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ショートフィルムを通してWithコロナ & Afterコロナの映画業界を考える

2020.06.18 Vol.730

 新型コロナウイルスの影響により、恒例の6月開催を秋開催へと変更した国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」が「Withコロナ & Afterコロナの映画業界を考えるオンライントークセッション」を公式YouTubeチャンネルにて配信していく。

「ショートフィルムの日」として記念日登録されている6月4日に行われた第1回のトークセッションでは「映画祭のニューノーマルとは? クリエイター目線での価値を考える」と題し、行定勲監督らがホストを務める別所とともに、コロナ禍での映像制作や今後について語り合った。

“内縁の夫婦”役で念願の共演!長澤まさみと阿部サダヲ「本当にダメな人たち」

2020.06.16 Vol.Web original

 映画『MOTHER マザー』完成披露舞台挨拶イベントが15日、都内にて行われ主演の長澤まさみ、共演の阿部サダヲ、奥平大兼と大森立嗣監督が登壇した。

 同作は『新聞記者』を手掛けたスターサンズの配給作品。17歳の少年が祖父母を殺害した実際の事件から着想を得て、既成の価値観では測れない親子の関係のあり方を問いかける衝撃作。男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきたシングルマザー秋子役に長澤まさみ。17歳に成長した息子・周平を新人・奥平大兼。秋子と内縁の夫になるホスト遼を阿部サダヲが演じる。

 長澤、阿部ともに「本当にダメな人」「こんなひどい人をやったことがない」と言うほどの汚れ役に挑戦。出演を決めた理由について阿部が「長澤さんがこういう役をやったのを見たことがないなと思って。やっぱりすごいですね、長澤さんは。ラストシーンの表情はなかなかできるものではない」と言うと、長澤も「阿部さんはいつか共演してみたいとずっと思っていた方。阿部さんは何でもできるスーパーマンというイメージ」と称え合った。

岩田剛典“かつてないハードボイルドな男”に! 新田真剣佑との初共演作が公開決定

2020.06.16 Vol.web original



 行成薫の人気小説「名も無き世界のエンドロール」が、岩田剛典と新田真剣佑の初共演で映画化されることが分かった。

 原作は、新人の登竜門的文学賞とされる「第25回小説すばる新人賞」を受賞し鮮烈なデビューを飾った行成薫による同名小説。ともに親がおらず支え合いながら成長した2人の青年が、ある事件を機に、それぞれ裏社会と表社会でのし上がり、とある復讐計画を企てていく衝撃のサスペンス。

 主演はEXILE、三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー活動を中心に、俳優としても実績を重ねる岩田剛典。優しいマスクで女性ファンの心をわしづかみにしてきた岩田が、本作では大事な友のために裏社会に飛び込み、殺人をも厭わない“闇の交渉屋”としてのし上がっていく 男・キダ役に挑戦。今まで見たことのないほどの“ハードボイルド”な男を体現し新境地を見せる。

 そのキダのパートナー・マコト役には、青春ドラマからコメディーまで数々の話題作で存在感を見せる新田真剣佑。“ある事件”をきっかけに人生を狂わされるも、キダの力を借りながら会社経営者となり表舞台でのし上がっていくストイックな男を演じる。初共演の2人が見せる、すべてを越える深い絆に注目だ。監督はドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」や映画『累 -かさね』を手がけた佐藤祐市。

 本作への出演について、岩田は「初共演のまっけん(新田真剣佑)は、マコトという役柄に象徴されるような天真爛漫さが印象的でした」、新田は「岩田さんとは初共演でしたが、以前、授賞式でお会いしており、今回ご一緒できて、とてもうれしかったです」と互いに初共演を喜びながら意気込みを見せている。

 映画『名も無き世界のエンドロール』は2021年全国公開(エイベックス・ピクチャーズ配給)。

長澤まさみと阿部サダヲが久しぶりの映画舞台挨拶に「この景色を一生忘れない」

2020.06.15 Vol.Web original


 映画『MOTHER マザー』完成披露舞台挨拶イベントが15日、都内にて行われ主演の長澤まさみ、共演の阿部サダヲ、奥平大兼と大森立嗣監督が登壇。舞台に立った長澤は「久しぶりなのでうれしい」と、劇場の再開と映画公開を喜んだ。

