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IP王者・乃蒼ヒカリが2度目のハードコア戦で角田奈穂に流血勝利。「2人でハードコア戦線を盛り上げたい」【東京女子プロレス】

2021.12.11 Vol.Web Original

 東京女子プロレスのスピンオフ興行「TJPW INSPIRATION」(第3弾)が12月10日、東京・新宿FACEで開催され、セミファイナルでは2度目のハードコアマッチに臨んだインターナショナル・プリンセス(IP)王者の乃蒼ヒカリが大流血しながらも、初体験の角田奈穗を退けた。

 かねて、ハードコア志向が強かった乃蒼は4月1日、東京・新木場1stRINGでの「TJPW INSPIRATION」第1弾でその道のエキスパートである山下りなと対戦し敗退。それ以来、8カ月ぶりのハードコア戦は同門の角田が相手となった。

 リング内外にはラダー、イス、サイリウムが張り付けられたボードが設置され、試合がスタート。両者が凶器アイテムを使って対抗し合うなか、10分過ぎ、角田が乃蒼の額を鉄柱にぶつけると大流血。その後、両者はともにイスに座って強烈なエルボーの打ち合いに発展。15分過ぎ、角田はクロスアーム式DDTから必殺の紫電改を狙うも、回避した乃蒼は裏投げ。さらに乃蒼はイス盛りの上にブリザード・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪取。2戦目のハードコアマッチで初勝利を挙げた。

マジラビがトロピカワイルドとの対戦で勝利。瑞希はSAKIとのタッグ結成と再戦を希望【東京女子プロレス】

2021.12.11 Vol.Web Original

瑞希「組める機会があれば組みたいし、もう1回このカードでもやりたい」

 東京女子プロレスのスピンオフ興行「TJPW INSPIRATION」(第3弾)が12月10日、東京・新宿FACEで開催され、メインイベントではプリンセスタッグ王者のマジカルシュガーラビッツ(坂崎ユカ、瑞希)がトロピカワイルド(SAKI、水森由菜)を破った。

 同大会は通常興行とは一線を画し、ふだんではなかなか組まれないマッチメイクを実現するもの。瑞希はSAKIと同期生で、かつてはタッグも組んでいた間柄。その後、2人は別の道を歩んだため、約4年ぶりの遭遇となった。

 両軍共に好連係を見せるなか、10分過ぎ、瑞希とSAKIが激しいエルボー合戦から、瑞希がフットスタンプを見舞えば、SAKIはブレーンバスターで逆襲するなど、バチバチやり合った。その後、マジラビはトイストーリー3を決め、瑞希が水森にドロップキック。SAKIは瑞希にリバース・スプラッシュで反撃するも、マジラビはトイストーリー4をさく裂させると、瑞希がダイビング・フットスタンプを繰り出して水森から3カウントを奪った。

彭帥さん安全に「深刻な疑念」でWTAが中国での大会全面中止

2021.12.11 Vol.748

 

 女子テニス協会(WTA)のサイモン最高経営責任者(CEO)は12月1日、中国と香港での大会をすべて中止すると発表した。動静が不明となった中国の女子選手、彭帥(ほう・すい)さんの自由と安全の確保に「深刻な疑念」があると指摘。中国を開催地とした大会で選手らに「リスク」が及ぶとし、大会を全面中止する異例の決断を下した。

 サイモン氏は声明で、彭さんが「自由と安全を確保し、検閲や強要、脅迫にさらされていないかどうか深刻な疑念を抱いている」と述べた。

 彭さんは11月初め、中国の張高麗元副首相に性的関係を強要されたと告白後、連絡が途絶えた。国際オリンピック委員会(IOC)は11月下旬、バッハ会長が彭さんとテレビ電話を通じて会話し、無事を確認したと発表していた。

 サイモン氏は、彭さんが中国当局から検閲や干渉を受けず、自由な立場で話せることが不可欠との認識を示した。その上で「(中国側が)残念ながらこうした問題に信頼できる方法で対処してこなかった」と強調し、中国関係者の対応への不満をにじませた。

