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田中将大が震災から10年の区切りの年に楽天復帰

2021.02.04 Vol.738

 プロ野球の楽天が米大リーグ、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていた田中将大投手(32)と2年契約で入団に基本合意したと1月28日に発表し、30日に東京都内で入団会見が行われた。2年契約で推定年俸は9億円プラス出来高払い。背番号はかつて在籍時に背負った「18」となる。

 田中は「とてもワクワクしている。こだわりたいのはチームの日本一。(メジャーを経て)成長した姿を見せたい」と意気込みを語った。

 今年は本拠地がある東北地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災から10年の節目を迎える。田中は「10年という数字は自分にとっても意味のあるタイミングなんじゃないかなと思い、今回の決断に至った」と再入団の要因に挙げた。

 2年契約については「1年が終わったらまた話をする機会をもらっている。どうなるか分からないが、まだ米国でやり残したことあると思っている。選択肢は捨て去りたくなかった。腰掛けではなく、本気で日本一を取りに行きたい。まずは全力で戦う」とメジャーへの復帰も視野に入れる。また今夏の東京五輪については「(日本代表に)選ばれるのであれば、心から出たいと思っている。前回の北京五輪では(4位で)悔しい思いをした。自国開催で、金メダルを取りたい」と強い意欲を示した。

 今回の電撃復帰の背景には、新型コロナウイルス禍で過去にないほど動きが鈍い米大リーグのFA市場があった。

 ヤンキースとの7年契約満了でオフにFAになった田中は、米メディアによると年俸1500万ドル(約15億6000万円)以上を希望。一方、ヤンキースは昨季の首位打者ラメーヒューらと高額契約を結び、トレードなどで先発枠も整備。年俸総額を課徴金が回避できる2億1000万ドル以内に抑えたいこともあり、田中との再契約の可能性は低くなっていた。

 一方、今季から石井一久ゼネラルマネジャー(GM)が監督を兼任する楽天は、田中がオフに球団施設を利用するなど良好な関係を継続。千載一遇の好機を生かし、田中が在籍した13年以来の日本一奪回へ、日米通算177勝右腕との契約合意にこぎつけた。

組織委の森会長が「女性が…」発言を撤回し謝罪も「そういうふうに聞いている」

2021.02.04 Vol.Web Original

辞任は否定も「さあ。あなたはどう思いますか?」と記者に逆質問

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が2月4日、急きょ会見を開き、前日の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」といった発言について謝罪して撤回した。

 この女性蔑視とも受け取られる発言は国内外のメディアで取り上げられ、大きな波紋を呼んだ。

 会見で森氏は「昨日のJOC評議会での発言につきましては、オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと認識しており、反省している。そして発言は撤回したい。不愉快な思いをされた皆様にはお詫びを申し上げたい」と発言を撤回し謝罪した。

 オリンピック精神にも反する内容の発言ではあるが「辞任するという考えはない。献身的に7年間お手伝いしてきた。自分からどうしようという気持ちはない」と辞任は否定。しかし「皆さんから邪魔だと言われれば、老害が粗大ごみになったのかもしれないから、そうしたら掃いてもらえればいいんじゃないですか」と今後の世論次第では職を離れる可能性に含みを持たせた。

 また、この「オリンピック精神に反する発言をした者が組織委の会長に適任か」という質問には「さあ。あなたはどう思いますか?」と逆質問する場面もあった。

 森氏は発言の背景については「組織委員会の理事会に出たわけではない。JOCの理事会に名誉委員という立場で挨拶をした。自分なりに整理はしていたつもり。組織委員会の理事会と一緒にされている方がいる。特に海外の方は一緒にされるかもしれないが、それは皆さんの報道の仕方だと思う。あくまでもJOCの評議委員会で挨拶をしたということ。山下さんがJOCの人事の改革をされるのに大変な苦労をした。最初から理事会では相当突き上げられたりして、難航しているという相談があったから、“頑張れ”と後押しをしてきた。山下さんの最初の大きな仕事として、最も成功してもらわなければならないところが人事のことでしたから、それはよくできたということは、私は評価して、山下さんにお礼を申し上げるということを、そこで発言していた。いわゆる政府からきているガバナンスに対しては、“あまり数字にこだわると運営が難しくなることもありますよ”ということを話している中で、私の知っている理事会の話を引用して、ああいう発言があったということ」と組織委の理事会ではなく、IOCの臨時評議員会での発言であることを強調。

