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名護市の財政がひっ迫。市民生活の地盤沈下が止まらない

2018.01.24 Vol.OKINAWA HEADLINE

 名護市の今後4年間の命運を左右する名護市長選(2月4日投開票)が行われる。

 ここで名護市が現在抱える問題を整理してみる。

 沖縄県は現在人口がどんどん増え続けている。これはおりからの「移住ブーム」と特殊合計出生率が全国1位という数字が表すように「自然増加率」も全国1位という2つの要因から。

 名護市を中心とする北部地域も人口は増加しているのだが、増加率は県平均よりも低く、過疎地域も他地域に比べ多く抱え込む状況となっている。

人口増加率
沖縄県平均→3%増
名護市→1%増

 そればかりか完全失業率も高く、雇用情勢も厳しいことから若年層の流出も進み、将来に向け深刻な状況となっている。

 沖縄県はここ5年ほどで経済が急成長。2017年度の財政力指数が0.356で過去最高水準になるなど税収も大幅に増加した一方、名護市は市の借金残高が平成27年度で264億円にのぼる。これは市民1人当たり42万円もの借金を背負っている計算だ。

借金残高264億円
市民1人当たり42万円の借金

 現市政は辺野古移設反対の立場から米軍再編交付金の受け取りを拒み続けており、結果、名護市は約135億円の財源を失っている。さらに名護市の1人当たりの市町村民所得は他の地域と比べ最も低く、それに伴い税収も横ばい状態。
 財政ひっ迫のしわ寄せは公共サービスの低下という形で市民を直撃。

危機感がない!? 基幹病院整備

 医療に目を向けると慢性的な医師不足が深刻化。県立北部病院では医師の確保が難しく夜間急病センターがたびたび閉鎖。また産科のある病院は名護市に2つあるだけという状況だ。この問題の解決に向け2014年末に県立北部病院と北部地区医師会病院の統合再編の声があがり、前知事が統合を進めたのだがその後は遅々として進まず、昨年末にやっと現知事が統合を進め、基幹病院を整備する方針を表明した。

 日々の生活に目を向けると、下水道普及率は県平均の70.9%に比べ62%と低い数字となっている。意外に見逃しがちなところではゴミの分別問題というものも上げられる。

ゴミ分別問題
那覇市は5分別
名護市は16分別

 現在名護市では実に16分別してゴミを出さねばいけないのだが、本島の他市をみると那覇、糸満、南城、豊見城、宜野湾が5、沖縄が7、うるまが8、浦添にいたっては4分別。

 ゴミの分別については各市町村で独自に定めたルールで行われる。ゆえに焼却設備や埋め立て場といった個別の条件で大きな違いが出てくるのは必然ではあるが、それにしても名護市の16という数字は突出している。

 ゴミ処理については出す側(住民)が細かく分別したほうが経済的と思われがちだが、実は必ずしもそうではない。分別することで専用の収集車が必要となり、コストと効率の悪化につながる場合もあることから、今では最低限に分別したうえで、収集後に専門の業者が分別、また焼却技術の向上などで分別が大まかになるケースもある。いわば行政の手腕に負う部分が大きいというわけだ。

今が旬の南台湾ガイドブックが登場!

2018.01.24 Vol.702

 台湾の南部に位置する台南、高雄、屏東、澎湖島を特集した『るるぶ台南・高雄 屏東・澎湖島(タイナン・タカオ ピントン・ポンフータオ)』が発売された。近年、リピーターを中心に人気の南台湾は、台北とは違った南国特有ののんびりとした優しい空気が流れるエリア。同書はその南台湾の歴史と文化、山や海に恵まれた豊かな自然のある街のとっておきの情報が満載。巻頭特集「南台湾でしたい 7 つのこと」は、古き良き台湾の面影を残す台南の古都散歩、アートや中国建築の融合が楽しい高雄、ビーチリゾートとして有名な墾丁がある屏東、そして大自然の絶景が美しい澎湖島など、南台湾の魅力をたっぷり紹介。また台湾の旅ではずせない夜市、マンゴー、スイーツなどの情報も充実。さらに、一青妙によるエッセイ記事や、話題のホテルやゲストハウスまで、幅広く特集する。

