ユーロスーペース(東京・渋谷)ほかで公開中の映画『全員切腹』のクライマックス、毒を流して疫病を広めた罪に問われ切腹を命じられた雷漢(窪塚洋介)は、奉行所の強面たちを見渡して「おまえらは俺みてえなことが言えねえだろ」と言い放つ。対談の後半は、豊田利晃と窪塚洋介という、逆境を乗り越えてきた二人だからこそ作り得た渾身の切腹シーンの背景にある、それぞれの覚悟と思いが語られた。
※前編はこちら https://www.tokyoheadline.com/568658/
ユーロスーペース(東京・渋谷)ほかで公開中の映画『全員切腹』のクライマックス、毒を流して疫病を広めた罪に問われ切腹を命じられた雷漢(窪塚洋介)は、奉行所の強面たちを見渡して「おまえらは俺みてえなことが言えねえだろ」と言い放つ。対談の後半は、豊田利晃と窪塚洋介という、逆境を乗り越えてきた二人だからこそ作り得た渾身の切腹シーンの背景にある、それぞれの覚悟と思いが語られた。
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豊田利晃監督・脚本、窪塚洋介主演による新作映画『全員切腹』が、ユーロスーペース(東京・渋谷)ほかで公開中だ。この作品の製作が発表されたのは、おそらく監督すらも公開時の東京が緊急事態宣言下などとは想像もしていなかったであろう、今年3月のこと。“憎悪の連鎖を断ち切り、憎悪にさらされた人たちに勇気を持たせたい”、そう決意した監督は、自らサイトを立ち上げてクラウドファンディングで製作資金を募り、劇場で体感するべき大胆かつ繊細な26分の映画を完成させた。窪塚洋介演じる浪人・雷漢吉右衛門の切腹シーンは鬼気迫る演技と称するにふさわしいが、その実、紡がれる言葉は誰よりも人間らしく、それゆえに鋭い刃のようにひとつひとつが見る者に突き刺さる。8月14日、初日舞台挨拶直後の豊田利晃監督と主演の窪塚洋介に、今、この世の中に本作を放った “覚悟”を語ってもらった。
※後編はこちら https://www.tokyoheadline.com/568676/
『マイ・ダディ』ジャパンプレミアが23日、都内にて行われ、ムロツヨシ、奈緒らキャストと金井純一監督が登壇。役者人生25年目での映画初主演作に「ムロツヨシ、主演やりました!」と感激をあらわにした。
最愛の妻に先立たれて以来、娘を男手一つで育てている牧師が、ある日突然、白血病と診断された娘を救うため奮闘する物語。
意外や、本作が映画初主演というムロツヨシ。娘を救おうとする父親役で新境地を見せるムロは、娘役を演じた新人・中田乃愛のあいさつを目を細めて見守り「うちの娘です」と誇らしげ。
さらに「この子にとにかく嫌われたくないという気持ちが先走って、あまり踏み込めなかった」と振り返りつつ「コロナの影響で撮影が延期になっていたとき、メールのやり取りで親子ごっこをさせていただいて。“試験頑張ってね、父より”“頑張るね、娘より”って。ずっとお父さん、て呼んでくれるんです」とデレデレ。
映画『子供はわかってあげない』公開記念舞台挨拶が21日、都内にて行われ、上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大と沖田修一監督が登壇。映画にちなみ「分かっているけと分かりたくないこと」のお題で盛り上がった。
第24回手塚治虫文化賞・新生賞などを受賞した田島列島による人気漫画を映画化した青春ストーリー。
