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鈴木亮平「良い“もっこり”スタート切れた」実写『シティーハンター』聖地・新宿でプレミア

2024.04.23 Vol.web original

 

 Netflix映画『シティーハンター』(4月25日配信)ワールドプレミアイベントが23日、新宿・歌舞伎町タワー前広場にて行われ、俳優の鈴木亮平、森田望智、安藤政信、木村文乃と佐藤祐市監督らが登壇。鈴木亮平がおなじみの冴羽獠ワードで駆け付けた作品ファンを熱狂させた。

 北条司による大ヒットコミックの日本初の実写化作品。

 超一流のスイーパー冴羽獠を演じた鈴木亮平は「シティーハンターの聖地・新宿でこんなイベントができるとは。良い“もっこり”スタートを切れたのでは」、ヒロイン“槇村香”役の森田望智も観客の熱気に「改めて『シティーハンター』への愛を感じました」とたくさんのファンが詰めかけた“聖地”でのイベントに大感激。

 獠の相棒・槇村秀幸役の安藤政信が「現場に入ってからは亮平にものすごく助けられました。細かく研究していて」と言えば、刑事・野上冴子役の木村文乃も「衣装合わせのとき少しでも冴子に寄せようと何回もテストしていたんです。あれはもはや鈴木亮平“監督”。撮影の合間に抜けてきてくださって“冴子です!”と太鼓判を押してくれた」と作品の大ファンである鈴木のサポートに感謝。

 華麗なガンアクションも披露する鈴木は「『シティーハンター』は半分はメチャクチャふざけてるんですけど、残り半分はメチャクチャシリアス。ガンアクションは今までのどの日本映画にも負けたくないと思い、相当レベルの高いものになっています」と胸を張った。

 この日は『Get Wild』を手がけたTM NETWORKの小室哲哉も花束を持って登場。本作のために収録された『Get Wild Continual』への思いを語り、鈴木は「もしこの続きができたら…」と今回使用されなかった人気楽曲を続編にリクエストしていた。

斎藤工、草彅剛の殺陣に「神業を見た」自身の武器は「声が年々低くなっている」?

2024.04.23 Vol.web original

 

 映画『碁盤斬り』(5月17日公開)の完成披露舞台挨拶が23日、都内にて行われ主演・草彅剛をはじめ豪華キャスト陣と白石和彌監督が登壇。草彅が共演を重ねてきた斎藤工への信頼を語った。

 名作落語「柳田格之進」をベースに、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男の復讐劇を描く。

 草彅は「皆さんグルーヴがすごく良い方ばかり」と豪華共演陣を見渡し「皆さんのおかげでちゃんと演じることができた。僕の代表作になったと思います」。

 草彅が演じた主人公・格之進と相対する役どころの斎藤工は「役柄としては最低なクソ野郎なんですけど(笑)。役なりの正義を握りしめて、草彅さんの格之進と正対しまして。碁の“静”と立ち回りの“動”で対峙させていただいたんですが、両方に通じる、格之進の静かな哲学を感じられました。僕がどんなに沸騰していても、格之進と正対すると研ぎ澄まされた空間になってしまう。そんな、格之進に静かに鳥肌を立てながら対峙していました」と草彅の武士ぶりを絶賛。一方の草彅も斎藤のたたずまいに「なんでそんなにかっこいいんですか」と脱帽。

 さらにイベント後の囲み取材でも、斎藤は「格之進との殺陣があったんですが、僕は準備の時間があったんですけど草彅さんは撮影の合間に振りを覚えて、すぐ落とし込む速度に驚いた。ダンスのように振りを覚え、本番ではそこに感情が乗るという神業を目の前で見ました」と感嘆。

 草彅も斎藤との過去の共演を振り返り「僕の中では、工くんはターニングポイントで戦い合うみたいな存在。今回はそれの集大成」とほこらしげな表情。

 そんな斎藤は、物語にちなみ「自分の武器は」と聞かれると「よく言われるのは、声が低いと。舞台挨拶でマイクを通して聞こえてくる自分の声が、年々低くなっていて。いつか低すぎて死ぬんじゃないかというくらい、低くなっている。今後も観察していきたい」と答え、一同を笑わせていた。

