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名監督&名俳優タッグで描く究極の時代物ラブロマンス。『マリアンヌ』

2017.02.11 Vol.684

『フォレスト・ガンプ/一期一会』『ザ・ウォーク』のロバート・ゼメキス監督、ハリウッドの第一線を走り続けるトップ俳優ブラッド・ピット、『エディット・ピアフ?愛の賛歌?』など確かな演技力と美貌でインターナショナルに活躍するマリオン・コティヤール。名実ともに確かなキャリアを築いてきたこの3人の初顔合わせで誕生した、珠玉の歴史ロマンス。ストーリーテラーとしても定評のあるゼメキス監督が、本作では時代物ロマンスに初挑戦。第二次世界大戦下のヨーロッパを舞台に、ある秘密を抱えた夫婦の究極の愛と試練を描く。

 極秘諜報員である夫マックス役にブラッド。フランス軍レジスタンスである妻マリアンヌ役にマリオン。交わることのない人生を歩んでいた2人が、夫婦を装い危険な任務を完遂。それを機に心を通わせるようになった彼らは、やがて本当の夫婦として愛を育んでいく。しかしある日、マックスはマリアンヌに二重スパイの嫌疑がかけられていることを知らされる…。スパイという裏切りだけでなく、妻としての愛をも疑わなければならなくなったマックス。苦悩の果てに、もたらされる真実とは…?

 激動の時代に翻弄された男女の愛に浸り、心揺さぶられる一本。

米グラミー賞授賞式 英米の歌姫が一騎打ちか

2017.02.10 Vol.684

 世界最大の音楽の祭典、グラミー賞授賞式が12日(日本時間13日)、米ロサンゼルスで開かれる。本年度は米アーティストで先日双子の妊娠を発表したばかりのビヨンセと英国出身のアデルが、年間最優秀レコード、年間最優秀アルバム、年間最優秀楽曲など主要部門を中心に複数ノミネートされており、英米それぞれを代表する歌姫の一騎打ちの様相だ。

 男性陣の注目は、世界最大級の音楽ストリーミングサービス「Spotify」で昨年最も再生されたアーティスト、ドレイク。年間最優秀アルバムなど主要賞にノミネートされている。

 授賞式最大の見どころであるライブパフォーマンスには、米メタルバンドのメタリカや米アーティストのジョン・レジェンド、アデル、ブルーノ・マーズらが出演する。授賞式の様子はWOWOWが生中継する。

真木よう子、パク・チャヌク監督から「好みの女優!」とべた褒め!

2017.02.09 Vol.683

 映画『お嬢さん』のジャパンプレミアが8日、都内にて行われ、来日したパク・チャヌク監督と、ゲストの真木よう子が登壇した。

 本作は、「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの「荊の城」を原作にした『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督の最新作。舞台を日本統治下の朝鮮半島に移し、美しい令嬢を取り巻く駆け引きを描く。韓国では、官能描写の激しさから成人映画(R19指定)に指定されるも、成人映画のオープニング記録を樹立。海外映画祭でも注目を集めている。

 冒頭、監督は「本作は1930年代の時代背景をもとに、西洋と日本と韓国の融合を覗き見ることができます。私が自分なりに考え、自分なりに解釈した日本文化を、この作品の中で表現しました。韓国の俳優たちが日本語を死ぬ気で覚えて練習して長セリフにも挑戦しました。日本人の皆さんから見たら中途半端に見えるかもしれませんが、韓国の俳優たちが懸命に努力した姿を温かい気持ちで見守ってください」と挨拶。

 本作は物語のキーパーソンとなる令嬢と侍女を演じた役者たちの体当たりの演技も見どころとなっていることから、日本を代表する女優として真木よう子がゲストとして登場。真木は「先ほど監督は韓国の俳優さんの日本語セリフの出来を気にされていましたが、むしろ作品のスゴさが圧倒的に勝っていた。言葉なんて関係ない!」と大絶賛。さらに官能描写について「日本の官能作品は女性が引いてしまうくらいに官能的な部分を掘り下げることが多いのに対し、パク監督の作品は女性でも抵抗なく見れ、驚きと衝撃の連続。圧巻でした」と称えた。各国でプロモーションを行ってきた監督も、そんな真木の言葉に「今日のこの言葉が一番うれしい!」と相好を崩した。またキャスティングの話題になると監督は、役に合うことが前提だが自分の好みは出ると明かし「私は、ただ従順で大人しい人はあまり好みではなく、賢明で自分の主張や考えをしっかり持っていて、それを躊躇せずに表現できる女性がセクシーだと思っています。なので(真木さんは)自分の好みに合った女性です」と話すと、真木も「じゃあもうピッタリですね」とニッコリ。さらに「主演の(令嬢)役はやってみたい。役者としてやりがいのある役だと思いました」と熱く語った。そんな真木の出演作『そして父になる』を見たという監督は「深みのある美しさと生活感のある姿の両方を見事にみせてくれた。ふつう相反するものの両立は難しいが、それをやってのけた素晴らしい女優」と絶賛。カンヌ常連監督からの賛辞に真木も「カムサハムニダ(感謝します)」と照れていた。

