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東京都、夜間飲食店でのコロナ感染が増加。小池都知事「夜間外出ひかえて」

2020.03.30 Vol.Web original

 東京都の小池百合子都知事は30日、都庁で記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、カラオケ、ライブハウス、接待を伴うバーやナイトクラブへの出入りは当面の間控えるよう、自粛を呼びかけた。

 小池都知事は冒頭、今日新たに感染した人の数は13人で、累計感染者数は443人と発表。現在の感染者は、海外からの帰国者や感染経路不明者が増えているのが特徴だとした。

 厚生労働省クラスター対策班が行った都内における感染の現状分析では、現在、爆発的感染状況ではないとしたものの、夜間から早朝にかけてキャバレー(クラブ、ラウンジ、キャバクラ含む)、ナイトクラブ、バー、酒場など接待・接客を伴う飲食店で感染した事例が多発しているとし、小池都知事は、カラオケ、ライブハウス、接待を伴うバーやナイトクラブへの出入りは当面の間は控えるよう、夜間の外出自粛を改めて呼びかけた。

新型コロナ感染拡大防止でシュートボクシングとRISEが大会を中止

2020.03.24 Vol.Web Original

SBは4・22後楽園大会と5・10浅草大会

 新型コロナウイルスの感染拡大の恐れを鑑み、日本シュートボクシング協会が3月24日、4月22日に開催予定だった「SHOOT BOXING 2020 act.2」(東京・後楽園ホール)と5月10日に開催予定だった「SHOOT BOXING 花やしきExtreme.5(夜の部)・第17回アマチュアSB東京大会(昼の部)」(浅草花やしき・浅草花劇場)を中止することを発表した。

 SB協会は「年間を通して決定しているスケジュールを変更または中止せざるを得ない状況は我々にとってまさに死活問題であり主催者としては苦渋の決断でございます」としながらも「今は、世界的な脅威と化したウィルスがもたらす未曾有の危険を顧みず興行を強行することよりも、選手やスタッフ、何よりご来場されるお客さまとその先にある国民の皆さまの健康と安全を最優先に考えることこそが我々日本のエンターテインメントに携わる組織の在り方であり、それがモラルある日本格闘技界の尊厳を守るべく一つの姿勢になればと考えこの度の発表に至りました」と中止に至った経緯を説明した。

RISEは4・12エディオンアリーナ大阪とアマチュア大会

 またRISEも那須川天心の2020年初戦が行われる予定だった「RISE WORLD SERIES 2020 1st Round」(4月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)とアマチュア大会「Amateur RISE Nova」(4月5日、東京・大森)の中止を発表した。

 RISEはリリースで「新型コロナウィルスの感染拡大状況を弊社で協議を重ねた結果、お客さまの安全並びに選手のコンディションを第一優先とさせていただきまして、中止とさせて頂くこととなりました」と説明した。

 大阪大会からスタート予定だった「RISE WORLD SERIES」は6月14日に開催予定のぴあアリーナMM大会を開幕戦とし、残り2大会は会場と日程を調整中し追って発表するという。

プロ野球も開幕を実質的な再延期

 新型コロナウイルスの感染拡大対策については政府の専門家会議が19日に大規模イベントについて引き続き慎重な対応を求め、翌20日には安倍晋三首相が「換気が悪く、多くの人が密集し、近距離での会話や発声が行われるという3つの条件が同時に重なるような場を避ける行動」を要請。
 
 週が明けた23日には東京都が都主催の屋内での大規模イベントなどを原則、中止か延期とする自粛の方針を4月12日まで継続。小池百合子東京都知事も4月12日までの3週間について「オーバーシュート(爆発的患者急増)が発生するか否かの大変重要な分かれ道」と危機感を表明。「ロックダウン(都市封鎖)を避けないといけない」とし、感染拡大防止への協力を要請した。

