol.web original

 

 映画『とんび』公開直前イベントが24日、都内にて行われ、親子役を演じた阿部寛と北村匠海が登壇。親目線、子ども目線で、観客から選ばれた3組の親子の“言い分”に共感した。

 重松清の同名ベストセラーの初映画化。時代が移り変わるなか、幾度途切れてもつながり続ける不器用な父と息子の絆を描く。
 
「初めて見たときからちょっと似てるなと親近感を感じていた」と阿部が言うと、息子役の北村も「子供のころから少しずつ顔が濃くなっていった。将来的に阿部さんのようになるのではと期待していた時期もありました」と笑いをさそった。

 この日は映画にちなみ、会場から選ばれた3組の親子が、それぞれの“言い分”を訴え、会場がどちらに共感したかをジャッジするという“親子イベント”を実施。

 最初に登壇したのは、父“しんや”さんと中学1年になる娘“あやの”ちゃんの父娘ペア。最近、娘があまり学校のことを話してくれなくなり一緒に出掛けてくれなくなったと悩むしんやさんに対し、あやのちゃんが「ずっと秘密にしてたことなんですけど、中学に入ってちょっとしてくらいに、実は、彼氏ができて…」と告白。あまりの衝撃に動揺するしんやさんに、阿部と北村も同情の表情。北村が「これは距離をとっているということではなく、大人の階段を上っているということなので…お父さんもたくさん恋愛をしてきたでしょうし。確かに早いなとは思いますけど。今の時代、いろんなことが早いのかな。われわれ映画界が恋愛映画をやりすぎなのかもしれない」とユーモアを交えつつ、なぐさめの言葉をかけると、しんやさんは「生まれた瞬間に、僕の顔を見てにこっとしてくれた。そのとき、この子を一生守るんだと思った気持ちを思い出しました。そろそろバトンタッチなんですかね」としんみり。

国際短編映画祭「SSFF & ASIA 2022」6月開催決定! アニメ部門にもアカデミー賞推薦候補のチャンス

2022.03.24 Vol.web original

 

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」の開催が決定。6月7日から20まで都内複数会場にて開催となり、4月28日からはオンライン会場が先行スタートする、

 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭。今年は「Meta Cinema(メタ シネマ)~超える・見つける・始まる」をテーマに、バーチャル映画館体験や、AIが作った脚本によるショートフィルム披露や脳波を利用した作品分析などを通して、コロナ禍を機に大きく動き出した映画・エンターテインメントの世界の可能性を紹介していく。

 世界126の国と地域から5720作品が集まった今年の映画祭の中でも「オフィシャルコンペティション supported by Sony」には110の国と地域から3263作品が応募。

 同部門では、インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門、およびノンフィクション部門、アニメーション部門の各部門優秀賞の中からりSSFF & ASIAグランプリが選定され、ジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)が授与される。

 なお、翌年のアカデミー賞短編部門には、ノンフィクション部門に加え、本年度よりアニメーション部門の優秀賞も推薦されることとなり、国内唯一のアカデミー賞公認映画祭として、サンダンス映画祭やパームスプリングス映画祭と肩を並べる規模へと進化している。

 他にも今年2年目となる「スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia」や、4月から先行スタートするオンライン会場など、従来の映画祭の枠を超えた挑戦を、今年も世界中の映画ファンと共有することができそうだ。

 1999年に同映画祭の前身「アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル」を自ら立ち上げ、世界的な国際短編映画祭へと成長させた代表の別所哲也は、今年の開幕に向け「コロナ禍、私たちは多くのことを学び、体験しました。人間。それは、想像する生き物です。想像力こそ、人間たる所以です。私たちは、その創造力の森を育て、もう一つの世界を産みだしました。それがメタバース。もう一つの世界、自分が存在する時代。2022年、私達は「メタ シネマ」をテーマに、これまでのシネマ、これからのシネマを、ショートフィルムを通じて皆さんと開拓する冒険へと船出します」と意気込みのコメントを寄せている。

 SSFF & ASIA 2022 のウェブサイトは4月28日にオープン予定。今後の続報をお楽しみに。

田中圭“女子高生”に囲まれ「このままじゃ芝居ができない」大島優子は「仲間」

2022.03.23 Vol.web original

 映画『女子高生に殺されたい』完成披露試写会が23日、都内にて行われ、主演・田中圭と共演の大島優子ら豪華キャスト陣、城定秀夫監督が登壇。禁断の映画化に、主演・田中が「日本のチームで世界と戦いたい」という大きな願望を明かした。

『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』などの鬼才・古屋兎丸による禁断の漫画を映画化。女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人の9年間に及ぶ、前代未聞の“自分”殺害計画を描く。