 この日の登壇者は草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼、白石和彌監督。

 

草彅剛「“高倉”剛です」高倉健さながら撮影中も「座らない」理由に会場爆笑

2024.04.23 Vol.web original

 

 映画『碁盤斬り』(5月17日公開)の完成披露舞台挨拶が23日、都内にて行われ主演・草彅剛をはじめ豪華キャスト陣と白石和彌監督が登壇。草彅が共演者から撮影中の姿を絶賛された。

 名作落語「柳田格之進」をベースに、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男の復讐劇を描く。

 冤罪に貶められた浪人・柳田格之進役を演じた草彅。寡黙で頑固な武士役に「見終わった後“僕、ちゃんとやってるな”と思って」と自画自賛で笑いをさそっていたが「皆さんのおかげでちゃんと演じることができた。僕の代表作になったと思います」と胸を張った。

 そんな草彅に、共演の音尾琢真が「“撮影の間、座らない草彅剛”を見せていただいた。研ぎ澄まされていく感覚が途切れないようにですかね」と感嘆すると、草彅は「“高倉剛”です」とノリノリ。撮影現場で座らないという逸話で有名な名優へのリスペクトかと思いきや「座るとね眠くなっちゃうんですよ。5秒で」と言い、会場も大爆笑。

 さらに草彅は音尾のコメントが終わらないうちに「現場に囲碁の先生がいらっしゃったんですが、置くところだけ教えてくれればと言ったらしゅん、としちゃって。そしたら清原さんと中川くんが先生に熱心に教えてもらっていて、よかったと思った」など、他の共演者たちとのエピソードを次々と話し始め、草彅の独断場に。
 
 笑いの絶えない舞台挨拶となったものの、イベントの終盤、物語にちなみ「リベンジしたいこと」を聞かれた草彅は「この舞台挨拶をやり直したい。どこを切り取られるかと思ったら不安になってきた」と言い出し会場は大爆笑。

 イベント後の囲みでは「自分の“武器”は?」と聞かれ「へこまないところですかね」と答えた草彅だったが「今日はへこみますね。久しぶりの舞台挨拶で空回りしちゃって。でも失敗の先に成功があるので」とすぐに立ち直っていた。

 この日の登壇者は草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼、白石和彌監督。

浜辺美波“日本史偉人内閣”に感激!推しの偉人は「髙嶋政宏さんが演じる徳川吉宗」

2024.04.22 Vol.web original

 

 映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の製作報告会(7月26日公開)が22日、都内にて行われ、俳優の浜辺美波、赤楚衛二、GACKT、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎と武内英樹監督が登壇。豪華な“偉人ジャーズ”たちが撮影を振り返った。

 眞邊明人による同名大ヒットビジネス小説を映画化。コロナ禍で未曽有の危機に陥った首相官邸が、AIで復活させた日本の歴史の偉人たちによる最強内閣を組閣したことから巻き起こる物語を描く。

 歴史好きという武内監督は「各時代からアベンジャーズみたいに偉人がそろったら面白いな、と。面白いんだけど日本人としてはちょっと背筋が伸びるような。もし偉人たちが今の日本を見たらどう思うんだろうと、そんなことを考える作品を作りたかった」。

 この日は、内閣総理大臣・徳川家康役の野村萬斎をはじめ、内閣官房長官・坂本龍馬役の赤楚衛二、経済産業大臣・織田信長役のGACKT、文部科学大臣・紫式部役の観月ありさ、財務大臣・豊臣秀吉役の竹中直人と、豪華な偉人役も集結。

 テレビ局政治部の新人記者である主人公・西村理沙を演じる浜辺美波は「“偉人ジャーズ”の皆さんと初めてお会いしたのが撮影現場だったんですけど。豪華すぎて。待ち時間もずっと偉人の皆さんを見てられる。俳優としても、なかなかお会いできない方々ばかり」と感激。一方で、会見中に竹中と再現コントを繰り広げ会場を大いに笑わせた。

