『ゲティ家の身代金』
“世界一の富豪”ゲティの孫ジョンがイタリア人左翼ゲリラに誘拐され、約50億円もの身代金を要求された。しかしゲティが支払いを拒否。世界中が騒然となるなか、愛する息子を救うため母アビゲイルは大富豪と誘拐犯に立ち向かう。
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カンヌ最高賞・是枝監督が明かす、ケイト・ブランシェットを虜にした安藤の演技とは
映画『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した是枝裕和監督が23日に帰国。羽田空港内にて“凱旋”帰国会見を行った。
詰めかけた約80名のマスコミの前にトロフィーを抱えて登場した是枝監督。「大きな賞であることが、お越しいただいたマスコミの方の数を見て分かります」と記者たちの熱気を受け止め、質問に答えていった。
過去作品との反応の違いを質問されると「『誰も知らない』のときの反応)も温かったけど、あのときは子供たちの世話で手一杯で、それだけで終わってしまったという印象」と振り返り「今回は、公式上映後に受けた取材で記者たちから“Touch”と“Love”という言葉が一番多かったんです。それで、届いたなと良い手ごたえは感じました」と、現地での反響に手ごたえを感じていたことを明かした。
「黒澤明、高畑勲…」ウェス・アンダーソン、敬愛する日本の巨匠の名を次々と!
映画『犬ヶ島』の来日記念舞台挨拶が22日、都内にて行われ13年ぶりの来日を果たした監督のウェス・アンダーソンがコーユー・ランキン、ジェフ・ゴールドブラムや日本人ボイスキャストらとともに登壇した。
日本を舞台に、愛犬を探す少年と犬たちの冒険をストップモーション・アニメーションで描いた、アンダーソン監督の日本文化への思いがあふれる作品。前作『グランド・ブダペスト・ホテル』に続きベルリン国際映画祭にて銀熊賞を受賞した。
20周年のShort Shorts Film Festival & Asia 2018[part.2]今年のテーマは「Cinema Smart」
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が今年は6月4日から24日まで開催!
記念すべき20周年を迎える今年は「Cinema Smart」をテーマに、過去最高となる1万本を超える応募の中から厳選された約250作品を都内複数の会場で無料上映。
さらに映画祭を盛り上げるフェスティバルナビゲーターに日本を代表するダンス&ボーカルグループ・三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが就任。映画祭公式テーマソングにも新曲『FUTURE』が採用されており、三代目JSBが映画祭を多いに盛り上げてくれそうだ。
他にも注目の新設部門や豪華ゲスト来場のイベントなどSSFF & ASIAならではの企画が目白押し!
カンヌ受賞の啓示だった!? 樹木希林「カンヌへ向かう飛行機に雷が…」
第71回カンヌ国際映画祭の授賞式が日本時間5月20日(現地時間5月19日夜)に行われ、コンペティション部門に正式出品していた是枝裕和監督の『万引き家族』が最高賞にあたるパルムドールを受賞した。
日本時間5月14日に行われた公式上映では、約9分に渡るスタンディングオベーションが起こるなど海外メディアからも絶賛が相次いでいた本作。授賞式の檀上で是枝監督は「さすがに足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです。そしてこの映画祭に参加するといつも思いますが、映画をつくり続けていく勇気をもらいます。そして、対立している人と人を、隔てられている世界と世界を映画が繋ぐ力をもつのではないかという希望を感じます。今回みなさんにいただいた勇気と希望をまず一足早く戻ったスタッフとキャストに分かち合いたいですし、作品が選ばれたにも関わらず、ここに参加できなかったふたりの監督たちとも分かち合いたいですし、これから映画をつくり、ここを目指す若い映画の作り手たちとも分かち合いたいと思います。ありがとうございます」と感激を語った。
【インタビュー】野村訓市が語るウェス・アンダーソンから日本への贈り物
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督が、架空の日本を舞台に描くストップモーションアニメが誕生! 本作の原案からキャスティング、声優の録音まで(!)に携わった本作のキーマン野村訓市を直撃。アンダーソン作品ならではのチャーミングさと、イマジネーション豊かに描かれるジャパンテイストが生み出す、新たなアンダーソンワールドの舞台裏を聞いた。
『女と男の観覧車』試写会に10組20名
『ミッドナイト・イン・パリ』では1920年代黄金時代のパリへ。『カフェ・ソサエティ』では1930年代のハリウッドへと観客をタイムトリップさせたウディ・アレン監督。最新作の舞台は1950年代のNY・コニーアイランド! どこか懐かしい風景を舞台に、ハリウッドのトップ女優ケイト・ウィンスレットを主演に迎え、めぐり続ける男と女の恋と欲望、嘘と裏切りを描く。安定を願いながらも刺激を求め、真実の恋にあこがれながら刹那の恋に溺れる女性ジニーを演じたケイトは、アレン監督との初タッグとなる本作で新境地を見せている。共演には同じくアレン作品初出演となるジャスティン・ティンバーレイク。
6月23日より丸の内ピカデリー他にて公開。
【インタビュー】キーレン・パン監督に聞く、香港の女性も敏感になる「29」という数字!