 主人公・東山春人を演じる田中圭は、役作りについて聞かれると「僕もみんなに殺されたいと思いながら芝居をしようと思ったんですけどなかなか難しくて…」と苦笑。

 女子高生役を演じた南沙良は「漫画で読んだときより、田中さんが演じたことで先生の狂気さが増してとても素敵だなと思いました」と笑いをこらえながら振り返った。

 田中の元恋人を演じた大島優子は「5~6度共演させていただいているんですが、現場で最初に話しかけてきたときにいつもの田中圭だな、と。ポケットに手を入れて“大島~”って」と田中の物まねを披露。それを見た田中が「ひどい(笑)。改善したいと思います」と反省しつつ「大島さんが現場に来てくれてほっとしました。というのも、キャストのほとんどが若くてキラキラしてるじゃないですか…」。するとすかさず大島が「おい!」とツッコミを入れ、田中はタジタジになりつつ「キラキラしてないとは言ってない。とにかくこの子たちの目がキラキラしているので罪悪感を感じてしまい、このままじゃ芝居できないぞと、自分も毎日走ってキラキラしようと思っていたところに、大島さんが来たので“仲間キター!”と思ってうれしかった」と、大島への親近感と信頼感をあらわに。大島は「ありがとうございます」と田中に返しつつ「キラキラしよ」とつぶやき、会場の笑いをさそった。

中島健人 桜の季節の思い出は「YOU、ギリギリだよ!」

2022.03.23 Vol.web original

 

 Netflix映画『桜のような僕の恋人』プレミアイベントが23日、都内にて行われ、中島健人、松本穂香、深川栄洋監督が登壇。映画にちなんだ春の思い出を明かした。

“涙が止まらない物語”としてTikTokで人気に火がついた宇山佳佑の同名ベストセラー小説の映画化。

 主演・中島は「最高傑作になりました」と胸を張り「自分の映画なのに涙が止まらなかった」と言うと、ヒロイン松本も「私も最後のほうはずっと泣いていました。本当に温かい現場で、その温かさは中島さんが持つものから来たんだなと作品を見ていて思いました」と中島との共演を振り返った。

 マジメで少しさえないカメラマン見習いの主人公・晴人を演じるにあたり、中島は「晴人はどこにでもいる身近な青年。僕にとって香水は欠かせないアイテムだったのですが、撮影中は全く使わなかったです」とアイドルのオーラを消しさった役作りの秘密を明かし、今は?と聞かれると「everyday(毎日つけてます)」。

 急激に年を取る難病に侵された新米美容師・美咲を演じた松本は「病気になって閉じこもってからも、晴人くんと過ごした時間が美咲にとっての心の支えになるので、撮影の前半の、晴人くんとの時間は一瞬一瞬を楽しもうと意識していました」。中島も「誰もいない渋谷を穂香さんとふたり占めできた撮影では、ずっとこの時間が続いたらいいなと思っていました」と幸せなデートシーンを振り返った。

10年越し映画化『ホリック』蜷川監督が神木隆之介、柴咲コウら「必然」のキャスト陣と登壇

2022.03.22 Vol.web original

 

 映画『ホリック xxxHOLiC』の完成披露試写会が22日、都内にて行われ、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、吉岡里帆と蜷川実花監督が登壇。蜷川監督が10年越しに実現した映画のキャスト陣に胸を張った。

 累計1400万部突破の、創作集団・CLAMPによる伝説的大ヒットコミックの映画化。

 人の心の闇に寄りつく“アヤカシ”が見える高校生・四月一日(ワタヌキ)を演じた神木が「正直、めちゃくちゃプレッシャーでした」と明かすと、四月一日が出会う妖しく美しい“ミセ”の女主人・侑子(ユウコ)役の柴咲は「私は原作を知っていて、自分が侑子役と聞いてすぐ、四月一日は神木くんしかいないと思いました。そうしたら本当に神木くんだというので、やったーと思いました」と神木のキャスティングに太鼓判。

 四月一日の同級生・百目鬼(ドウメキ)役の松村北斗は「監督と初めて会ったのが、写真のお仕事で、そのとき百目鬼だと思われたとか」と言うと、蜷川監督も「松村くんを見てすぐ百目鬼だと思いました」と明かした。

 さらに監督は「原作のファンで、10年前に映画化したいと思いましたが、映像化することの難しさに七転八倒していました。でも柴咲さんと神木くんに決まった時点で“行ける”と思いました。その後、素晴らしいキャストも決まり、10年かかったけど、映画のセリフじゃないですが“必然”だったと思います」とキャストの顔ぶれに大満足。

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