コロナの影響で1年の延期を経ての公開に、主演・上白石も「私にとって本当に大切な映画が無事公開できました」と感激。
早くもSNSで絶賛の声が相次いでいる本作。とくに感動の声が多い告白シーンについて、主人公・美波役の上白石は「実はみんなで、ラストシーンだけ後ろで見ていたんです」と観客を驚かせ「自分でも原作や台本を読んだときに震えたシーン」と、思い入れを語った。
美波が引かれるシャイな青年もじくん役の細田は、撮影当時、現役の高校生だったと振り返り「技術面でも精神面でもまだまだ足りてないときにこの作品に出合い、とくに上白石さんの役作りを含めた精神的な強さに感化されました」と上白石を絶賛。
一方、その兄役を演じた千葉雄大は沖田作品『モヒカン故郷に帰る』での沖田監督とのエピソードを披露。「作品のキャンペーン時、ホテルでみんなで飲んでいたとき、沖田さんが僕の胸ぐらをつかんで取っ組み合いみたいになって…」とひょうひょうとした表情で語り出し、会場を驚愕させると「ウソなんですけど」。これには細田も思わず「メチャクチャ信じましたよ!」と苦笑い。
真相は、千葉いわく「沖田さんが酔っ払いながら“オレについてこい、任せとけ!”と言ってくださって、今回本当に呼んでくださった。有言実行の男だなと思いました」。
沖田監督は照れながら「酔っぱらっていてよく覚えてなくて。次の日、周りから“千葉くんにすごいこと言ってたよ”と教えられた。千葉雄大様…と手紙を書こうとした」と苦笑。「酔っぱらってのことでも、覚えてなくてもうれしかったです」と千葉が言うと、上白石や細田も「自分も言われたい!」。
『かぐや様は告らせたい ファイナル』初日舞台挨拶が20日、都内にて行われ、平野紫耀(King & Prince)、橋本環奈をはじめ豪華キャストと河合勇人監督が登壇した。
大ヒット漫画の実写化『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』第2弾。“先に告白したほうが負け”の恋愛頭脳戦を繰り広げるエリート高校生たちを描く。
生徒会キャストによる“主題歌踊ってみた”映像が流れるエンドロールに会場から大きな拍手を送られ、ご機嫌の一同。
平野は「King & Princeの曲をこの生徒会メンバーで踊らせていただいたんですけど、実は(キンプリの)メンバーより先に、生徒会メンバーと一緒に踊っているんです。何なら、生徒会メンバーで踊った映像をメンバーで見て、覚えたりしてました。(キンプリの)髙橋海人は浅川(梨奈)さんのダンスを熱心に勉強してた。今の髙橋があるのは浅川さんのおかげ」と明かし、会場もびっくり。
一方で、佐野勇斗の踊りに対して平野は「一人だけ役をまとって踊っていてさすがだなと思いました」とほめつつ、役になり切った佐野の動きが「絶妙に気持ち悪い」とバッサリ。佐野は「こういう場合、役でやるっていうのが暗黙の了解じゃないの?」と反論したが、浅川梨奈や影山優佳から「みんながいる場で、プロデューサーさんが役じゃなくていいと言っていた」と突っこまれタジタジ。それでも「でも海人が見てすぐ“あの腰の動き、最高でした”ってすぐ連絡くれた」と、エンドロールのダンスに胸を張った。
2018年、強烈なバイオレンスと秀逸なストーリーテリングによって灼熱を生きる男たちの生きざまを描き第42回日本アカデミー賞をはじめその年の映画賞を席巻した超衝撃作『孤狼の血』がさらにレベルを上げてスクリーンに戻ってくる!