 同作は『新聞記者』を手掛けたスターサンズの配給作品。17歳の少年が祖父母を殺害した実際の事件から着想を得て、既成の価値観では測れない親子の関係のあり方を問いかける衝撃作。男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきたシングルマザー秋子役に長澤まさみ。17歳に成長した息子・周平を新人・奥平大兼。秋子と内縁の夫になるホスト遼を阿部サダヲが演じる。

 この日は、東京都看護協会危機管理室 新型コロナウイルス対策プロジェクトアドバイザーによる監修のもと、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底しての実施。ソーシャルディスタンスを守り、互いに距離を空けて舞台上に立った登壇者たち。

 長澤が「もしかしたら、今年は公開できないのでは…くらいに思っていたので、公開できると聞いてとてもうれしかったです。たくさんの人に待っていてもらっていると実感していた作品だったので」と笑顔。大森監督も「最近ちょっと(感染者数が)増えていますので、ただただこのまま無事公開できることを祈っています」と続くコロナの影響を案じながらも公開決定を喜び、阿部も報道陣が座る客席を眺めて「ここから見える景色を一生、忘れないと思います」と大まじめに話し、会場を笑わせた。

BLM運動の高まりを受け緊急無料配信! 憎悪と向き合った“元レイシスト”の壮絶映画短編版

2020.06.12 Vol.web original

 憎悪の闇から抜け出そうとした“元レイシスト”の壮絶な実話をもとにした映画『SKIN/スキン』の短編版『SKIN 短編』が、本日6月12日18時から18日24時までの期間限定で、映画公式サイトにて無料配信する。

『SKIN 短編』はガイ・ナティーヴ監督が長編映画製作の出資を募るべく、全額自己資金で製作した短編映画で、2019年アカデミー賞・短編実写賞を受賞した作品。レイシストの父に洗脳され、殺人マシーンとなった少年が起こした悲劇を描く。短編と長編のストーリーやキャラクターはリンクしていないが、ともに人種差別の闇を描いており、長編『SKIN/スキン』をより深くとらえるためにも必見の短編となっている。
『SKIN 短編』では白人と黒人の人種問題を子供の視点を織り交ぜながら強烈な描写と驚愕の展開を通して、憎悪と差別の連鎖について観客に問いかける。今回、世界各地で広がっているブラック・ライヴズ・マター(BLM)運動の高まりを受け無料配信が決定した。

 長編映画『SKIN/スキン』は、白人至上主義者に育てられ、差別と暴力に満ちた生活を送る青年ブライオンが、あるシングルマザーとの出会いを機に、新たな人生を築こうとする姿を描く。『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベルがスキンヘッド姿でブライオン役を演じる。6月26日より新宿シネマカリテ他にて全国順次公開。

岡田将生と志尊淳の“密着”除霊シーンが初解禁!“呪いを操る”平手友梨奈の劇中カットも

2020.06.08 Vol.web original

 岡田将生と志尊淳が“除霊”という特殊能力を使って怪奇事件に挑む主人公を演じる、10月公開の映画『さんかく窓の外側は夜』の劇中写真が初解禁。岡田演じる冷川が、志尊演じる三角を抱き胸に手を当て「除霊」をするという、原作ファンの間でも注目されていたシーンが公開された。

 本作は、霊が“祓える男”冷川と“視える男”三角の2人が“除霊”という特殊能力を使って怪奇事件の解決へ挑む、ヤマシタトモコ原作の新感覚ミステリー。除霊能力を持つ冷川が、霊が見える三角に触れることで、よりはっきり霊が見えることができるようになり、霊を祓うことができるという設定で、今回解禁されたカットは冷川が三角を抱き、胸に手を当て除霊をするという、本作ならではの“見せ場”シーン。心霊探偵バディ誕生の瞬間を感じさせ、本編への期待も高まるカットとなっている。