 この発言に「会長としての発言ではないから責任は問われないという趣旨か」という質問が飛ぶと「責任を問われないとは言ってない。場所をわきまえて話したつもり」と答えた。

タトゥー露出の井岡に厳重注意

2021.02.04 Vol.738

 日本ボクシングコミッション(JBC)は1月22日、昨年大みそかの世界戦を左腕のタトゥー(入れ墨)が露出した状態で闘った世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)=Ambition=を厳重注意処分にしたと発表した。

 監督責任を問われた所属ジムの木谷卓也会長も厳重注意処分となった。

 JBCはルールで「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」は試合に出場できないとしている。

王者・山崎秀晃と不可思がノンタイトル戦で対戦【3.21 K-1】

2021.02.03 Vol.Web Original

スーパー・ライト級注目の一戦

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・ガーデンシアター)の第1弾カード発表会見が2月3日、東京都内で開催された。

 昨年9月のK-1大阪大会で安保瑠輝也を破り、第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者となった山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が王座戴冠後の初戦で不可思(クロスポイント吉祥寺)を迎え撃つこととなった。

 山崎は2018年12月に行われたK-1大阪大会で安保と対戦し、年間最高試合に選ばれる激闘を繰り広げたものの、KO負け。以降、若いファイターを迎え撃つマッチメイクが続いたが、そこで4戦4勝3KO勝ちと結果を残し、安保への挑戦にこぎつけると、1R、わずか1分19秒で2度のダウンを奪い、KO勝ちを収め、悲願の王座を獲得した。

江川優生が前回敗れた椿原龍矢を相手に初防衛戦【3.21 K-1】

2021.02.03 Vol.Web Original

昨年9月の対戦では椿原が判定勝ちの大番狂わせ

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・ガーデンシアター)の第1弾カード発表会見が2月3日、東京都内で開催された。

 王者・江川優生(POWER OF DREAM)に椿原龍矢(月心会チーム侍)が挑戦するK-1 WORLD GP フェザー級タイトルマッチが行われることが発表された。江川は初防衛戦となる。

 2人は昨年9月の大阪大会で対戦し、椿原が判定勝ちながら王者を破る大番狂わせを起こした。試合後、江川は試合前に左足を骨折していたことが発覚したものの、ベルトをかけての再戦が期待されていた。

 椿原は「9月23日からこのベルトをかけた試合のために必死こいて練習してきた。K’FESTAに出られるのはめちゃくちゃうれしくて、今からテンションが上がっている」と笑顔を見せたが、対する江川は「一度負けている時点で、チャンピオンじゃないので、人前でベルトを掲げるのも、肩にかけるのも、こうやって目の前に置いているのもちょっとイライラしているが、次の試合でとっつかまえてぶっ倒してやろうと思っている」と厳しい表情を見せた。

笑顔・石川佳純【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2021.02.03 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

大型新人ケイト・ロータスのプロ2戦目が決定【DEEP JEWELS】

2021.02.03 Vol.Web Original

昨年12月に一本勝ちでプロデビュー

「DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~」(3月7日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが2月2日、発表された。

 昨年12月にプロデビューを果たしたケイト・ロータス(KING GYM KOBE)が、HIME(毛利道場)と対戦する。

 空手と柔道をバックボーンに持つケイトは昨年10月にDEEP JEWELSでアマチュアSPルールでMMAデビュー。極真空手の全日本軽量級準優勝の藤田翔子(リバーサルジム新宿Me,We)と打撃で真っ向勝負した末、判定負けとなったが、その内容が高く評価され、12月に熊谷麻里奈(ウィラサクレック札幌ムエタイジム)を相手にプロデビュー。熊谷はキックボクシング、ラウェイ、MMAとさまざまなジャンルで活躍する「北の女武芸者」と呼ばれるファイター。昨年はKINGレイナとの2連戦で名を挙げた。

 その熊谷を相手にケイトは1R序盤にテイクダウンを奪うと終始上のポジションをキープし、鉄槌を落としまくった末に腕十字固めで一本勝ちを収めている。

 今回対戦するHIMEはデビュー戦ではあるが、今年1月には2020年度のアマチュア修斗地区選手権大会の結果を経て、プロ昇格を果たしている。

吉岡ビギンが大仁田厚&子連れ狼キャラの壬生狼一輝と初防衛戦【Krush.123】

2021.02.02 Vol.Web Original

K-1ジャパングループ参戦後ともに無敗の2人

「Krush.123」(3月27日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が2月2日、東京都内で開催された。