 これに対し中国外務省の汪文斌報道官は2日の記者会見で、「中国は、スポーツを政治問題化する行為に一貫して断固反対する」と反発した。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報の胡錫進編集長は2日、ツイッターに「WTAは彭氏の自由な表現を奪っている。彼女の現在の状況に関する説明が、WTAの期待に沿うものであることを求めている」と投稿した。

 中国では、この問題の報道は規制を受けている。胡氏は、中国国内では自由に閲覧できないツイッターを使い、彭氏の近況について発信を度々行っている。外務省の報道官も同問題については多くを語っておらず、ホームページに掲載している会見録には彭さんの問題に関する質問と回答は載せていない。

スーパー・タイガーが究極の「兄弟喧嘩」で間下隼人を破りレジェンド王座防衛【ストロングスタイルプロレス】

2021.12.10 Vol.Web Original

「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスvol.14」(12月9日、東京・新宿FACE)のダブルメインイベント第2試合で行われた「レジェンド選手権試合」で王者・スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)に弟弟子の間下隼人(ストロングスタイルプロレス)が挑戦した。スーパー・タイガーがこの究極の「兄弟喧嘩」を制し防衛を果たした。

 今年、間下がスーパー・タイガー越えを目指し、2人は7月の後楽園大会、9月の新木場大会とタッグで激突。いずれもスーパー・タイガーが間下からピンフォールを奪って勝利を収めたが、10月の後楽園大会ではついに間下がスーパー・タイガーから直接ピンフォールを奪い返した。この一連の戦いを経て、ともに一騎打ちを要望。今回の対戦となった。

タイガー・クイーンがシングル戦5連勝もラフ&パワーファイター対策に課題【ストロングスタイルプロレス】

2021.12.10 Vol.Web Original

「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスvol.14」(12月9日、東京・新宿FACE)のダブルメインイベント第1試合でタイガー・クイーン(一般社団法人初代タイガーマスク後援会)がライディーン鋼(PURE-J女子プロレス)とシングル戦で対戦し、タイガースープレックスホールドで勝利を収めた。これでタイガー・クイーンはデビュー以来、シングル戦で5連勝となった。

 2人は以前、ディアナの道場マッチでタッグで対戦。カード発表会見で鋼はその時のクイーンについて「力がない。ぺらんぺらん。物足りなかった」と発言。得意のパワーで「つぶす」と宣言していた。

初代タイガーマスクが“2代目ダイナマイト・キッド”育成計画発表【ストロングスタイルプロレス】

2021.12.10 Vol.Web Original

 今年、女性版タイガーマスク「タイガー・クイーン」を生み出した初代タイガーマスクが12月9日、今度は“2代目ダイナマイト・キッド”を育成中であることを明かした。

 この日は自らが率いる「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスvol.14」の年内最終大会が東京・新宿FACEで行われた。初代虎は第3試合終了後、リングに上がると「来年2月に新しい『タイガーマスク全集』というビデオが出ます。そのビデオをチェックしているんですが、何というすごい動きでしょう。早くああなりたいものです」と復帰へのあくなき意欲を見せた。

 そして「新間さんとプロレス界を作ってきた私ですが、途中から格闘技のほうに行きました。格闘技の道場では毎朝5時に選手が起きて10キロ走り、階段を走って、午後からは出稽古に行って、ボクシング、キックボクシング、レスリングの練習をして、夜にはまた私のトレーニングを4~5時間受けてと、すごい練習をしています。それ以上に今、プロレスの練習をみんな頑張っています。プロレスと格闘技は相反するものですが、両方とも素晴らしいものです。この裏と表があるような世界ですが、表の世界のプロレスはタイガー・クイーン、スーパー・タイガー、間下(隼人)、こういった選手たちが今日、すごい戦いを見せてくれると思います。タイガーマスクを引き継ぐのは彼ら彼女たちです」と現在、ストロングスタイルプロレスを支える3選手の名を挙げ期待をかけた。

松坂の引退式典に イチローさん登場

2021.12.09 Vol.748

 今季限りで現役を退いた西武の松坂大輔投手の引退セレモニーが12月4日、埼玉県所沢市のメットライフドームでのファン感謝イベントで行われた。

 松坂と数々の名勝負を繰り広げたイチローさん=本名・鈴木一朗=がサプライズで登場。花束を手渡された松坂は「最後にイチローさんに声をかけてもらって“これまでやってきてよかったな”と改めて思った」とあいさつ。こらえていた涙があふれた。ファンを前に松坂は「最後は普通に投げられなくなるまで野球を続けることができて本当に幸せ」と23年間の現役生活を振り返り、感謝の言葉を述べた。