 スポーツ界ではプロ野球が23日に行われた12球団代表者会議で4月24日の開幕を目指すことを決めた。当初は3月20日の開幕を延期し、4月10日以降での開幕を検討していたが、感染症の専門家チームから「早期の開催は難しい」との提言を受け、実質的には再度の延期となった。

武尊の対戦相手らが新型コロナの影響で来日不可能に【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.19 Vol.Web Original

武尊はタイのペッダム・ペットギャットペットと対戦

 K-1の年間最大のイベント「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」に緊急事態が発生した。

 出場予定だったアダム・ブアフフ(モロッコ)、キム・フォーク(スウェーデン)、ニコラス・ラーセン(デンマーク)の3選手が折からの新型コロナウイルスによる影響などで来日不可能となり、欠場することとなった。

 ブアフフはメインで武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とK-1とISKAのダブルタイトルマッチを行う予定だったのだが、この欠場に伴いタイトル戦は消滅。

 武尊はペッダム・ペットギャットペット(タイ/ペットギャットペットジム)とスーパーファイトで対戦することとなった。

 ペッダムは24歳にして140戦92勝(15KO)46敗2分の戦績を誇る。ムエタイのテレビマッチで活躍し、BBTVスタジアム認定フェザー級王座に就いた強豪。攻撃的なファイトスタイルと負けを恐れず前に出る気持ちの強さが売りのファイトスタイルで武尊との一戦は激しい打ち合いが予想される。

 武尊は今回のカード変更にあたり「対戦相手が変わったことは残念で、何よりタイトルマッチがなくなったことが悲しいですが、こういう状況もプラスに変えていけるように、今回の相手に集中して必ず勝って次に繋げます。みんなにパワーを与えられる試合を見せるので応援よろしくお願いします」とK-1を通じてコメントした。

 対するペッダムは「初めてK-1に出場して、チャンピオンのタケルと試合することを嬉しく思っている。もともと3月に予定されていた試合が流れてしまったので、どこでも誰でもいいから、試合がしたかった。タケルの映像を少し見たけど、パンチと気持ちが強そうだから、打ち合ってみようと思っている」とコメントした。

日本サッカー協会の田嶋会長が新型コロナ「陽性」発表。2月末から3月上旬に海外出張

2020.03.17 Vol.Web Original

3・26 聖火リレーグランドスタートは欠席

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が3月17日、新型コロナウイルスの検査で陽性判定が出たことを発表した。

 この日、一部メディアで田嶋会長が検査で陽性判定が出たことが報じられたのだが、夜に協会を通じて正式に発表した。

 田嶋氏は2月28日から海外出張に向かい、ベルファストでIFAB年次総会に、3月2日にはアムステルダムでのUEFA理事会、3日にはUEFA総会に出席した。続いてアメリカにわたり3月5日に「She Believes Cup」に出場中のなでしこジャパンの試合を視察、6日には「2023年女子ワールド・カップ」の招致活動でニューヨークに行ったという。

 8日に帰国後、14日にEFA総会で近くにいたセルビア協会会長の感染をネットで知り、15日に体温を計った時に微熱があったことから16日に文京区の保健所に相談。海外渡航歴や会議同席者の発症を伝えたところ診察を受けることになり、この日結果が出たという。

 現在の症状ついては「多少熱があり、検査したところ肺炎の症状もあるそうですが、元気です。今後は文京区保健所、医師の指示に従い治療に専念していきます」という。

 これに伴い、3月26日にJビレッジからスタートする聖火リレーのグランドスタートは不参加となった。

 なお日本サッカー協会は2月26日から新型コロナウィルスによる感染拡大防止等のために全職員を在宅勤務にするといった対策を取っていた。

新型コロナの影響でスマックダウンを急きょ無観客で開催【3・13 WWE】

2020.03.14 Vol.Web Original

サーシャ&ベイリーとアレクサ&ニッキーが対戦

 WWEは新型コロナウイルスの影響を考慮し、「スマックダウン」(現地時間3月13日)を急きょ会場をフロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターに変更して、無観客で開催した。