 6キロ減量して龍馬役に挑んだ赤楚や、13キロもの十二単を着た観月など、偉人の役作りについて振り返った一同。この日、登壇していない他の偉人たちの話題でも大盛り上がり。推しの偉人について聞かれると、浜辺は「ずっと大好きなあこがれの先輩、髙嶋政宏さんが演じる徳川吉宗です。目の威厳が素晴らしいんですよ。こういう目をされている方が歴史の中でも活躍されたんだろうな、と」と目を輝かせ、赤楚も「時代がバラバラで脳の処理が追い付かない」と苦笑しつつ「江口のりこさんの北条政子もたたずまいからして面白かった」。

 最後に浜辺は「“もしも”という究極の、あり得ない設定を劇場で体験していただける映画。偉人だけでなく現代の人も出てくるからこそたくさんの方に楽しんでいただける映画になっていると思います」とアピールしていた。

赤楚衛二、龍馬役で武内英樹監督から説教「もっと強い男になってくれ!」6キロ減量と自前ヒゲでワイルド化

2024.04.22 Vol.web original

 

 映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の製作報告会(7月26日公開)が22日、都内にて行われ、俳優の浜辺美波、赤楚衛二、GACKT、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎と武内英樹監督が登壇。ワイルドな坂本龍馬を目指した赤楚が減量しながらの役作りを振り返った。

 眞邊明人による同名大ヒットビジネス小説を映画化。コロナ禍で未曽有の危機に陥った首相官邸が、AIで復活させた日本の歴史の偉人たちによる最強内閣を組閣したことから巻き起こる物語を描く。

 この日は、新人記者役の主演・浜辺美波に加え、内閣総理大臣・徳川家康役の野村萬斎をはじめ、内閣官房長官・坂本龍馬役の赤楚衛二、経済産業大臣・織田信長役のGACKT、文部科学大臣・紫式部役の観月ありさ、財務大臣・豊臣秀吉役の竹中直人と、豪華な偉人役も集結。

 龍馬役の赤楚が「監督と話して、ワイルドにかっこよく男らしく、というところを求めたものの、僕は一つ前の作品(の役作りで)で顔がぷくっとしちゃいまして。節制して6キロくらい落しました。そうしたら顔つきもきつくなった」と明かすと、武内監督が「赤楚くんは優しい人なんです。人が好過ぎるので、あまりワイルドな龍馬にならなくて。飲みに行ったとき酔っぱらって“もっと強い男になってくれ!”ってピョンピョン飛びながら説教したら次の日から良くなりました(笑)」と振り返り、会場も大笑い。

「いろいろな人にどうやったらかっこいい龍馬になるかと聞きましたね」と言う赤楚は、信長役のGACKTにも「座り方を教えてもらった」と感謝。ワイルドなヒゲは「自前です。剃らなくていいので楽でした」と振り返っていた。

GACKT「無駄にかっこいい」というほめ言葉「うれしくない。無駄に、って要ります?」

2024.04.22 Vol.web original

 

 映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の製作報告会(7月26日公開)が22日、都内にて行われ、俳優の浜辺美波、赤楚衛二、GACKT、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎と武内英樹監督が登壇。GACKTが武内監督からの微妙なほめ言葉にぼやいた。

 眞邊明人による同名大ヒットビジネス小説を映画化。コロナ禍で未曽有の危機に陥った首相官邸が、AIで復活させた日本の歴史の偉人たちによる最強内閣を組閣したことから巻き起こる物語を描く。

 この日は、新人記者役の主演・浜辺美波に加え、内閣総理大臣・徳川家康役の野村萬斎をはじめ、内閣官房長官・坂本龍馬役の赤楚衛二、経済産業大臣・織田信長役のGACKT、文部科学大臣・紫式部役の観月ありさ、財務大臣・豊臣秀吉役の竹中直人と、豪華な偉人役も集結。

