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出版業界に切り込む映画『騙し絵の牙』吉田大八監督明かす「ウチの名前は伏せてと言われた」

2021.03.14 Vol.Web original

 

 映画『騙し絵の牙』のトークイベントが14日、都内にて行われ、吉田大八監督が登壇。ユニークな取り組みが話題の天狼院書店店主・三浦崇典氏とオンラインでつながり、映画の舞台となった“出版・書店業界”の現状を交えつつ「本屋さんのこれから」をテーマにトークを行った。

 大泉洋が主演を務める話題作。崖っぷちの出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき“騙し合いエンターテインメント”。

「昔から『仁義なき戦い』が好きなんですが、原作を読んでいて『仁義なき戦い』を出版業界を舞台にやるという方向性を見つけた」と吉田監督。一方で、大泉が演じる主人公・速水や、松岡茉優が演じる高野らは「“映画版”として脚色し結果的に大分、違う描き方になった」と語り「原作を読んで業界の知識を入れてから見ても楽しめる作品になったと思います」。

 その吉田監督の脚色や映画版ならではの展開を、業界のプロ・三浦氏も「劇中に登場する出版社や作家は、この人がモデルじゃないか、と思いながら楽しみました。とくにオチはプロから見てもなるほどと思わせられました」と大絶賛。その言葉に監督も「プロの方に荒唐無稽すぎると言われたら困るなと思っていたんですけど…そう言っていただけてうれしい」と相好を崩した。

鬼平は松本幸四郎、梅安は豊川悦司!『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』映画化へ

2021.03.12 Vol.Web Original

 

 池波正太郎原作の『鬼平犯科帳』と『仕掛人・藤枝梅安』の新作映画製作発表記者会見が12日行われ、それぞれの主演も明らかになった。『鬼平犯科帳』の主人公である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を演じるのは松本幸四郎、『仕掛人・藤枝梅安』の藤枝梅安は豊川悦司が演じる。

『鬼平犯科帳』は映画化と連続シリーズの製作が決まった。

 幸四郎は、「『鬼平犯科帳』は池波正太郎先生の傑作であり、祖父(初代松本白鸚)、(萬屋)錦之介のおじさま、叔父(中村吉右衛門)と自分の近い存在が演じておりました作品ですので、今回のお話をいただいたときは喜び以上に驚き、鳥肌の立つ思いでした。そして今、すこぶる興奮しています。5代目の「鬼平」を務めさせていただく幸せとともに、進化した「鬼平」を目指したいと思っております。池波先生が描かれた『鬼平犯科帳』の江戸を、時代劇の職人芸でお見せ致します。根拠はありませんが、自信はあります。どうぞご期待ください」と、やる気。

鈴木伸之、山崎紘菜を“サウナ”沼に引き込み成功!「まんまと継承しました」

2021.03.12 Vol.Web original

 

 映画『ブレイブ-群青戦記-』初日舞台挨拶が12日、都内にて行われ、新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邉圭祐、松山ケンイチと本広克行監督が登壇した。

 突然、戦国時代にタイムスリップしたアスリート高校生たちの戦いを描く。

「エンターテインメントの中にも、継承する、受け継がれるというテーマを込めた」と言う本広監督。それにちなみ、本作を通して“継承したことは”と質問されると、サウナ好きを公言している鈴木は「山崎紘菜ちゃんにサウナは気持ちいいよと布教したところ、本当に行ってくれて、すごく良かったと言ってくれた」と満足げな笑顔。山崎は「まんまと継承しました(笑)。本当に、会うたびにサウナいいよ、と言ってくれるんです。そろそろサウナ大使とかプロデュースとかされるのでは…」と笑いをさそった。

 そんな山崎は「これまで撮影現場のお弁当にこだわりがそんなになかったんですけど、この現場で本広監督の食事へのこだわりに影響されて、おかず一つ一つに迷うようになってしまって」と明かし、撮影現場に用意された食事を満喫したことを明かし「まんまと太っちゃって。ごめんなさい、ヒロインなのにと思いながら食べていました」と苦笑していた。