正力賞にヤクルト高津監督

2021.12.09 Vol.748

 今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が12月7日、東京都内で開かれ、ヤクルトを20年ぶり6度目の日本一に導いた高津臣吾監督が初受賞を果たした。また東京五輪で野球日本代表を金メダルに導いた稲葉篤紀前監督と、米大リーグで活躍し、ア・リーグのMVPに満票で選出されたエンゼルスの大谷翔平選手に「特別賞」を贈ることも決めた。特別賞は2013年の楽天の田中将大投手以来で、2人同時受賞は初めて。

悲願の大晦日参戦のベイノア 某音楽番組からのオファーもなく「しっかり格闘技に専念できております」【RIZIN.33】

2021.12.09 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が12月9日、都内で開催された。

 11月の沖縄大会で逆転KO勝ちでMMA初勝利を挙げたRISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が悲願の大晦日出場を果たし、武田光司(BRAVE)と対戦する。

 ベイノアは今年6月の登場ドーム大会でRIZIN初出場を果たすも元DEEP王者・弥益ドミネーター聡志に1-2の判定負け。捲土重来を期して臨んだ沖縄大会ではロクク・ダリと対戦し、序盤は押し込まれ分が悪い展開となったが3Rに右のカウンター一発で逆転KO勝ちを収め、今回の出場にこぎつけた。

 対する現DEEPライト級王者の武田は昨年、修斗王者の川名雄生、パンクラス王者の久米鷹介を破り、国内のライト級を制圧するも9月のさいたま大会で矢地祐介に0-3の判定負けを喫し、今回が再起戦となる。

 会見でベイノアは「押忍。板橋区成増から来ましたブラックパンサーベイノアです。念願だった大晦日に出場することができ非常にうれしく思います。極真、RISE、成増を背負っ必ずこの大晦日の舞台で輝きたいと思います。絶対に大晦日に出たいと誰よりも言ってきて、自分の今年の一番の目標でした。もし他のバラエティーとか某音楽番組から仮にオファーがあっても断ってRIZINに出るという意気込みでやってきました。ありがたいことに今年の下半期、なにもお話をいただいていないので、しっかり格闘技に専念できております。万全の状態でさいたまスーパーアリーナで試合ができると思っております。さいたまスーパーアリーナは板橋区成増からみてもほとんど地元のようなもの。光司さんと最高の一番熱い試合を思っています」と持ちネタである「他の番組からオファーがあっても断る」を交えながら挨拶した。

 武田は「前回の9月に矢地選手と試合をして負けてしまったんですが、こうやって呼んでいただいて光栄に思うし、大晦日に呼んでくれるということはそれなりに評価をしてくれているということなので、その評価以上の期待以上の試合をしたいなと思っています。ベイノア選手はお笑いの仕事もされていると聞いて、正直、お笑いはあまり面白くなかったんですけど、試合については面白い試合をされている選手。ベイノア選手と面白い試合をして会場を盛り上げたい」と軽くジャブ。

 そしてベイノアが試合について「自分はやはり前回と同じく、空手の一撃を見せたいと思っています。対戦が決まって光司さんの試合映像などを見たが、この階級で日本トップだと思うし、レスリング技術がすごく、何より気持ちが強い。自分は打撃、光司さんはレスリング。気持ちの勝負になった時にそこでは負けないつもりで行きたい」と語れば武田は「(ベイノアの)印象は打撃、空手の一撃。なにしろ一撃がすごく強いという印象。気持ちも強くてガンガン前に出てくる。ある意味、僕とかみ合うと思っている」と好試合を予感させた。

 ベイノアに「光司さんはいつか“黒さは強さ”と言っていた。そこでは自分は負けるつもりはない」とふられた武田だったが、これについては「“黒さは強さ”は僕個人の問題なんで、そこは関係ないかなと思います」とさらりとかわした。