 最後に監督は「本作が日本で上映されることは自分にとって大きなこと。女性の観客の皆さんには自分の快楽を心から楽しんでもらい、男性の皆さんには女性に対してもっと優しくしなきゃ、尽くさなきゃと思ってもらえれば(笑)」とアピールした。

 映画『お嬢さん』は3月3日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開。

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土屋太鳳、亀梨和也との共演に「王子さまと出会った」

2017.02.08 Vol.683

 映画『PとJK』の完成披露イベントが7日、都内にて行われ、劇中で“秘密のカップル”役を演じた亀梨和也と土屋太鳳らが登壇した。

 大人気コミックを豪華キャストで映画化した本作は、亀梨演じる真面目な警官と土屋演じる純真な女子高生の、秘密の結婚生活を描くラブストーリー。

 劇中曲であるブルーノ・マーズの『Marry You』と共にドレスアップした亀梨と土屋が登場。続いて、共演の高杉真宙、玉城ティナ、西畑大吾、村上淳、大政絢、廣木隆一監督が登場し、冒頭から華やかな雰囲気に包まれた。

 イベントは、亀梨と土屋による「私たちは皆様の前で宣誓いたします!」という誓いの言葉からスタート。「この映画を通して皆さんを幸せにすることを誓います」という亀梨の言葉に、会場のファンからも大歓声が上がった。
 
 実は本格的な恋愛映画の主演は初めてという亀梨。真面目な警察官という役作りについて「監督と話しながら、警察官のリアルさを求めました。自分の中のセクシーさが溢れ出ないように抑えました(笑)」とジョークを交えて語った。そんな亀梨について土屋は「すごくクールな方だと思いきや、面白い一面もあって」と明かしつつ「心の中や行動がレディーファーストというか、とても気を使っていただいて、大人の男の人ってすごいなと思いました。王子様に出会うってこういうことかと思いながら撮影していました」と絶賛していた。
 イベントでは、亀梨と土屋が大きな風船に“入刀”してヒットを祈願するなど、披露宴さながらの演出で会場のファンを楽しませた。
 『PとJK』は3月25日より全国公開。

「忙しくて脚本読んでない」相棒・松田龍平に大泉洋キレる!?

2017.02.02 Vol.683

 映画『探偵はBARにいる3』の製作会見が1日、都内にて行われ、大泉洋、松田龍平、新ヒロインの北川景子が登壇。三者三様に意気込みを語った爆笑会見となった。

 同作は、東直己の人気小説を原作に、札幌・ススキノを根城とする探偵とその相棒の活躍を描く人気シリーズ。

 冒頭、主人公の探偵を演じる大泉は「2が終わったときに3の製作は決まっていたが、じっくり良いものを作ろうということで、約4年ぶりの新作となりました。久々の探偵役に高揚しております」と挨拶。ところが、相棒・高田役の松田が「大泉さんが忙しかったせいで4年ぶりとなりました」とまぜっかえし、これに大泉が「あんたこそ今、連ドラの仕事を入れてるでしょ?」と、現在放送中のドラマ『カルテット』でバイオリン奏者を演じている松田に反撃。「バイオリンを弾きながらアクションをしたい」と何食わぬ顔で言う松田に大泉は「できるわけないだろ! こっちは何年も前からやるって決まってたのに、なんでこのタイミングで連ドラの仕事を受けるの!」と返し、劇中さながらの掛け合いに。その後も大泉は、2月からのクランクインに向け「心配なのは松田くんのスケジュール。ドラマのほうはタイトルを『トリオ』に変えて、松田君抜きでやってもらうしかないかなと」などと答えていたが、そんな大泉の心配が的中。なんと、脚本の感想を聞かれた松田が「まだ自分のところしか読んでないんですよね。ドラマが忙しくて」とポロリ。「シンプルに、探偵の原点回帰というか…」と、しれっと感想を続けようとする松田に、大泉は「読んでないんでしょ!? やめて、当てずっぽうで言うのは!」と絶叫し、会場は大爆笑。
 そんな2人の姿に、シリーズのファンだという北川は「本当に探偵と高田みたい」と喜んでいた。