30歳へのカウントダウンが始まったとたん人生の大問題が一気に降りかかってきた!? 本作は、香港を代表する女性演劇人の一人キーレン・パンが作、演出、主演(2役)を手掛けるロングラン舞台劇『29+1』を、自ら脚色し初監督した作品。
「この物語が生まれたのは私が28歳のときです。それまでは舞台女優としてお給料をもらって生きてきたんですが、いつか舞台で自分の書いた脚本で自分で演じてみたいと思ったんです」と、作品誕生のきっかけを語るキーレン・パン監督。
「ではどんな物語を書こうかと周囲を見渡してみると、同年代の女性たちが皆“もうすぐ30歳だ!”とみんな騒いでいて(笑)」
物語の舞台は2005年の香港。30歳を目前に控えたクリスティは一見、仕事ともプライベートも順風満帆。しかし実は仕事のプレッシャーはキツく彼氏ともすれ違いばかり、実家の父には認知症の症状が…。さらにはある日突然、住み慣れたアパートから退出する羽目に。どん底の中、パリ旅行中の女性の部屋を借りることができたクリスティは、部屋の主ティンロが自分と同じ29歳ということを知り、彼女の明るく前向きな生き方に引かれていく…。
「映画では別々の女優が演じていますがもとは私が一人二役で演じていました。どちらの生き方が正しいとか間違っているとか、そんなことは誰も言えないと思うんです。映画では物語の軸を人間と人間の縁という点にシフトして出会いの中で人生におけるいくつもの選択肢や転機を見つけられるかも、ということを伝えられたら、と思いました」
“29歳”でなくとも人生の岐路でふと立ち止まることは誰にもある。
「立ち止まることも迷うこともない人生なんて、あり得ない。私はそう思います」
【インタビュー】リアルすぎる“モフモフ”は完全CG! 映画『ピーターラビット』ウィル・グラック監督
「実は東京に、しばらく住んでいたことがあるんだよ。ちょっと見に行ったら、前に住んでいた家はもう無くなってた」と笑うウィル・グラック監督。そんな監督が懐かしの日本に携えてきてくれた最新作はベアトリクス・ポターの名作を映画化した『ピーターラビット』。
「日本は猫が人気だよね(笑)。昨日も、ハチ公のところにかわいい猫が2匹乗せられて、それをみんなが写真撮っているという不思議な光景を見たよ(笑)。ウサギもネコに負けないくらいかわいいけど、飼うのはネコより大変かもしれない。かなり繊細な面もあるし、意外とスペースを必要とするんだ。ずっと小さなケージに閉じ込めたままでは本当はかわいそうなんだよね。ポターが住み、この物語を生み出したイギリスの湖水地方でも撮影をしたんだけど、ウサギがそこら中を走り回っていたよ。だから、この映画を見て安易に“ウサギってかわいい、飼いたい!”と思ってもらいたいわけじゃないんだ。撮影前には俳優たちにも、生身のウサギと触れ合ってもらった。なでたり抱っこしたりしてウサギのリアルな感触を確かめてもらい、しっかり観察してもらったんだ。その時、ぬいぐるみのピーターをはさんで2匹のウサギが何だこいつ、という感じで見ているという、すごく素敵な写真が撮れたよ(笑)。僕も、かなりウサギを観察した。本来、ウサギの目は顔の両横に付いているので一見、感情が読みにくい。それを映画では、目を少しずつ内側に寄せてキャラクターをデザインしているので、すごく豊かな表情を持たせることができた。だから本物のウサギがピーターのぬいぐるみを見ておかしなヤツ、と思ったんだろうね(笑)」
【明日は何を観る?】『のみとり侍』『ピーターラビット』『ランペイジ 巨獣大乱闘』
『のみとり侍』
越後長岡藩藩士の小林寛之進は藩主・牧野備前守忠精が主宰する和歌の会に出席。しかし運悪く忠精の機嫌を損ね江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。途方に暮れた寛之進は長屋で暮らすのみとりの親分夫妻の元で働くことになるが…。
開幕までのカウントダウンが始まった!20周年のShort Shorts Film Festival & Asia 2018[part.1]
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が今年は6月4日から24日まで開催!
記念すべき20周年を迎える今年は「Cinema Smart」をテーマに、過去最高となる1万本を超える応募の中から厳選された約250作品を都内複数の会場で無料上映。
さらに映画祭を盛り上げるフェスティバルナビゲーターに日本を代表するダンス&ボーカルグループ・三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが就任。映画祭公式テーマソングにも新曲『FUTURE』が採用されており、三代目JSBが映画祭を多いに盛り上げてくれそうだ。
他にも注目の新設部門や豪華ゲスト来場のイベントなどSSFF & ASIAならではの企画が目白押し!