亀梨和也に忍び寄るのは…?「恐怖の日」に主演ホラーの劇中カットを初公開

2020.06.06 Vol.web original

 話題のホラー映画『事故物件 恐い間取り』の場面写真が、6月6日の「恐怖の日」に合わせ初公開。亀梨和也が演じる主人公に、不気味な気配が忍び寄る劇中カットがお披露目された。

“事故物件住みます芸人”松原タニシの実体験ノンフィクションン「事故物件怪談 恐い間取り」を、亀梨和也主演で映画化。亀梨が演じる売れない芸人・山野ヤマメがプロデューサーから「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むが、思いもよらない事態に直面していく姿を描く。

 今回、6月6日の「恐怖の日」を記念し公開されたのは、劇中でヤマメがTV番組への出演を条件に住むことになった事故物件1軒目での1コマ。一人暮らし の女性が殺されたという“いわくつき”の部屋でカメラをセッティングしたヤマメの元に、プロデューサーの松尾(木下ほうか)から電話が。しかし松尾は電話の向こうのヤマメに奇妙な違和感を感じる。はたしてヤマメに忍び寄る恐怖の正体とは…。

 何かを感じ取っているかのような亀梨の表情が、いっそう恐怖をかき立てる。今年の夏、背筋を凍らせる1本となること間違いなし!

 映画『事故物件 恐い間取り』は8月28日から全国公開。

賞金約2000万円! 三池崇史監督がフリーの映画監督ら対象の企画コンテストを立ち上げ

2020.06.05 Vol.web original

 映画監督・三池崇史が、新型コロナウィルス感染症の影響により映像制作が困難となったフリーランスの映画監督・助監督を支援することを目的とした企画コンテスト「カチンコ Project」を立ち上げ、6月5日から企画を募集する。

 撮影など大人数を集める行為ができなくなるといった影響を受けている映画業界では、とくに、フリーランスで活動する多くの監督や助監督の経済的状況が不安定になっている背景から、日本映画界の将来を担う映画監督および助監督を支援することを目的として、三池監督が発起人となり本プロジェクトが発足。

 その映画監督支援の第一弾として、コロナ禍中でのフリーランス映画監督の経済的不安な状況を打破するために、賞金総額約2000万円の企画コンテストを開催する。

 三池監督はメッセージの中で「感染の恐怖。自粛社会の不安。確かなことは“しばらくは、元の場所には戻れない”ということだ。映画人も例外ではありません。自粛要請を受け、撮影現場が停止し、映画館も従来のような興行が行えず。活動再開に向けて手探りはしてみるものの、その指先に触れるものはなにもない。大きな船に乗る者はともかく、ひとり裸で泳ぐ者にとってはなす術なし」とフリーの映画人たちに思いをはせ「いやしかし、このまま黙って沈むわけにはいかない。泳ごう。なんとか進もう。でも、どっちへ…。あしたの映画のための企画発掘プロジェクトが始動します」と、プロジェクトへの参加を呼び掛けている。

 応募対象者はフリーランスの映画監督、助監督。応募内容は「今、あなたが撮りたい映画」の企画書。第一回応募期間は2020年5日から30日まで。応募詳細は公式サイトにて。

「なぜ満員電車はよくて映画館はダメ?」映画人がウィズコロナ・アフターコロナの映画上映を模索

2020.06.05 Vol.Web Original

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」が公式YouTubeチャンネルにて配信する「Withコロナ & Afterコロナの映画業界を考えるオンライントークセッション」第1回が4日、オンラインにて行われ、映画監督の行定勲と平林勇、札幌国際短編映画祭の久保俊哉プロデューサー、そしてSSFF & ASIA代表の別所哲也がリモートで出席。「映画祭のニューノーマルとは? クリエイター目線での価値を考える」と題し、コロナの影響を受けた映画祭、映画作りの今後について語り合った。