 同作は2017年冬に公開予定。

山崎育三郎が野獣!「夢が叶った!」

2017.01.31 Vol.638

 エマ・ワトソンが主演する映画『美女と野獣』(4月21日公開)のプレミアム吹き替え版のキャスト発表会が31日、都内で行われ、ベルを演じる昆夏美、野獣を演じる山崎育三郎ら豪華キャストが勢ぞろいした。

 キャスト全員で『美女と野獣』を歌い上げスタートした発表会。日本のミュージカルシーンで活躍する面々の美声に会場はため息を漏らし、大きな拍手を贈った。 
 
 最初にあいさつに立った山崎育三郎は「幼いころ、サンタクロースに野球のグローブが欲しいと手紙を書いたら、次の日起きるとディズニーのビデオがいっぱい置いてありまして、それがディズニーにとの出会いでした。『アラジン』や『シンデレラ』、もちろん『美女と野獣』を何百回とテープが千切れるぐらいまで見ました」と振り返るとともに「いつかディズニーの吹き替えをしたいと思っていたので、今日夢がなった。思い続ければ夢は叶うと思いました」と、喜んだ。

 昆は「この映画を知ったときから早く見たいと思っていた。私がこうして作品に携わることができるのは大変光栄ですし、人生何があるか分からないという気持ちでいっぱい」と話したうえで、「ベルは、ディズニープリンセスのなかでも、芯が強かったり、自立した女性という部分が描かれています。そういう部分を考えて取り組んでいきたい」と、話した。

「この映画は単なる実写版ではありません。今後100年語り継がれるエンターテインメントになります」と、山崎。さらに「男性にも見てもらいたい。この映画には、野獣の悲しい生い立ち、繊細な部分なども入っています。今まで語られることのなかった彼を見ていただきたい」と、熱く語った。

 映画は、ディズニー不朽の名作の実写映画。それだけに吹き替え版のキャストも豪華で、山崎曰く「ミュージカル界のスーパースターが揃っている」。昆、山崎のほか、岩崎宏美、村井國夫、岩原光夫、藤井隆、成河、小倉久寛、濱田めぐみ、島田歌穂、池田優斗が出演する。

 藤井は「(司会の)中井美穂さんが“なぜ、あなたが”って感じでくすっとされてましたけれど(笑)、自分もどうしてなのかなと思っています。粗相のないように頑張りたい」と意気込んでいた。

ピース又吉&綾部、憧れのティム・バートンから笑いを取る!?

2017.01.31 Vol.683

 映画『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』の公開に合わせたPRイベントが30日、都内にて行われ、来日した監督のティム・バートンと、宣伝隊長を務めるピースの綾部祐二と又吉直樹が登場した。

 本作は、孤独な少年が亡き祖父の謎を追ってたどり着いた洋館で、空中浮遊する少女や、体内でハチを飼っている少年など、不思議な能力を持った奇妙な子供たちと出会う冒険ファンタジー。
「僕自身、子供のころから“奇妙な子”だと言われていた」という監督は「現実とファンタジーが入り乱れている作品です。現実とファンタジーを分けたがる人もいるけれど、僕は人生とはその2つが同時に存在しているものだと思っています」と、バートン流の視点を明かした。

 ピースの2人も、そんな監督の大ファン。とくに綾部はアメリカ挑戦を控えているとあって、バートン監督に「あなたの映画に出させてもらえませんか」と猛アピール。すると監督は「何か特殊能力はある? 演技は? アクションは?」と質問攻め。さらに、綾部が劇中の特殊能力のうち、ハチを体内に飼う能力を敬遠したためか「ハチはどう? ミツバチじゃなくてもスズメバチとか…」と、終始“ハチ”推し。タジタジになった綾部が「僕の相棒は特殊能力を持ってます!」と振ると、又吉が空中浮遊の能力を持つ少女エマさながら宙に浮かび上がった。シュールな光景に監督は「髪がいい感じでなびいてるね。(エマのように)金髪だったら完璧だったね」と大喜び。