『翔んで埼玉』シリーズでも武内監督とタッグを組んだGACKT。今回は「最初にオファーが来たとき、話を聞かずに断ったんです」と笑いをさそいつつ「監督に“今までで一番かっこいい信長をやってほしい”と言われ、それならできるかもしれないですね、と」と引き受けたと明かしたが、撮影では「監督がほめてくれるんですけど、ほめ方がヘタクソで。“無駄にかっこいい!”って。全然うれしくない。無駄に、って要ります?」と釈然としない様子。

 さらにGACKTは「キャラ的に、あまり他の共演者と仲良くなってはいけないかと思っていたら、最初に髙嶋(政宏)さんが声をかけてくれて。SMの話でした。他の方々も遠巻きに見てたんですが、それをきっかけに他の誰も話しかけてくれなくなりました」。

 武内監督は苦笑しつつ「役作りでやっているのは分かっていたけど、本当に怖かった」と信長GACKTに脱帽。浜辺美波も「近寄りがたいオーラがありました」と振り返っていたが赤楚衛二から「GACKTさんの近くで“埼玉ポーズ”してましたよね」と暴露。

 “秀吉”竹中との共演も振り返ったGACKT。「初日、全員がそろったタイミングでピリピリしている中、竹中直人さんが口笛を吹いていたんです。大御所ともなると、こういう威圧の仕方もあるんだな、と…」と笑いをさそい、さらに「僕がセリフで“猿!”と呼ぶと“殿!”って来てくれるんですけど、目が怖いんです」。

 竹中はタジタジと「威圧してないよな?」と赤楚や浜辺に助けを求めつつ「GACKTさんに“猿!”と言われて感動しました。若かったころ、昔(秀吉を)演じたときを思い出して。お館(やかた)様に対する緊張感でドキドキしてました」と振り返っていた。

宮野真守、ハリウッドゴジラのダッシュ姿に衝撃「これがモンスター・ヴァースの面白さ」

2024.04.18 Vol.web original

 

 映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日公開)のスペシャルイベントが18日、都内にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた宮野真守、鈴木もぐら(空気階段)、真矢ミキらが登壇。一同がゴジラとコングという2大モンスターへの愛を熱く語った。

 ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ最新作。

 全米をはじめすでに公開された国々で記録的大ヒット中の本作。

 宮野真守は「日本で生まれたゴジラがこんなに世界で好かれるって誇らしい」と言い「“モンスター・ヴァース”ならではの面白さがあるんですよね。僕もゴジラがこうしてる(腕を振って走る)の初めて見ました。ものすごい走ってるんですよ」と言うと、大塚明夫も「ゴジラの肩関節があんなにいくんだ、ってね」と共感し会場も大笑い。

 登壇者も一様にゴジラとコングのファンとのことで、オファーにも感激しきり。

 真矢みきが「強い役が多いので、最初ゴジラの声かなと思ったんですけどさすがに違いました」と笑いをさそいつつ「今回は、世界のいろんなところで戦うじゃないですか」と言うと、一同も“VS”ではなく“X(クロス)”するゴジラとコングへの興奮を語り大盛り上がり。

 ベテラン声優の大塚明夫は「実はゴジラ作品への出演はこれが初めて」と明かし「ゴジラは日本で一番出世した俳優なんじゃないか」とリスペクトを語っていた。

 この日は、Yaffle AI OZworldも主題歌をライブで披露。宮野は「ゴジラの有名な“ダララ、ダララ…”がヒップホップになるなんて」とノリノリだった。

 この日の登壇者は宮野真守、鈴木もぐら(空気階段)、真矢ミキ、大塚明夫、立木文彦、田中美央、福山潤、内田真礼、Yaffle AI OZworld。 

役所広司主演『八犬伝』八犬士役に渡邊圭祐や板垣李光人 宿敵・玉梓役は栗山千明

2024.04.18 Vol.web original

 映画『八犬伝』(10月公開)の新キャスト9名が発表され、合わせて特報映像も解禁された。

 山田風太郎の小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)を『ピンポン』『鋼の錬金術師』シリーズの曽利文彦監督が映画化。役所広司が演じる主人公・滝沢馬琴が失明しながらも『八犬伝』を書き上げるまでの実話と、里見家の呪いを解くため八つの珠に引き寄せられた八人の剣士たちの運命をダイナミックなVFXで描く「八犬伝」=虚構の世界がシンクロしながら描かれるエンターテイメント超大作。

