SearchSearch

この作品を再演する意図とは 虚構の劇団『ピルグリム2019』

2019.02.18 Vol.715

 鴻上尚史が1989年(平成元年)に劇団「第三舞台」で上演した『ピルグリム』を2019年版として虚構の劇団で上演する。

 初演後は2003年に新国立劇場でシリーズ「現代へ、日本の劇」のオープニング公演として上演されており、約16年ぶりの再演となる。

 物語は連載を打ち切られた作家が、現代とその作家が描く物語の中という空間軸を交錯させながら展開する。ピルグリムというのは「巡礼者」という意味で、小説の中の登場人物たちは理想の地を求めて巡礼を続ける。そして彼らを通じて「ユートピアは存在しないかもしれない」という現実が、悲劇的な視点で、喜劇的に描き出される。

 鴻上はその時代に起こっている出来事や風潮、進化する道具といったものを敏感に察知し、その一歩二歩先を行くシチュエーションを作り物語を展開する。再演にあたっても物語の骨子はそのままに、その時代の新しい概念を取り込み、物語も進化させてきた。

「平成最後の」というフレーズが跋扈するこの時期に、この作品を再演する意図とは? 2019年という時代を鴻上がどうとらえているのかも興味深い作品。

『ビリーブ 未来への大逆転』試写会に15組30名

2019.02.18 Vol.715

 1970年代アメリカで、世紀の“男女平等”裁判に挑んだ女性弁護士の実話を描いた感動作。85歳の今なお現役で活動する女性最高裁判事ルース・ギンズバーグ。アメリカを変え、ひいては世界を変える一歩となった伝説的裁判とは…!? 監督は『ディープ・インパクト』のミミ・レダー。ルースを演じるのは『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞ノミネート、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で主演を務めたフェリシティ・ジョーンズ。彼女を信じ、支え続けた夫のマーティには『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマー。

 貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院を首席で卒業するが、女性であることを理由に、どの法律事務所からも雇ってもらえない。あるときルースは母親の介護費用の控除が認められない男性の訴訟を知り“男女平等”を訴える出発点となることを信じて自ら弁護を買って出る。

 3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷他にて全国公開。

<試写会の応募について>
【日時】3月14日(木)18時30分〜
【会場】よみうりホール(有楽町)

以下のリンクのフォームからご応募ください。
http://www.campaign-kenshou.com/campaign.php?id=3548

三月のパンタシアライブ決定!

2019.02.18 Vol.715

 ボーカリスト「みあ」による音楽ユニット「三月のパンタシア」。どこか憂いを帯びた「みあ」の歌声で紡がれるストーリーが、ときに優しく、ときに切なく、聞き手の心に寄り添い多くの共感をよんでいる。3月13日にはニューアルバム「ガールズブルー・ハッピーサッド」がリリース。6月には「三月のパンタシアLIVE2019/ガールズブルー・ハッピーサッド」も決定! いま最も注目される音楽ユニットを見逃すな! ローソンチケット(http://l-tike.com)では、2月18日(月)よりプレリクエスト抽選先行開始!

E.G.family 初の全国ホールツアーに全力投球!

2019.02.18 Vol.715

 ガールズエンタテインメントプロジェクトのE.G.familyがホールツアー『E.G.POWER 2019 〜POWER to the DOME〜』をスタートする。22日の大阪・オリックス劇場での公演を皮切りに、全国26都市33公演で展開。プロジェクトとしては初となる全国ホールツアーについて、Dream Ami、Dream Shizuka、鷲尾伶菜、佐藤晴美、MIYUU、須田アンナにインタビューした。

中村勘九郎、七之助にスターの手型「江戸まち たいとう芸楽祭」フィナーレ

2019.02.17 Vol.Web Original



 台東区の新しいお祭り「江戸まち たいとう芸楽祭(げいらくさい)」のクロージングイベントが16日、浅草公会堂で行われた。

 イベントでは、大衆芸能の振興に貢献した芸能人に贈られる「スターの手型顕彰式」が行われ、女優の天海祐希、歌手の大月みやこ、歌舞伎俳優の中村勘九郎、中村七之助らが登壇。

 天海は「台東区出身なので、子どものころから遊んでいたところに手型を置いていただけるなんて感慨無量でござます。何よりも母が喜んでくれ、親孝行ができました。これからも台東区に元気がみなぎるように頑張っていきたい」と、喜びのコメント。

 勘九郎は「偉大な先輩方のなかに入ることができ、また、スターの仲間入りができ、とてもうれしいことでございます。浅草の人たちを愛し、浅草の人たちに愛されるようないい役者になりたいと思います」。

 七之助は「浅草公会堂は16歳の時からお世話になっており、イチからたたき上げられ、こんな賞までいただくことができました。父に少しだけ恩返しができた気持ちでございます」と、感慨深げだった。

 大月は「今が一番、幸せに歌を聴いていただいております。また新しいファイトをいただきました」と、意気込みを語った。

舞台「デルフィニア戦記」最新版 6月に上演決定! ふぉ~ゆ~松崎祐介らが続投

2019.02.17 Vol.Web Original

 舞台「デルフィニア戦記~獅子王と妃将軍~」の上演が決まった。期間は6月19日から23日までで、東京ドームシティ シアターGロッソで行われる。出演は、松崎祐介(ふぉ~ゆ~)、佃井皆美、そして林翔太(ジャニーズJr.)の出演も決まった。演出・脚本は児玉明子。

 茅田砂胡の代表作である、冒険ファンタジー小説「デルフィニア戦記」を舞台化。本作は舞台化第3弾で、昨年2018年12月に上演された舞台「デルフィニア戦記~動乱の序章~」の続編になる。国王ウォルとリィの婚礼のただ中、隣国タンガが宣戦布告。戦場となった砦にウォルとリィたちは駆けつけるが、戦火はさらに広がっていく。