 オープニングでサーシャ・バンクス&ベイリー、アレクサ・ブリス&ニッキー・クロスが登場すると、アレクサは「カブキ・ウォリアーズは私たちの王座挑戦から逃げてるわ」とWWE女子タッグ王者のアスカ&カイリ・セインを非難。

 さらにニッキーが「私たちは対戦相手を探してるのよ」とサーシャ&ベイリーを挑発すると、ベイリーが「後悔させてやる」と言って急きょ2チームの対戦が決定した。

ピンチはチャンス!新型コロナウィルス禍との闘いは政策転換の好機【長島昭久のリアリズム】

2020.03.09 Vol.728

 2月27日、安倍総理が急遽「全国の小中高校一斉休校」を決断したことにより、全国民が新型コロナウィルスに対する危機感を共有することとなりました。この決断に対しては、教育現場や子育て家庭(とりわけ、テレワークなどで対応できない職種に従事する共働きやひとり親家庭)から悲鳴が上がりました。もちろん、休校中の子ども達のケアや、正規・非正規にかかわらず子どものための休暇を選択した親御さんへの助成措置など、きめの細かい対応が求められます。

 ただ、だからといって、政府に「休校要請」の撤回を求める野党の姿勢はいただけません。「市中感染」という目には見えない津波や洪水が差し迫っている中で、命を守るため避難勧告(この場合は、一斉休校の要請)を発するのはやむを得ず、しかも、総理の意図には国民に危機の切迫を知らせる「ショック療法」の意味が込められていたのではないかと考えます。

 自己反省も込めて率直に言えば、それまでは、政府も国会も専門家もメディアも、新型コロナ禍に対する認識が甘かったのではないかと思います。残念ながら、「水際対策」という緒戦には敗北したと言わねばなりません。初動に失敗した以上、今後は「市中感染」を極力封じ込めることに「背水の陣」で臨むほかありません。

 今後は、3月末までの正念場の期間において、日本の経済・社会の生き残りを図らねばなりません。新型コロナ禍との闘いで国民の協力を仰ぐ以上、政府が国民の生活を守り抜き、日本経済の反転攻勢を全面的に牽引する姿勢を鮮明にする必要があります。2008年、リーマン・ショックに直面した英国のブラウン首相(当時)は、国民に向かって「現在、家計で苦しんでいる全ての世帯に、我々が救済に乗り出す準備があり、あなた達の味方であることを理解してほしい」というメッセージを発し、17.5%だった間接税率を一年間15%に引き下げました。

 ここは、わが国政府も、消費税減税にまで踏み込んだ大胆な「経世済民」策を打ち出す局面です。とくに、感染拡大防止策により打撃を受けた企業への緊急融資対応(個人事業主などには直接給付も)などに加え、10兆円を超える規模の国債を新規に発行し、それを財源として子育て家庭や就職氷河期の若者への重点支援、企業の研究開発投資のテコ入れなどは、停滞する経済・社会の再生に不可欠です。「ピンチはチャンス」と捉え、異次元の金融緩和と財政出動というアベノミクスの原点に立ち返り、なかなか果たせずにいたデフレからの脱却とともに日本社会の底割れを防ぐ迅速な行動が求められています。

(衆議院議員 長島昭久)

新型コロナ:3.11に学ばないテレビ【鈴木寛の「2020年への篤行録」第78回】

2020.03.09 Vol.728

 東日本大地震からまもなく9年を迎えるところで、新型コロナウイルスの感染拡大という新たな国難に直面しました。国の専門家会議は2月24日に「今後1~2週間が感染拡大を収束できるか瀬戸際」と訴え、安倍政権は大規模イベントの中止や延期、さらに小中高の休校を要請しました。

 本稿執筆時点(3月4日)でも感染拡大がとどまる気配はみられません。「温かくなればウイルスの動きが鈍くなる」との楽観的な見方もあるようですが、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)のケースでは、WHOが終息宣言をしたのは夏場でした。