『ブレイブ-群青戦記-』は公開中。

新田真剣佑『ブレイブ』初日舞台挨拶でしばし無言に「…目に焼き付けて」

2021.03.12 Vol.Web original

 

 映画『ブレイブ-群青戦記-』初日舞台挨拶が12日、都内にて行われ、新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邉圭祐、松山ケンイチと本広克行監督が登壇。昨年、亡くなった三浦春馬が武将役で出演している本作。主演の新田が言葉につまりつつ、本作への思いを語った。

 新田が「この撮影をしていた期間、朝も早くて寒かったりもしたけど、そんなことも忘れさせてくれるくらい現場の雰囲気が良かった。とにかくみんなずっと笑顔でしたよね」と振り返ると、山崎も「高校時代を思い出すと温かいものが体をめぐるんですがこの作品の撮影も私にとってそういう思い出」、鈴木も「監督がご飯にこだわってくださったり、夕方、日が落ちる前に撮影が終わっていたのでみんなでご飯を食べに行ったりして楽しかったですね」と共演者たちも口々に現場での楽しい思い出を語った。

 ところが一人、織田信長役の松山ケンイチだけは「(思い出が)ないですね」とぶ然。「皆さんとはしゃいだ思い出も、一緒にご飯を食べに行った思い出もない」とぼやく松山。実は信長を演じるにあたり本広監督から指示があったと言い「撮影しているときも休憩中もみんなとしゃべってなかったんです。しゃべりたかったんだけどね」。

 そこに、監督が「実は松山さんのシーンで僕が遅刻をしてしまったことがあったんです。過労で倒れてしまって」と明かすと、松山は「大変な撮影だと聞いていましたから」。ところが、鈴木が「さっき僕が、夕方には撮影が終わってみんなでご飯に行ったと言ってしまって…これ後で尾を引くヤツにならないかな、と…」と案じ、会場も大笑い。

 公開前のイベントでは、本作で戦国武将を演じた故・三浦春馬への思いも口にしていた新田。また新田は今後、海外で活動することも明かしている。最後に「僕にとって一生わすれることのない作品になりました。役者一人ひとりが本気で挑んだ作品です」と話した後、しばし沈黙し、振り絞るように「楽しんでください。そして目に焼き付けてください」と語った。

『ブレイブ-群青戦記-』は公開中。

飯豊まりえ“ラストティーン”19歳になった後輩“めるる”に素敵なアドバイス

2021.03.11 Vol.Web original

 映画『トムとジェリー』の公開(3月19日)を記念して開催される展覧会『トムとジェリー カートゥーン・カーニバル』オープニングイベントが11日、会場となるラフォーレミュージアム原宿にて行われ、“めるる”の愛称で人気のモデル生見愛瑠と、飯豊まりえが“トムジェリ”ファッションで登壇。飯豊は、映画にちなみ自身の理想の結婚式について語った。

 自身のSNSでもお気に入りのトムジェリファッションを披露するなど大のトムジェリファンの生見は「覚えていないくらい小さなころから好きで、例えば歯医者に行くのがいやでも“『トムとジェリー』見せてあげるから”と言われれば行く、みたいな」、飯豊も「小学校6年間、学校から帰ると見ていました」と、子供のころからの大ファンだと明かした。

 映画公開に合わせて開催される展覧会にも「写真映えスポットがたくさんある」「トムとジェリーが変形しているレアなキャラクターの展示とかファンにはたまらない」と大興奮。

 結婚式を成功させるため2匹が協力するという映画のストーリ-にちなみ、理想の結婚式は?と質問されると飯豊は「海とか森とか、カジュアルな感じで仲のいい友達を呼んで輪になって踊るみたいな(笑)、自然に囲まれながらの結婚式がいいな」と照れ笑い。