『るるぶ台南・高雄 屏東・澎湖島』
【定価】1100 円(税別)
【発行】JTB パブリッシング
【問い合わせ】TEL:03-6888-7893

たばこの税収は消費税1%分。これはどうするつもりなのか?【猪瀬直樹インタビュー後編】

2018.01.23 Vol.Web Original

 本紙では元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏に受動喫煙問題についてうかがっているのだが、今回はその後編。前編では加熱式たばこというイノベーションによってタバコを取り巻く状況はどうなっているのかといった現状を踏まえたうえで、議論の進め方について語ってもらった。後編では税収という側面から受動喫煙問題について語る。

前編はこちら

PKCZ®世界デビュー SNOOP DOGGとコラボ

2018.01.23 Vol.Web Original

 クリエイティブユニットのPKCZ®が2月23日に世界デビューすることが決定した。23日、所属事務所のLDHが発表した。

 オランダの名門ダンスミュージック・レーベル「Spinnin’/TRAP CITY」から配信シングル『BOWDOWN FT.CRAZYBOY from EXILE TRIBE』をリリース。本作では、米HIP HOP界のレジェンド、SNOOP DOGとのコラボレーションしている。

 PKCZ®は、DJ MAKIDAI、VERBAL、そしてDJ DARUMAからなるクリエイティブユニット。2016年に台湾、韓国、フィリピンで単独海外公演を成功させ、2017年には世界最大級の野外EDMフェス「Tomorrowland」やダンスミュージック・フェス「ULTRA SINGAPORE 2017」に出演している。

SB工藤公康監督、福岡の小学生に『夢の課外授業』

2018.01.22 Vol.Web Original

 プロ野球ソフトバンクの工藤公康監督が22日、福岡市の城原小学校で特別授業を実施し、キャッチボールやピッチングトレーニングで、児童たちと一緒に汗を流した。

 監督は歓迎を受けて登壇すると、夢についてトーク。小学生の頃から続けてきた野球を辞めずに努力を続けたことが今につながっているとし、夢を実現するためには自分の夢を人に伝えるとともに、できることを行動に移すことが大切と話した。また、努力は誰かに認められたいから努力するのではなく、自分と向き合ってする事で夢や目標に近づいていけるとした。

「迷ったり悩んだりしたときは相談して自分を良くするための方法論を学んでほしい。失敗しても前に進むことが大切です。自分もずっと夢を追い続けて、自分を信じて前に進んで行くのでみなさんも頑張って」とエールを送った。

 授業ではまた、今期のソフトバンクのテーマでもある『もう1頂』についても触れ、合言葉のように日常でたくさん使って欲しいとユーモアを含めて話し、児童たちの笑いを誘っていた。

 授業は、子供たちが夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指す『夢の課外授業』(主催:二十一世紀倶楽部)の一環として行われたもの。この授業では、和田毅投手も登壇している。

May J.「一目ぼれ」ドレスで書き下ろしソングを熱唱!

2018.01.22 Vol.Web Original

 花の体験型アート展『FLOWERS by NAKED 2018 輪舞曲』のプレスイベントが22日、会場となる日本橋三井ホールにて行われ、アーティストのMay J.が同展のために書き下ろしたイメージソングを披露した。

山下健二郎がT.M.R.とランニングマンを披露

2018.01.22 Vol.web Original

 ラジオ番組「オールナイトニッポン」50周年を記念したライブイベント「ニッポン放送 オールナイトニッポン50周年 ALL LIVE NIPPON Vol.6」が20日と21日、横浜アリーナで開催された。

たばこ反対原理主義では話にならない。現状を踏まえた議論を!【猪瀬直樹氏インタビュー前編】

2018.01.22 Vol.Web Original

 東京都が昨年9月に「受動喫煙防止条例(仮称)」の基本的な案を公表したことから、たばこをめぐる議論に拍車がかかっている。だいたいがたばこを絶対悪のように扱うケースが目につくのだが、別の視点からこの問題について発言する識者も多い。そんななか、本紙では元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏にこの問題について聞いてみた。

お休み明けのアタマをウォームアップ「コンセプティス 加算パズル」

2018.01.22 Vol.702

「ちょっと難しいからこそ、おもしろい!」「完成した時の達成感がたまらない」と人気を集めていたロジックパズルゲーム。足し算引き算をしながら数字のコンビネーションを考えて、数字のクロスワードのような感覚で解いていくというもの。シンプル極まりないゲームではあるものの、ちょっとした難しさが解いたときの達成感につながって、ゲームにハマる人が続出しているのだそう。