 前作にひき続き、国王ウォル役を松崎、その妃のリィを佃井、そして元暗殺者で今はリィの侍女を務めるシェラを林が演じる。

 3人のコメントは以下の通り。

■松崎祐介
前作に引き続き、またウォルとしてデルフィニアの世界を生きられることが嬉しい松崎祐介です。今すでにワクワクしてます。誰かこのトキメキを止めてください状態です。前回見て頂いた方はもちろん、今回初めての方でも楽しめる作品になっています!戦うシーンが多いと思うので身体をパンプアップして行きたいと思ってます。前回の稽古場ではオカキを差し入れすることが多かったので、今回はぬれ煎餅にレベルアップしたいと思います。皆さん王国でお待ちして松。

■佃井皆美
こんなに早くデルフィニアの世界に帰ってこれるなんて!!
すっごく嬉しくて、今からわくわくしています!!
前回より、更にパワーアップした舞台をおみせできるよう、
みんなで力を合わせて頑張りたいと思います!
また皆さんにお会いできることを心から楽しみにしています♪♪

■林翔太
またデルフィニア戦記の世界で生きられる事、すごくすごく嬉しいです! 前回出演させていただいてからすっかり原作ファンになってしまった僕ですが、それ以上にこの作品を愛しているファンの皆さんに感動を再びお届けできるように頑張ります!そして今回の物語では、前回よりも成長したシェラをお見せできるようにたくさん研究したいと思います!シェラとしては、また国王やリィに会えるのが楽しみです! 頑張ります!

【月刊EXILE最新号より】日本を元気に! JAPAN MOVE UP VOL.69 ②Dream Ayaが台湾でダンスイベントを実施

2019.02.17 Vol.Web Original

 EXILE、三代目J Soul Brothers、THE SECONDなどLDHのアーティストのインタビューや写真、コラムなど情報満載の雑誌「月刊EXILE」とのコラボ企画! 同誌で、LDHや所属アーティストが積極的に行っている社会貢献活動をリポートしている【KOJI ICHIKI】PRESENTS MOVE UP REPORT 日本を元気に! JAPAN MOVE UPの内容を紹介します。

須藤元気×布施鋼治×赤平大が「ONE Championship」の魅力を徹底検証

2019.02.17 Vol.Web Original

 アジア最大規模の格闘技団体「ONE Championship」の初めての日本大会となる「ONE:A NEW ERA -新時代-」が3月31日に東京・両国国技館で開催される。ONEにはかつてPRIDE、DREAMといった日本のメジャーイベントで活躍した青木真也が2012年から参戦。2013~2016年という長期にわたり、ONE世界ライト級王者に君臨。その後も修斗世界王者の内藤のび太、猿田洋祐がONEの世界王座に就くなど、急激に日本の格闘技ファンとの距離を縮めている。そんななか、今年1月からテレビ東京でONEの魅力を紹介する番組「格闘王誕生!ONE Championship」(木曜深夜2時5分~)がスタートした。 

 同番組は解説に元格闘家の須藤元気氏と格闘技メディアの重鎮的存在である布施鋼治氏、実況とナレーションに赤平大氏という布陣でONEの試合映像はもちろん、参戦選手の試合以外の貴重な映像も紹介している。都内で行われた収録の前に3人にONEの魅力について聞いた。

玖村将史が軍司泰斗に勝利。第6代Krushスーパー・バンタム級王者に

2019.02.17 Vol.web Original

「Krush.98」(2月16日、東京・後楽園ホール)で「第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」決勝戦が開催され、玖村将史が軍司泰斗を判定で破り王座に輝いた。

冬ごもりする手元に置いておきたい、手に汗握る熱のこもった作品たち。【TSUTAYA MONTHLY UPDATE―FEBRUARY.2019―】

2019.02.17 Vol.715

話題の映画や気になる海外ドラマ、チェックしておきたかったあの音楽に、話題のコミックス――。
TSUTAYAのレンタルなら気軽にたっぷり楽しめます。さて今月のおすすめは……?

さまざまな局面での対立構造が描かれる TRASHMASTERS『オルタリティ』

2019.02.17 Vol.715

 差別、エネルギー、被災地といった現代社会で日々起こっている問題を題材とした骨太の作品を発表し続けているTRASHMASTERS。

 その作品は一方的に弱者の声に焦点をあて、問題をあぶりだすわけではなく、為政者側のやんごとなき事情もドラマの中で見せることによって、片方の意見を煽るようなエキセントリックな論調に終わらないようなものになっている。作品を作るにあたり、作・演出の中津留章仁は綿密な取材を重ね、資料を読み込み、自分なりの考え方を確立したうえでその問題にアプローチする。ゆえに物語の随所に中津留の考えと思われるものは顔を出すのだが、それは主義主張を押し付けるのではなく、物語を進めるうえでのスパイスとなり、決して平坦な物語には終わらせないものとなっている。また登場人物もさまざまな主義主張を持つ人物がグラデーションのように用意されており、物語が進む中で自分がこの問題についてどのような立ち位置にいるのか、といったことも映し出されることになる。そんなことも含め作品を見る者は現在の社会で起こっている問題について深く考えさせられる。

 今回は受動喫煙問題を題材とした個人の権利と社会の相反性、地方自治における本音と建て前、教育現場における教師の在り方、再生可能エネルギーという理想と現実といったさまざまな局面での対立構造が描かれる。そして登場人物たちは時に反転する善悪の基準とそれに伴う関係性の変化に翻弄される。

Copyrighted Image