 また先日19歳の誕生日を迎えた生見は「ラストティーンです。最近は毎日写真を撮ったり日記を書いたりしてメモリーを収めるようにしています」。そんな生見に事務所の先輩・飯豊は「15~6歳くらいのときに一緒にカフェでお茶してたので、もうそんなに経ったのか、と」と苦笑しつつ「私は20歳になったとき両親に手紙を書いて、抱負や日ごろの感謝を伝えました」と振り返ると、生見は「参考にさせていただきます!」と目を輝かせた。

 どちらかというと“トム派”という2人。男性だったらトムっぽい人とジェリーっぽい人どちらがいいかと聞かれると、飯豊は「どっちか選べない(笑)。どちらも兼ね備えているほうがいいのでは」と茶目っ気たっぷりに答えていた。

『トムとジェリー カートゥーン・カーニバル』は3月12日から28日までラフォーレミュージアム原宿にて開催。

 映画『トムとジェリー』は3月19日より全国公開。

鈴木伸之は「過去に戻りたい」? 最新出演作『ブレイブ -群青戦記-』がいよいよ公開

2021.03.11 Vol.Web Original

 

 劇団EXILEの鈴木伸之が出演する映画『ブレイブ -群青戦記-』が12日公開される。

 笠原真樹による人気コミック『群青戦記』を映画化したもので、戦国時代にタイムスリップした高校生のスポーツエリートたちが、部活のスキルを生かして、仲間たちを守るため生死をかけて戦い、その中で成長していく姿を描く。主演は新田真剣佑、監督は『踊る大捜査線』シリーズなど多くのヒット作を手がける本広克行。鈴木を含めて、強力な布陣のエンターテイメント作品だ。

 鈴木が演じるのは実力は日本一という剣道部の主将の松本考太。真剣佑演じる主人公の幼なじみだ。鈴木は『月刊EXILE』4月号のインタビューで、スポーツ強豪校の剣道部部長を演じるうえで取り組んだことや、撮影現場で感じたことなどを真っすぐに語っている。

 そのなかで、タイムスリップができたら何時代に行ってみたいかという質問に、「今の記憶や経験はそのままで、一度行ったら戻ってこられないという設定であれば」としたうえで、過去を選択。

「未来はいずれ勝手に訪れるので、あまり興味がないです。自分は今28歳なのですが、好きな過去に戻れるならいろいろやり直しもききますから(笑)。個人的に10代後半〜20代前半のころは人並みに大変なこともありましたが、すごく楽しかったという記憶が強いので、またそのころに戻って友達と一緒にワイワイしたい」

菅田将暉「感情移入しすぎて有村架純と付き合っていた過去が出来上がってる人もいる」

2021.03.10 Vol.Web original

 

 公開中の映画『花束みたいな恋をした』トークイベントが10日、都内にて行われ、主演の菅田将暉と、土井裕康監督が登壇。人気バンドAwesome City Clubも駆け付け生演奏で映画の大ヒットを祝った。

 菅田将暉、有村架純の共演によるラブストーリー。「東京ラブストーリー」など数々の名作恋愛ドラマで知られる脚本家・坂元裕二の書き下ろし作品。

 1月29日に公開されるや動員1位をキープし続け現在までの動員は200万人を突破、興行収入は27億円と驚異の大ヒットを続けている本作。

 冒頭、菅田は「自分の周辺の人もすごく熱く語ってくれる。OKAMOTO’Sのレイジくんから、ラストシーンで(菅田が演じた)麦くんと同じ量の涙が出たとラインをもらいました。あと既婚者のおじさんたちが結婚前に付き合っていた女性の話をしてくれます(笑)」と、幅広い世代から共感を得ている手ごたえを明かし、土井監督も「見た人の数だけ感想があって、それをSNSなどに書いてくれて、それがどんどん広がるという現象が起きている。そういう幅の広い映画になれて本当に幸せな映画だと思う」と笑顔。

“花恋”ファンの熱い反応に菅田は「あまりにも麦くんに感情移入しすぎて、いつのまにか有村架純と付き合っていた過去が出来上がっていて“オレ、(有村と)付き合っていたんだ”、と。という話を何回も聞きました」と明かし笑いをさそった。