 馬琴役の役所広司に加え、葛飾北斎役・内野聖陽、伏姫役・土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯役・磯村勇斗、宗伯の妻・お路役・黒木華、馬琴の妻お百役・寺島しのぶと豪華キャストがそろう。

 今回、新たに八犬士役と宿敵・玉梓役のキャストが発表。

八犬士・犬塚信乃役に大河ドラマ「光る君へ」出演の渡邊圭祐。犬川荘助役に『からかい上手の高木さん』(5月31日公開)の鈴木仁。犬坂毛野に『陰陽師0』(4月19日)『ブルーピリオド』(8月9日公開)など話題作が続く板垣李光人。犬飼現八役に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の水上恒司。犬村大角役に『沈黙の艦隊』の松岡広大。犬田小文吾役に「王様戦隊キングオージャー」の佳久創。犬江親兵衛をドラマ「君とゆきて咲く ~新選組青春録」の藤岡真威。犬山道節役にドラマ「幽☆遊☆白書」の上杉柊平。

 里見家を祟る八犬士の最大の敵・玉梓を栗山千明が演じる。

 合わせて特報映像も解禁。八犬伝の“虚”の世界と、その物語を生み出した馬琴の生きざまを描く“実”の世界が交錯。「八犬伝」に生涯をかけた馬琴の創作の裏に隠された真実と奇跡の実話、そしてかつてないスケールで描かれる八犬士の壮大な戦いに期待が高まる映像となっている。

【特報 YouTubeリンク】

門脇麦 11歳のころは「何のために生まれてきたのか考えていた」哲学者ぶりに台湾人監督も脱帽

2024.04.17 Vol.web original

 

 日台合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』(6月14日公開)の試写会が17日、都内にて行われ、俳優の門脇麦と、来日したシャオ・ヤーチュエン監督が登壇。門脇があこがれの台湾映画で台湾人役を演じた感激を語った。

 台湾ニューシネマの旗手・侯孝賢が製作を務めた台湾・日本合作映画。台湾郊外で父とつつましやかに暮らす少年が“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主との出会いに揺れ動きながらも成長していく姿を描く。

「10代のころから台湾の作品が好きだった」という門脇。本作の出演に「未だに実感が沸かないくらい夢のまた夢のよう」と感激。

 門脇にオファーをしたシャオ監督は「前々から侯孝賢監督に、機会があれば日本の方と仕事してみたらいいよと言われていて。今回、誰かいないかなと考えたとき、僕は『浅草キッド』を見ていて、麦さんにお願いしたらどうだろう、と思いました。まなざしがすごい芝居をしているなと思っていた」と明かし、実際に会った印象は「ストレートで豪快。まず性格が好きになりました(笑)」。

 経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じた門脇。中国語を2カ月ほど学んで役に臨んだと振り返り「でも文法から勉強する時間がないのでセリフは丸暗記。相手の人のセリフを覚える余裕もないので“次、私かな?”という瞬間もあったんですけど」と苦笑しつつ「役者さんて結局そういうもの。自分が想像だけで超えられないものでも、エッセンスを抽出して自分とリンクさせるのが役者の仕事だと思っているので、不安はなかったです」。

 シャオ監督も「丸暗記と聞いたが芝居の情緒にまったく影響していなかった」と門脇を絶賛し、門脇も「監督から、上手くしゃべるより役の気持ちにフォーカスしてくれていいと言っていただいたおかげ」と感謝。

 さらに台湾での撮影について「日本だったら10数シーンとれるスケジュールで2シーンくらいの撮影。食事をしっかりととる時間もとられていて。ご飯も全部温かくて…」と笑顔。

 この日は主人公にちなみ「自分はどんな11歳だったか」という質問。門脇は「いろんなことを考えていた11歳でした。いま考えると哲学だったんだと思うんですが、人生は何が大切なのか、何のために生まれてきたのかという漠然とした疑問を言語化したくて、いろんな偉人の本などを読んでいた反面、早く授業終わらないかな、鬼ごっこして遊びたいなと思っている11歳でした(笑)」と振り返り、シャオ監督を感心させていた。