 自身の監督作『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』がコロナの影響で公開延期となった行定監督は「けっこう落ち込むんですよ。皆さんに見ていただくことが、いかにぜいたくなことだったか実感しました」と語り「そのなかでも自分たちにできることは何だろうと考えたら、やっぱり映画を作ることだった」と、中井貴一や二階堂ふみらボランティア出演に名乗りを上げた豪華キャスト陣とともに完全リモートで行ったショートフィルムの制作を振り返った。

 10月に開催を予定している札幌国際短編映画祭の久保プロデューサーは「今年は過去最大の応募数となっているがオンラインやリアルでの開催など今後どう進めるか検討しているところ」と明かしながらも「オンラインであれば、国内外問わず映画祭をより多くの人に知ってもらえるかもしれない」と、映画祭の新しい形にも意欲を見せた。

6月4日「ショートフィルムの日」に行定勲監督と別所哲也が“コロナと映画業界”を考えるオンラインイベント

2020.06.04 Vol.web original

 新型コロナウイルスの影響により、恒例の6月開催を秋開催へと変更した国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」が「Withコロナ & Afterコロナの映画業界を考えるオンライントークセッション」を公式YouTubeチャンネルにて配信していく。第1回目は本日4日20時より、行定勲監と映画祭代表の別所哲也によるトークセッションが行われる。

 SSFF & ASIAは1999年に初めてショートフィルムの映画祭を原宿でスタートした6月4日を「ショートフィルムの日」として記念日登録。その記念日に行われる第1回のトークセッションでは「映画祭のニューノーマルとは? クリエイター目線での価値を考える」と題し、コロナの状況下にショートフィルム『きょうのできごと a day in home』をリモートで制作・発表、くまもと復興映画祭のディレクターも務める行定勲監督らを迎え、ホストを務める別所とともに、コロナ禍での映像制作や今後について語り合う。

 2回目(6月18日開催)は、最新作『本気のしるし』が今年のカンヌ映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれた深田晃司監督を迎え、自身が発起人を務めるミニシアターエイドの展開や映画文化と映画館の重要性を、3回目(7月2日開催)はクリエイティブディレクター、小説家の高崎卓馬を迎え、企業や観光業 界が今後展開するCMやブランディングムービーのあり方について、4回目(7月16日開催)は世界初の「コロナ国際短編映画祭」をいち早く展開した DEJAN BUĆINさん(フェスティバルディレクター/創設者、映画監督)に海外の映画祭事情や本映画祭に集まった作品から見えてきたフィ ルムメイカーたちの状況についてインタビューを予定している。

 合わせて、映画祭がこれまで実施してきたセミナーやワークショップの映像アーカイブ33点を一挙YouTubeにて公開。是枝裕和監督や河瀨直美監督、故・大林宣彦監督、黒澤清監督ら、日本を代表する映画人が国内外のフィルムメーカーに向け熱く語った貴重なトークを見ることができる。

都内映画館も営業へ。アップリンク再開初日は一律500円で傑作選上映

2020.05.29 Vol.Web Original

 緊急事態宣言に伴い、4月8日より臨時休館していた映画館、アップリンク渋谷とアップリンク吉祥寺が6月1日から再開することを発表。再開初日は、アップリンク配給傑作選を一律500円で上映する。

 東京都が6月1日より休業要請を3段階で緩和するロードマップの「ステップ2」へ以降する方針を固めたことを受けて再開を決定。6月1日に休業要請が解除された場合、再開する。

 再開後、アップリンクでは「全スタッフのマスク着用」「飛沫感染防止のため、左右1席ずつ間隔を空ける」「飛沫感染防止用ビニールシートの設置」「トイレのハンドドライヤー使用中止」「フード販売の一時見合わせ」といった感染予防措置を実施。

 また、キャッシュレス決済の推奨や来場者自身による来館前の体調確認、マスク着用など、来場者にも感染予防対策を呼び掛けている。体調不良で来場できない場合、当面の間チケットの払い戻しを行うとのこと(上映後の払い戻しは対象外)。

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