 さらにこの日は劇中にも登場する人気バンドAwesome City Clubが映画のインスパイアソング『勿忘』を生演奏。自身もアーティスト活動をしている菅田は「久々にライブを見に行ったみたいで感動しました」と大いに感激していた。

 映画『花束みたいな恋をした』は公開中。

『トップガン マーヴェリック』F-14がトランスフォーム! まさかのコラボ商品が発売決定

2021.03.10 Vol.web original

 2021年に公開を予定しているトム・クルーズ主演作『トップガン マーヴェリック』と、人気玩具「トランスフォーマー」が異色のコラボ。劇中に登場するF-14戦闘機がトランスフォーム(変形)する「トランスフォーマー『トップガン マーヴェリック』」が8月7日発売。本日より予約受付を開始する。

 同作は、アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称“トップガン”に所属するエースパイロット候補生たちの挫折と栄光の日々を描いた名作の続編となる最新作。前作に続き、トム・クルーズが伝説のパイロット、マーヴェリック役でカムバックする。

 F-14戦闘機は、劇中でトム・クルーズ演じる主人公マーヴェリックが搭乗したファンにはおなじみの機体。コラボアイテムでは、ウェザリング塗装で汚れなどの加工を施し、映画の世界観をリアルに表現。もちろんトランスフォームも可能。加えて、映画1作目の印象的なシーンに登場していたバレーボールやオートバイもアクセサリーパーツとして付属。オートバイと戦闘機は同じスケールのため一緒に飾って映画の世界を楽しむことができる他、トランスフォーマー時には、開いた手首のパーツを差し替えることで付属のバレーボールを乗せることができるなど、映画の名シーンをトランスフォーマーで再現できる。他にも、トランスフォーマー時にはマーヴェリックと同じデザインのヘルメットを被っているなど、ファンの心をくすぐるこだわりが随所に光る。

「トランスフォーマー『トップガン マーヴェリック』」は8月7日に発売。タカラトミーモールでの予約受付は本日3月10日から開始。

 映画『トップガン マーヴェリック』は2021年公開予定。

賀来賢人『きかんしゃトーマス』で演じる新キャラ・ケンジは「今までで一番の好青年」

2021.03.08 Vol.web original

 

『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』のイベントが8日、都内にて行われ、本作で声優を務める賀来賢人と後藤淳平(ジャルジャル)が絵本の読み聞かせに挑戦した。

 ファミリーに人気のきかんしゃトーマスシリーズの劇場版最新作。本作で新登場するキャラクターで、日本から来た世界最速の超特急・ケンジの声を賀来が、機関車・サニーの声を後藤が演じる。

 この日は、2人がオンラインで参加している30組の家族とオンラインでつながり、ステイホームが長引く子供たちに向け映画のストーリー絵本を読み聞かせ。

 ともにパパ同士である2人。賀来は「最近、寝る前の習慣として、絵本を3冊読んでいます。テレビとかを見てしまうと頭が興奮して眠れなくなっちゃうので、絵本で寝かしつけをしています」と明かし、後藤は「毎日ではないですが、読み聞かせはします。僕も基本、子供が寝る前に読んでいるので今日のようなイベントは緊張しますね」。

 臨場感たっぷりの2人の語り口に、聞いていた親子たちもすっかり物語に入り込んだ様子で「早く映画が見たくなりました」と大好評。参加者から読み聞かせのコツを聞かれると、賀来は「感情を込めて、いかに照れないか、僕は家でも本気で読んでいます!」、後藤は「僕は今日ちょこちょこ噛んでいたので何も言えないですが、噛むことは悪いことではないと思います! 感情的に読んでいるフリをしながら、ごまかすのも良いんじゃないですかね?(笑)」とポジティブなアドバイス。

 公表されるや日本でも話題を呼んだ新キャラ“ケンジ”について賀来は「今まで演じた役柄の中で一番の好青年だったので意外と難しくて、苦労しました」と振り返り笑いをさそっていた。