前作に続き白石和彌監督が脚本・池上純哉とともに描くのは前作の3年後を舞台にした完全オリジナルストーリー。作家・柚月裕子の原作小説『孤狼の血』シリーズ三部作のいずれとも異なる、映画独自のストーリーが展開する。
主人公のマル暴刑事・日岡秀一役には第43回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞を受賞した『新聞記者』や、ドラマ「あのときキスしておけば」など役幅を広げ続ける松坂桃李。前作の新米エリート刑事から一変、殉職した大上章吾(役所広司)の“血”を受け継ぎ、ルックスもダーティーでハングリーな“孤狼”へとすさまじい変貌ぶりを遂げた。対する上林組組長・上林成浩役には、こちらも話題作が続く鈴木亮平。数々の強烈なキャラを演じてきた鈴木だが、それらを塗り替えるほど最恐最悪のモンスターを演じきる。前作の豪華かつ迫力の顔ぶれに加え、村上虹郎、西野七瀬らが加わり、前作を遥かに上回る予測不可能な驚愕のクライマックスへ向け、さらなるバトルロワイアルが繰り広げられる。
庵野秀明と松本人志による対談が、8月20日よりAmazon Prime Videoにて配信される。
SFアニメ超大作の金字塔『エヴァンゲリオン』シリーズを世に送り出し、日本のアニメ界に革命を起こし続けてきた庵野秀明と、お笑い、映画監督、作家、プロデューサーとして日本のエンターテイメント界をけん引し続けている松本人志。異才の2人による夢の初対談では、2人が幼少期に影響を受けたというウルトラマンや仮面ライダーなどの話題や、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を鑑賞した松本の熱い感想、庵野の作品作りへのこだわり、そして松本がたどり着いたという、お笑いの“最後のピース”についてなど、他では聞くことができない熱く深いトークが繰り広げられる。
解禁となった予告編では、庵野と松本が初めて出会う瞬間が映し出されている。初対面ということで、お互いに緊張を隠せない2人。たまらず松本が「どう…どうなるんでしょうね?」とこの企画の展開を危ぶむと、庵野も「ええ…すぐに滞ると思います」と返し、松本も思わず大笑い。
そんな緊張の対面を果たしながらも、トークは多いに盛り上がった様子。合わせて解禁となったビジュアルからは、2人がときおり笑顔を見せながらも熱く語り合う様子が伝わってくる。
対談を終えた2人は、初対面でこんなにも多く語り合ったことはなかったと振り返りつつ、お互いに“似ているところがある”と感じ、最後は再会を誓い合っていたとのこと。それぞれのフィールドで活躍していた2人が初めての対談でどんな熱くディープな会話を繰り広げるのか、ファンならずとも気にならずにはいられない。
『庵野秀明+松本人志 対談』は8月20日よりAmazon Prime Videoにてプライム会員向けに見放題独占配信。
5人の俳優が映画監督に挑む『アクターズ・ショート・フィルム』第2弾に、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が参加。予算・撮影日数など同条件で、それぞれショートフィルムの監督に挑戦する。
WOWOW開局30周年を記念して生まれたプロジェクト。予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作し、世界から6000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指す。
第2弾『アクターズ・ショート・フィルム2』で監督に挑むのは、主演映画『たたら侍』をはじめ映画や舞台、ドラマと幅広い作品に出演している劇団EXILE所属の青柳翔。モデル、俳優、そして現在公開中の『竜とそばかすの姫』では声優に挑んだ玉城ティナ。第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した『殿、利息でござる!』をはじめ話題作への出演が続く千葉雄大。多彩な役柄をこなす演技派として名高く、第一弾に参加した森山未來監督作品『in-side-out』では主演を務めた永山瑛太。そして、国民的アイドルグループを卒業後、女優として目覚ましい活躍を見せ、映画をテーマとしてエッセイも人気の前田敦子の5人。
各監督からも意気込みのコメントが到着。青柳翔は「映画を愛し、作品づくりの苦しみを乗り越えた一握りの経験豊富な人が出来るものだと思っていたので、オファーを受けた時は、僕がやって良いのか?と、正直、ひるみました」と吐露しながらも「でも、ありがたい事に、とても優秀で経験豊富な人達が周りにいるので、その方々に助けて頂きながら、作品を一から作る苦しみや楽しみを味わっております」と自身初の監督業に打ち込んでいる様子。