デジタル通貨で賞金授与! 国際短編映画祭『SSFF & ASIA 2024』でWeb3.0時代のアワード新設

2024.04.16 Vol.web original

 

 国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2024 」がデジタル通貨で賞金を授与する「Amic Sign アワード」の新設を発表した。

 デジタル通貨事業「Amic sign」を展開する株式会社ディーカレットDCP が Web3.0 パートナーとして映画祭に参画。デジタル通貨の分野のみならず、クリエイター・エコノミーに対する新たな価値観の創出を目指すべく「Amic Signアワード」を新設する。受賞作品は6月4日に行われる映画祭オープニングセレモニーで発表され、賞金 DCJPY500,000(円)がデジタル通貨で授与される。

 SSFF & ASIA代表の別所も「映画は、テクノロジーと共に成長し、そのクリエイティブの領域を拡げてきました。デジタル通貨による賞金!というプロジェクトをWeb3.0の技術を使い、ディーカレットDCPAmic Sign様と一緒に実現していくことは、これからの映画という動画知財のアセットマネジメントを次の次元に押し上げる未来地図 開拓の大きな一歩だと確信しています」とコメントしている。

『SSFF & ASIA 2024』は6月4日から17日まで表参道ヒルズ スペースオー他、都内複数会場にて開催。オンライン会場は4月25日から6月30日まで開催。上映会場、オンライン会場ともに有料、一部イベントは無料。詳細は映画祭公式サイトにて。

石原さとみ、あこがれの映画監督から「すみません、苦手です」理由は「港区臭」?

2024.04.16 Vol.web original

 

 映画『ミッシング』(5月17日公開)の完成披露試写会が16日、都内にて行われ、主演の石原さとみ、共演の中村倫也、青木崇高らキャストと𠮷田恵輔監督が登壇。石原が𠮷田監督に出演を直談判した際のエピソードを明かした。

『空白』(21)、『愛しのアイリーン』(18)、 『ヒメアノ〜ル』の𠮷田恵輔がオリジナル脚本で描く物語。

 2022年の出産後、1年9カ月ぶりの芝居で本作の主演に挑んだ石原さとみ。冒頭の挨拶をしようとした瞬間に感極まって声を震わせてしまい自分で「早い(笑)」と照れ笑い。

 念願の𠮷田監督作品だったと言う石原は「7年前に、今のままじゃいけないという衝動にかられまして。私を変えてくれる人は誰だといろいろな作品を見る中で𠮷田監督の作品と出会い、直観でこの人だったら私を変えてくれる、と思いました」と振り返り、いろいろな伝手をたどって𠮷田監督とコンタクトを取り「作品に出してほしいと直談判しに行きまして。1度はお断りされたんですが(笑)」と苦笑いしつつ「連絡先だけ交換させていただいて。まったく音沙汰なかったんですが、3年後に、脚本書きました、と連絡を頂いて。それから妊娠、出産を待ってくださって…」と映画の完成に感無量。

 1回断った理由について𠮷田監督は「すみません、苦手です、って言って…(笑)。石原さん、華があるからね。僕の映画って地味な、下町とか郊外が舞台なことが多いんだけど、石原さんは港区臭が…」と明かし会場を爆笑させつつ「今回は多分、皆が知っている石原さんじゃないものが映っていると思います」と石原の新境地に太鼓判。

  愛する娘が突然、失踪した苦悩を渾身の芝居で演じきった石原。役作りで、手入れのされていない髪を作るため「監督と一緒に美容院に行って、一番髪の毛を痛ませる方法を聞いたら、まだらに染めた髪をボディソープで洗うとすごく痛むよ、と。毎日洗ったらすごく痛みました。おすすめ?です(笑)」と明かし「(撮影が)終わった瞬間、すぐにショートカットにしました」と苦笑していた。

 この日の登壇者は石原さとみ、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、𠮷田恵輔監督。

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