笑いのエール送る! 沖縄国際映画祭開幕

2011.03.28 Vol.503
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「第3回沖縄国際映画祭」が22日、予定通り、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。震災と節電ムードで多くのイベントが中止や延期されるなかで、「自粛する」ことよりも「行動する」ことで被災した人々の力になりたいと、「エール,ラフ&ピース(Yell,Laugh&Peace)」のコンセプトを新たに掲げ、震災チャリティーとしての開催を決意した。


 18日からスタートしたカウントダウンイベントでは、各会場に義援金の募金箱を設置、「私たちにもできることがきっとある」というメッセージをプリントしたTシャツ姿の参加芸人たちが協力を呼びかけた。映画『漫才ギャング』(品川ヒロシ監督)のプレミア上映会と舞台挨拶に出席した、品川監督は「チケット代を義援金として送らせていただき、映画祭の収益金も日本赤十字社を通じて寄付したい」とあいさつ。東京、大阪で行う同作の舞台挨拶でも、その上映回の入場料と同額を義援金にすることを明らかにした。他のイベントに出演した芸人たちも、劇場の前などで支援を呼びかけ、スリムクラブの真栄田賢が手を合わせ「皆さん本当にありがとうございます」と真剣な表情でお礼する姿は印象的だった。


 22日のレッドカーペットイベントでは、映画『漫才ギャング』と映画『月光ノ仮面』の石原さとみら俳優陣も勢ぞろい。小雨の降るなか、全長約300メートルというレッドカーペットを手を振りながらウオーク。映画『FLY!』の相武紗希は、震災の影響で同映画祭での上映を自粛した中国映画「唐山大地震−想い続けた32年−」の吹き替えも熱演。1995年に、故郷の兵庫県で阪神・淡路大震災を経験しているだけに「私たちが一歩一歩、歩いていくことで被災者の方も元気になってくれると思う」と平常心でサポートする決意を真剣に語った。



『ザ・ファイター』

2011.03.21 Vol.502


その絆が生んだ、伝説の勝利



 アメリカ・ボクシング界の伝説的試合、ミッキー・ウォード対アルツロ・ガッティ戦至るまでの道のりに秘められた、ミッキーと異父兄・ディッキーの深い絆を描く感動のトゥルーストーリー。一度は引退を決意した負け続きのボクサーが、天才的ボクサーだった兄と力を合わせて世界タイトルマッチに挑む姿が、見る者に勇気と感動を与えてくれる。



 本作の大きな見どころは、主人公のミッキーを演じるマーク・ウォールバーグと兄・ディッキー役クリスチャン・ベールという演技派の競演。実際のボクサーさながらの肉体作りを実現させたウォールバーグもさることながら、大幅な減量に加え髪を抜いて歯並びを変えるというベールの役作りも、大きな話題を呼んでいる。この怪演でベールは見事本年度アカデミー賞助演男優賞を獲得した。監督は『スリー・キングス』のデヴィッド・O・ラッセル。実力派男優が演じきった熱い兄弟愛に、勇気とパワーをもらえるはず。




STORY:名ボクサーながら自堕落な兄・ディッキーと、真面目だが負け続きのボクサーである異父弟のミッキー。あるとき、ディッキーが薬物に手を染めたことから家族の絆が揺らいでしまう。



監督:デビッド・O・ラッセル 出演:マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、メリッサ・レオ他/1時間56分/ギャガ配給/3月26日より丸の内ピカデリー他にて公開 http://thefighter.gaga.ne.jp




『トゥルー・グリット』

2011.03.14 Vol.501

コーエン兄弟が名作西部劇で新境地!


『ノーカントリー』『ファーゴ』など、常に独特な映像世界で世界を魅了してきた異才の兄弟監督ジョエル&イーサン・コーエンが、スティーブン・スピルバーグとタッグを組んで描く復讐劇。本年度のアカデミー賞でも10部門にノミネートされた注目作だ。


 本作の原案はチャールズ・ポーティスが1968年に発表した同名ベストセラー小説。同著の映画化としてはジョン・ウェインにオスカーをもたらした名作西部劇『勇気ある追跡』が有名だが、コーエン兄弟いわく「『勇気ある追跡』のリメイクではなく、原作に忠実に再映画化した」とのこと。父を殺された復讐のため過酷な旅に出る14歳の少女・マティを演じるのは、期待の新星ヘイリー・スタインフェルド。“用心棒”役のジェフ・ブリッジスとマット・デイモン、敵役のジョシュ・ブローリンといった熟練俳優との、異色かつ絶妙の掛け合いは見もの。



STORY:牧場主の娘・マティは、雇い人のトムに殺された父の敵を討つため大酒飲みの連邦保安官・ルースター、テキサス・レンジャーのラビーフとともに過酷な旅に出る。


監督:ジョエル&イーサン・コーエン 出演:ヘイリー・スタインフェルド、ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン他/1時間50分/パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給/3月18日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて公開 http://www.truegrit.jp



『SP 革命篇』

2011.03.07 Vol.500

『SP』シリーズが衝撃の最終章!


 昨年公開され大ヒットを記録した『野望篇』に続く、待望の『革命篇』が公開。テレビシリーズ、ドラマスペシャル、そして映画で展開してきた“SPプロジェクト”がついにファイナルを迎え。先週末には、本作と同時並行で撮影が行われたドラマ「革命前日」が放送され、盛り上がりは最高潮。


 テレビシリーズ時代から描かれてきたあらゆる伏線が1つにつながり、秘められ続けた謎が次々と明らかにされていく。岡田准一演じる主人公・井上薫と、堤真一演じる尾形総一郎、2人の対決はどんな決着を迎えるのか。そしてラストに待つ驚がくの真相とは。


 怒涛のクライマックスへ向けて急加速するストーリーと、頂点を極めたスタイリッシュアクションが観客の心をわしづかみ。終幕にふさわしいエンターテインメント超大作だ。



STORY:官房長官を狙ったテロ事件を無事解決し、警視庁警護課第四係の面々は通常任務をこなしていた。しかしシンクロの能力を持つ井上だけは、上司の尾形が何らかの思惑を抱いていることを感じとり、不信感を募らせ苦しんでいた。ある日、井上は尾形から国会での警備を任じられる。麻田内閣不信任案の採決が行われようとしたそのとき、尾形が動きだし、国会議事堂に銃声が鳴り響いた…!


監督:波多野貴文 出演:岡田准一、香川照之、真木よう子、堤真一他/2時間8分/東宝配給/3月12日よりTOHOシネマズ スカラ座他にて公開 http://sp-movie.com



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