絶対王者・浜崎朱加に「超新星の大学院生」伊澤星花がチャレンジ【RIZIN.33】

2021.12.09 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が12月9日、都内で開催された。

 女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)がスペシャルワンマッチで現DEEPJEWELSストロー級王者の伊澤星花(フリー)と対戦する。

 浜崎は4年連続の大晦日出場。2019年大晦日にハム・ソヒに敗れて以降、現在4連勝中。伊澤は昨年MMAデビューを果たし、プロ3戦目で王座を獲得した新星。コロナ禍で海外からの選手の招へいがままならない中、浅倉カンナ、山本美憂、藤野恵実と強豪日本人選手を軒並み破り、敵なし状態の浜崎に24歳の新鋭が挑む図式となる。

 伊澤は「私は去年、MMAデビューをした女子格闘技界の超新星の大学院生です。今回はみんながあこがれる大晦日のRIZINの舞台に立てて本当にうれしいです。そして私のとても尊敬している浜崎朱加選手と対戦することができてとても光栄に思っています。試合まで一生懸命頑張ります」と挨拶。自らのセールスポイントについては「試合の中でアグレッシブに攻め続ける姿を見てほしい」、浜崎については「強くてかっこいい選手だなという印象。試合では自分が元気よく戦って、自分のペースで試合を作れたら」と語った。

 迎え撃つ浜崎は「今年も大晦日に参戦させていただくことを本当にうれしく思っています。相手が若手ですごく勢いのある強い選手でワクワクしています。しっかりここで力の差を見せて、大晦日らしく一本かKOで勝てるように頑張ります」、伊澤については「柔道、レスリングベースで極めが強いイメージが強い。なので試合的にはかみ合うかなと思っている。大晦日なので、一本かKOで決めたいと思う」と語るなど完全決着での勝利を約束した。

斎藤裕と朝倉未来の再戦決定。斎藤「世間に届く試合にしたい」、朝倉「勝負論のある試合になる」【RIZIN.33】

2021.12.09 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が12月9日、都内で開催された。

 前フェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)と朝倉未来(トライフォース赤坂)の約1年1カ月ぶりとなる再戦が決まった。2人は昨年11月の大阪大会で初代フェザー級王座をかけて対戦。激闘の末、3-0の判定で斎藤が勝利を収め、初代王者に輝いた。その後、朝倉は大晦日の弥益ドミネーター聡志戦で再起を果たすが、6月の東京ドーム大会でクレベル・コイケの前に失神一本負け。10月の「RIZIN LANDMARK vol.1」で萩原京平に判定勝ちを収め復活するも、その後に行われたABEMAの企画の際に左ヒザの半月板を痛め、出場を危ぶむ声もあった。

 斎藤は朝倉に勝利後はケガもあり復帰戦は6月のドーム大会に。ヴガール・ケラモフのダーティーファイトにてこずったものの2-1の判定で勝利を収めた。10月大会ではDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎を相手に初防衛戦に臨むもカットによるドクターストップでTKO負けを喫し王座陥落。今回が再起戦となる。

 会見で朝倉は「ここ2~3年で日本の総合格闘技の認知度が上がってきていて、盛り上がってきていると思うんですけど、やっぱり大晦日は格闘技が一番盛り上がる日だと思うので、盛り上げるために出場を決めました。斎藤選手とは1年越しなんですが、どっちも強くなっていて、すごく勝負論のある試合になると思っている」などと参戦の経緯、そして試合について語った。ケガについては「ケガなんてありましたっけ?(笑)」と煙に巻き「僕のことより斎藤選手の眉毛の傷が開かないか聞いてください」と続けた。

 斎藤は「海外の選手が入ってこれなかったり、いろいろな事情がある中で、RIZINだったりファンの方々が僕と朝倉選手の試合を臨み、それが盛り上がるのであればやる意味があると思う。1年前にやっていますが、今回は全く違う展開になると思う。そういう意味でもすごく盛り上がると思ったので、出場することに決めました。とにかく会場を盛り上げて世間に届く試合にしたい」と参戦の経緯を語った。牛久戦で負った傷については「傷跡は残っているが、開いたらしようがないと思う。それも込みでやると言ったので問題ないです」と若干の不安を感じさせた。

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