 アプリは加算パズル無料100問のパックになっていて、毎週ボーナスパズルが無料配信される。難易度は初級から超上級まである。また、タブレット版には無料100問に加えてボーナス問題、ジャンボパズル20問が付いてくる。

 iOSで先に配信がスタートし高い評価を集めていたこのアプリ。年末にAndroidでもリリースされ、年末年始の休み中にもたくさんの人が遊んだ。加算パズルで少しずつ頭をウォームアップしてみては? 

iOS/Android コンセプティス 配信中

【編集部オススメ舞台】ハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』

2018.01.22 Vol.702

 作・演出を務める岩井秀人が、自身が引きこもっていたころのことを題材とした『ヒッキー・カンクーントルネード』を上演したのが2003年。今回の『ヒッキー・ソトニデテミターノ』はそれから約10年後、岩井がひきこもり自立支援団体を取材し、書かれた続編。初演は2012年にパルコ・プロデュースで吹越満主演で上演された。吹越が演じた登美男を今回は岩井自身が演じる。初演に引き続きキーとなる20年ひきこもっている男を古館寛治が演じ、初演ではその母だった役を父として猪股俊明が演じる。

「ひきこもり」だった過去を持つ登美男は現在、外に出るきっかけを作った「出張お姉さん」の黒木香織のアシスタントをしている。その現場で登美男は自分とは違うタイプの2人のひきこもりに出会う。黒木と登美男は2人を「一時預かり」としてひきこもりたちの寝泊まりする寮に入れるのだが…。

 ちなみに「出張お姉さん」というのは自立支援団体に実際にいる「レンタルお兄さん」をモデルに岩井が生み出した設定。

 本作は国内4都市を回った後、フランスのパリでも上演される。フランスでハイバイの世界観がどのように受け取られるのか。

ハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』
【日時】2月9日(金)〜22日(木)(開演は9・14〜16・21日19時、10日18時、11・12・17・18日14時/18時、20日14時/19時、22日14時。13・19日休演。開場は開演20分前。当日券は開演40分前)
【会場】東京芸術劇場 シアターイースト(池袋)
【料金】前半割(2月9日〜2月12日)前売3500円、当日4000円/一般(2月14日〜2月22日)前売4000円、当日4500円/学生(前売・当日共)3000円(受付にて要証明)/高校生以下(前売・当日共)1000円(前売は東京芸術劇場窓口のみ販売、要証明)
【問い合わせ】ハイバイ(TEL:080-6562-4520=10〜20時 [HP]http://hi-bye.net/ )
【作・演出】岩井秀人
【出演】岩井秀人、平原テツ、田村健太郎、チャン・リーメイ、能島瑞穂、高橋周平、藤谷理子、猪股俊明/古舘寛治

3.21「K-1 WORLD GP」追加カード発表 武居由樹が久保賢司と初防衛戦

2018.01.21 Vol.web Original

 さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで3月21日(木・祝)に開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1」の追加対戦カードの発表が21日、都内の会場で行われた。

 2017年「K-1 AWARDS MVP」を獲得した武居由樹は、スーパー・バンタム級(-55kg)タイトルマッチで久保賢司と対戦。1年前両者は、同王座決定トーナメントの決勝で対戦し、武居が判定で勝利している。
 その時の事を思い出したのか久保は「武居君には昨年、死ぬほど恥をかかされた。相当なうっぷんが溜まっているので、3月はさいたまのリングを血の海にしたい。前回はトーナメントの決勝で負けて、クソガキに屈辱的な思いをさせられた記憶しかない。今度はこっちが地獄を見せてやらないと気がすまない」と怒りをにじませたコメント。それを聞いた武居は「タイトルマッチの相手として日本の中で認められるのは寺戸選手と久保選手だけだと思っていたので、試合を受けてもらってありがとうという気持ちです。前回は久保選手の復帰戦で、体もボロボロだったのに倒せませんでした。今回はお互い無傷の真っ向勝負を見て欲しい。いい試合になると思います。(久保のコメントについては)4月の試合後にほめたたえてくれたので、コメントはこういう場だけだと思ってます」とクールに受け止めた。しかし久保は「MVPも獲った新生K-1の宝を自分の手でぶっ壊して、明るい未来をぶっ壊す。これほど面白い事はないと思う」と挑発を続けると「K-1の宝物と言ってもらって光栄です。でもチャンピオンとしてリングをぐちゃぐちゃにはさせません」と静かな闘志を燃やしていた。

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