玉城ティナも「自分で物語の指揮を取るのは早すぎる気もしましたが、このままではいつまで経っても今だ、という時期は来ない、とも思ったのでありがたく引き受ける事にしました」と決意を振り返り、千葉雄大は「文章を書くことは昔から好きで、少し前から脚本を書くことに興味を持ち始めたのですが、いざやるとなると大違い。自分とにらめっこの日々です」と奮闘ぶりを伝え、永山瑛太は「前回のアクターズ・ショート・フィルム、森山未來監督作品で出演させて頂き、その後、プロデューサーから、撮りたいですか?とお声掛け頂き、うれしさのあまり直ぐにやります!と、構想を練り始めました」と明かした。そして「映画の世界が私は大好き」と話す前田敦子は「ですが新しい入り口に手招きしていただけてワクワクせずにはいられませんでした。そこから私が撮るならこの人たちと一緒にやってみたいと頭にパッと浮かんできました。その夢が全て叶ってしまい。。準備は着々と進んでいます。これは撮影を楽しみにせずにはいられません」と、充実ぶりをコメントで伝えている。
『アクターズ・ショート・フィルム2』は2022年、WOWOWにて放送・配信予定。
映画『護られなかった者たちへ』の完成披露試写会が15日、都内にて行われ、佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、緒形直人、瀬々敬久監督が登壇。佐藤は「みんなでより良い国に、より良い生活を目指すにはどうするべきか、考えるきっかけとなる作品」と、生活保護制度の課題を見つめた本作への思いを語った。
東日本大震災から10年目の仙台で相次いで発生した不可解な殺人事件の裏に潜む、切なくも衝撃の真実に迫る第一級のヒューマンミステリー。
避難所で出会った老女のために生活保護を申請しようとしてトラブルになり放火事件を起こして服役していた容疑者・利根を演じた佐藤健は「東日本大震災がどれほどの被害と悲しみを我々にもたらしたか、今や日本中だけでなく世界中の人々が知るところとなっていますが、実際には震災そのものだけでなく、そこから波及したさまざまな問題が我々の日常を侵食していて、本作ではそのうちの、生活保護という制度に焦点を当て、撮影させていただきました」と語り「今の日本に投げかける意義のある作品になったと思います」と意気込みを見せ、瀬々監督も「『護られなかった者たちへ』というこのタイトルが現実にならないよう、この映画が少しでも力になれたら」。
窪塚洋介が主演を務める映画『全員切腹』の初日舞台あいさつが8月14日、東京・渋谷のユーロスペースで行われた。
同作は製作資金を従来のクラウドファンディングプラットフォームで集めるのではなく、豊田組のショップサイトを開設し、その売り上げを活用するという形を取った。また支援金額によって映画の上映時間が変わるという新しい観客参加型の製作に挑んだことでも話題となっていた。
この日は豊田利晃監督、主演の窪塚、音楽を担当した切腹ピストルズが登壇した。
豊田監督はこのタイトルについて「思いついたのは去年。その意味をいろいろと問われるかと思ったが、まさか五輪をやってこんなにコロナが増えるとは思っていなかったので、誰もがこのタイトルの意味を問わなくなった。みんな分かっているみたいな(笑)。”その通りだろ”みたいなことになっているんですけど、でもそれだけの映画じゃなくて、この国のトップとかリーダーだけではなくて、それぞれ個人に、侍の儀式のなかで行われる“切腹”で、みんなが責任を取っているのかということを自分自身を含めて問いたかった」などと語った。
窪塚は「“自分”と書くと“自由の分身”と読める。こんな時代に、自分らしく、なるたけ自由に人生を生きたいと思う人たちの何かの支えだったり、道しるべのようなものにこの作品がなれたら幸せだと思う」と挨拶。
寺田心が主演する映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の初日舞台挨拶が都内で行われ、主人公の少年ケイを演じた寺田心、妖怪を演じた杉咲花、大沢たかお、安藤サクラ、大倉孝二、大島優子、赤楚衛二、そして三池崇史監督が登壇した。
映画は、世界を救う勇者に選ばれた少年ケイと、彼を巻き込んだ妖怪たちの大冒険を描く、妖怪ファンタジーエンターテインメント。
映画を見終えたばかりの観客を前に「CGとか音とか初めて挑戦したことが多かった」と寺田。「基本グリーンバックが多くて、アクションも殺陣の方が教えて下さったりしてすごく楽しかったし、男の子が一度は持つであろうヒーロー願望を叶えることができてとっても楽しかったです」と、にっこり。