 映画『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』は2月3日から全国公開。

『素晴らしきかな、人生』試写会に25組50名 

2017.01.30 Vol.683

『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督が、ウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら豪華キャストとともに贈る、共感度満点の感動ストーリー!
 ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード(ウィル・スミス)。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートにも仕事にも意欲を失くしてしまう。同僚たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)もハワードと会社のことを心配していた。そんなある日、ハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン他)が現れる。不可思議な言動をハワードに投げかける、年代も性別も異なる3人。その出会いは、人生のどん底にいたハワードに変化をもらたしていく…。

 冬のニューヨークを舞台とする本作では、ファッションから話題の最新スポットまで、NYのトレンドが織り込まれているのも大きな見どころ。

 2月25日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他にて全国公開。

THL編集部オススメMOVIE『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』

2017.01.29 Vol.683

 1863年。南北戦争で二つに引き裂かれたアメリカ。銃撃された甥の遺体を家族に届けるため南部軍を脱走したナイトは、故郷で農民から農作物を奪う軍に立ち向かい追われる身となる。そこで出会った黒人の逃亡奴隷たちと友情を築き、反乱軍を立ち上げる…!

監督:ゲイリー・ロス 出演:マシュー・マコノヒー、ググ・ンバータ=ロー他/2時間20分/キノフィルムズ配給/2月4日より新宿武蔵野館他にて公開  http://newtonknight.jp/

THL編集部オススメMOVIE『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』

2017.01.28 Vol.683

 周囲になじめない孤独な少年ジェイクは唯一の理解者だった祖父の遺言に従って奇妙な屋敷へとたどり着く。そこには美しくも厳格なミス・ペレグリンと奇妙な子供たちが住んでいた。

監督:ティム・バートン 出演:エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、サミュエル・L.ジャクソン他/2時間7分/20世紀フォックス映画配給/2月3日(金)よりTOHOシネマズ日劇他にて公開  http://www.foxmovies-jp.com/staypeculiar/

『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング「この映画を愛して!」

2017.01.27 Vol.683

 本年のアカデミー賞で最多ノミネートとなった話題のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(2月24日公開)のジャパン・プレミアが26日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演のライアン・ゴズリングとデイミアン・チャゼル監督が登壇した。ライアンは「私たちが愛を込めた映画。みなさんも同じように思っていただけたら」と、PRした。

 プレミアは、米倉涼子の号令でダンサーたちによるダンスパフォーマンスでスタート。『ラ・ラ・ランド』の雰囲気を取り出したようなハッピー感あふれるステージにオーディエンスは加熱、ライアンとチャゼル監督が現れた時にはシアターは大歓声に包まれた。

 登壇したライアンは、まずダンサーちたちに対して「今までで一番、そしてこれから先も一番素晴らしい歓迎だと思います」と感謝するとともに、「この映画をお見せすることができてうれしいです。気に入ってくれるといいな」、今回が初来日となったチャゼル監督は「もうすでに日本に戻ってきたいと思っています」と挨拶した。

 ジャパンプレミアの数日前、米映画芸術科学アカデミーが本年の候補作品、候補者を発表。『ラ・ラ・ランド』は、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞の主要5部門をはじめとした14部門で候補に挙がり、最多ノミネート作品になっている。

「まだショックから抜けきれないでいますが、本当にうれしい」と、チャゼル監督。「映画を見ていただければわかりますが、これはチームワークの勝利。ライアン、エマ、カメラマン、作曲、コスチューム……、映画に関わった人たちが、ノミネーションされたことによって、認知されることをうれしく思っています」。

 さらに監督は「この映画を作ることが夢だった。それをライアンと一緒にできてうれしかった。この映画でライアンは、演技だけでなく、ピアノの演奏、ダンス、そして歌唱もしています」。

 ライアンは「この作品に関しては、この作品を作ることができたということそのものが賞をもらったみたいなもの。監督のヴィジョンをみんなで一緒に作れたことがラッキーだった」と、喜んだ。

 ライアンとチャゼル監督は、また今年一緒に仕事をする予定だという。

 トークセッションでは「日本では何がしたい」といった観客からの質問のほか、米倉を含めてオーディション談義で盛り上がった。米倉は長回しのシーンについての質問も。ライアンは「難しかったし大変なことでしたが、それは監督の希望でした。他のキャストとつながりを感じましたね」と、振り返った。

『ラ・ラ・ランド』は、米ロサンゼルスの街を舞台に、売れないジャズピアニストと女優志望のカフェ店員の夢見る2人の恋模様とそれからを描く物語。

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