『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』は3月26日より全国公開。

水木しげる生誕100周年『悪魔くん』新作や歴代『ゲゲゲの鬼太郎』キャラ集結キャンペーンが決定

2021.03.07 Vol.web original

 漫画家・水木しげるの生誕99年を記念した「水木しげる生誕祭」配信イベントが7日、行われ、「生誕100周年事業期間」の実施が発表された。

 本年3月8日の生誕99年から、生誕100年、生誕101年の3年間を「生誕100周年事業期間」としてさまざまな取り組みを行う。そのうち「水木しげる生誕100周年記念4大プロジェクト」では水木作品の新作や展示会などを展開。

 プロジェクトでは、新アニメ「悪魔くん」、1968年に放送を開始したテレビアニメ第1期から2018年に放送を開始した最新の第6期まで、全6シリーズを同時使用してキャラクター展開をする東映アニメーションキャンペーンプロジェクト「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」、「水木しげる生誕100周年記念展覧会」の開催、そしてたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期の映画化『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』も決定した。

 野沢雅子(1・2期鬼太郎役、6期目玉おやじ役)は「ワクワクしています」、古川登志夫(6期ねずみ男役)「『悪魔くん』のアニメ化は、想像以上のビッグニュースでした」と、出演者たちも期待のコメントを寄せた。

藤原竜也と竹内涼真が撮影中に欲しがった“禁断の男汁”とは!?

2021.03.06 Vol.Web original

 

 映画『太陽は動かない』公開記念舞台挨拶が6日、都内にて行われ、藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、日向亘、佐藤浩市、と羽住英一郎監督が登壇。壮絶アクションの撮影舞台裏を明かしながら男ばかりの舞台挨拶を盛り上げた。

 心臓に爆弾を埋め込まれながら過酷なミッションに当たるエージェントのバディが陰謀に挑む姿を追うアクションエンターテインメント。

 コロナの影響により一年延びつつ無事公開できたことを喜んだ一同。ブルガリアで撮影された迫力のアクションも見どころ。現地では食事も共にしたといい、竹内が「竜也さんが“お前、市原にもっと飲ませて”って。悪い人です(笑)」と明かしたかと思えば、羽住監督が「前半の打ち上げで真っ先に脱ぎ始めたのは佐藤浩市さん」と暴露。藤原も「浩市さんに背中をたたかれて手形が。どんな体育会系だって」と苦笑すると、佐藤は「男同士だとそうしたくなるもんなんです」。

 そんなベテラン佐藤も「見ているこっちが怖くなるようなアクション」と絶賛する壮絶シーンに挑んだ藤原と竹内。

藤原は「セットに実際に船を浮かべて撮影したんですが、水温もめちゃくちゃ下げたんです。監督に“そんなに下げる必要はないんじゃ”と言ったら“画に出るから”と。出ますかね?」と率直な疑問。

監督は「出たじゃん」とシーンの出来栄えに大満足していたが、藤原はとにかく撮影がつらかったようで「“男汁”という(体を温める)ぬるい水も出ているんですけど、それがほんの数ミリしかでてない」とぼやきを連発。謎の“男汁”について監督は「『海猿』のときから使ってるんですが、禁断のものなんです。それを使っちゃうとワンカットごとに“男汁”ってなっちゃうから」と説明し会場の笑いをさそった。

 さらにワイヤーでつられるアクションシーンでは、市原から「ビル3階ぶんくらいの高さあたりから竜也くんの顔が青ざめてプルプル震えてた」という証言。監督は「竜也くんが高いところも水も狭いところもダメって撮影終わってから知った。見ていて全然分からなかった。おそらくバディがいたから乗り越えられたんでしょうね」とねぎらったが、藤原は「次は(指令役の)浩市さんのとなりにいる」と、続編が実現しても、アクション拒否の構えを崩さなかった。

 映画『太陽は動かない』は公開中。

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