 昨年12月に準決勝と決勝が行われた「第6代バンタム級王座トーナメント」で優勝を果たし、王座に就いた吉岡ビギン(team ALL-WIN)が壬生狼一輝(力道場静岡)を相手に初防戦に臨む。

 吉岡はプロ戦績15戦12勝(1KO)1敗2分で、K-1ジャパングループ参戦後は5戦5勝で王座に就いた。

 一方、壬生狼はプロ戦績9戦9勝(2KO)の負けなしで、K-1ジャパングループ参戦後も3連勝。昨年11月には元バンタム級王者・晃貴戦を破り、今年1月には松本日向との無敗対決を制し、今回の挑戦にこぎつけた格好。中村拓己K-1プロデューサーは「王座決定トーナメントには出ていないが、いま挑戦者として一番ふさわしい」と太鼓判を押した。

エッジがRR戦優勝に続き、オートンとの遺恨戦に勝利【WWE】

2021.02.02 Vol.Web Original

エッジは試合前に遺恨決着を宣言

 WWE「ロウ」(日本時間2月2日配信、フロリダ州セントピーターズバーグ/トロピカーナ・フィールド「WWEサンダードーム」)で、PPV「ロイヤルランブル」の男子30人ロイヤルランブル戦(RR戦)で優勝を果たした“R指定の男”エッジが因縁の“毒蛇”ランディ・オートンとメイン戦で対戦した。

 試合前、オートンは「俺は以前にエッジはもう復帰できないと言ったのに、お前がRR戦に出場したから嘘つきになったじゃないか。今日の試合は慈悲や同情はない。だからレッスルマニアではお前の王座戦はないぞ」と理不尽に非難すると、エッジも「俺はレッスルマニアで王座を取り戻さなければならない。もうこれを終わらせる」と2人の遺恨決着を宣言した。

父リック・フレアーが連日、娘シャーロットの試合を妨害【WWE】

2021.02.02 Vol.Web Original

アスカ&シャーロットがタッグ王座挑戦権逃す

 WWE「ロウ」(日本時間2月2日配信、フロリダ州セントピーターズバーグ/トロピカーナ・フィールド「WWEサンダードーム」)でアスカ&シャーロット・フレアーがWWE女子タッグ王座挑戦権をかけたトリプルスレット戦に挑んだが、またしても父リック・フレアー&レイシー・エバンスの妨害に遭い王座挑戦権を逃した。

 PPV「ロイヤルランブル」のWWE女子タッグ王座戦で父リックの妨害により王座から陥落したシャーロットは「レイシーは父を利用して汚いやり方を学んだみたいね。ミスしてしまってアスカに申し訳なく思っている」と王座戦を振り返る。しかしアスカが「負けたことは悔しいけど、妨害がなければ勝っていた」と前向きにとらえると、シャーロットも「タッグ王座を取り戻すことしか考えてないわ」とトリプルスレット戦に意気込んだ。

武尊のベルトに挑戦するレオナ・ペタス「どれだけ自分が強くなっているのか楽しみ」【3.28 K-1】

2021.02.01 Vol.Web Original

2度の延期を経て「K’FESTA.4 Day.2」でついに対戦へ

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)で武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の持つK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座に挑戦するレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が2月1日、東京都内にある所属ジムで公開練習を行った。

 レオナはこの日、シャドーと2分間のミット打ちを行った。ミット打ちでは切れのある右ストレート、重いミドルキック、左右のローにヒザもまじえるなど多彩な攻撃を見せ、仕上がりの良さを感じさせた。

 この試合は当初、昨年11月3日のK-1福岡大会で行われる予定だったが、武尊が左拳を負傷し欠場。改めて1月24日に開催の「K’FESTA.4」で仕切り直しの一戦が行われる予定だったが、こちらは1月9日に大会自体を延期することが発表された。その前日の8日から緊急事態宣言が実施されていた。そして1月28日に改めて3月28日に開催される「K’FESTA.4 Day.2」でこの試合を行うことが発表された。

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