 確立された治療法はまだありません。新薬の開発導入には時間を要します。未曾有の危機に陥っているという点では、原発事故のときに放射性物質が拡散した事態と共通します。国民が不安と困惑の連続にいるなかで、専門家やメディアは科学的なエビデンスに依拠し、楽観にも悲観にも偏ることなく、正確なファクトを打ち出して「正しく恐れる」ように呼びかけるべきです。

 しかし原発事故直後の報道と言論は、すさむばかりでした。ネットで真偽不明の情報が飛び交う中で、当時の売れっ子科学コメンテーターまで「日本にはもう住めなくなる」と発信したこともありました。

 テレビ報道でも放射線モニタリングの最高値だけを強調し「福島は危ない」と煽って風評被害が拡大。某局のプロデューサーが「水素爆発の映像を流せば数字(視聴率)が取れる」と平然と私に言ったときの衝撃は今でも忘れられません。この報道のおかげで、福島に医薬品などの支援物資を届けるドライバーがいなくなり、救急搬送患者や病気療養中の方が亡くなりました。

 避難と籠城、二つの選択肢を、各人のケースに応じて、慎重に見極めて判断する必要があったのに、東京のテレビが避難のみを喧伝し、それに煽られた菅直人総理(当時)は、寝たきりの高齢者の避難を強行。その結果、避難などの震災関連死が1600名に及ぶ二次被害が相次ぎました。避難関連死について、NHKを除くテレビ各社は、いまだに、自らの責任に十分に言及していません。

 今回の新型コロナ感染拡大でも、まるで希望者全てにPCR検査を受けさせるべきかのような、医療資源が有限であることを無視した論者をテレビは登場させています。

 政府の対処が後手に回ったのは確かで、批判、非難もやむを得ません。しかし科学的、医学的根拠が不十分、あるいは根拠はあっても非現実的な言説がはびこるメディア空間のありようを見ていると、3.11から何も学んでいないと思わざるを得ません。

(鈴木寛)

プロ野球とJリーグが新型コロナで「対策連絡会議」設置

2020.03.07 Vol.728

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球の斉藤惇コミッショナーとJリーグの村井満チェアマンが3月2日、東京都内で記者会見し、「対策連絡会議」の共同設置を発表した。競技の枠を超えて感染に関する情報を共有し、試合開催の判断に役立てる。

 同会議はプロ野球12球団の代表者、Jリーグ理事らに加え、感染症の専門家3人で構成。専門家に公式戦開催や観客対策に関する助言などを求め、3月中旬をめどに意見書を取りまとめてもらう。

 3日には第1回会議が東京都内で開催され、感染のリスクや防止策などを協議した。防止策では体温測定の義務付けやロッカーの時間差利用などが提言された。

 野球やサッカーは観客が近距離で声を出して応援することから専門家チームの座長を務める東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は「(感染)リスクは非常にある」とし、応援自粛の提言も示唆した。

東京都が都立スポーツ施設の個人使用を中止、新型コロナウイルス感染症で

2020.02.26 Vol.Web Original

 東京都は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、トレーニングルームなど都立のスポーツ施設の個人使用を2月27日~3月15日まで中止する。今後の状況によっては、使用中止となる対象施設や使用中止期間が変更になる可能性もある。

 対象となる施設は以下の通り。

■駒沢オリンピック公園総合運動場(トレーニングルーム)
https://www.tef.or.jp/kopgp/index.jsp
■東京武道館(トレーニングルーム)
https://www.tef.or.jp/tb/index.jsp
■東京辰巳国際水泳場(屋内プール)
https://www.tef.or.jp/ttisc/index.jsp
■武蔵野の森総合スポーツプラザ(トレーニングルーム・屋内プール)
https://www.musamori-plaza.com/
■障害者総合スポーツセンター(トレーニングルーム・屋内プール)

東京都障害者総合スポーツセンター


■多摩障害者スポーツセンター(トレーニングルーム・屋内プール)

東京都多摩障害者スポーツセンター

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