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2019年ラグビーW杯日本大会の試合日程決まる

2017.11.11 Vol.700

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の試合日程が11月2日、発表された。

 日本は1次リーグA組。開幕戦(9月20日)で東京・味の素スタジアムで欧州予選の勝者と対戦。以降は第2戦(28日)はアイルランド(静岡スタジアム)、第3戦(10月5日)欧州・オセアニア・プレーオフ勝者(愛知・豊田スタジアム)、第4戦(10月13日)スコットランド(日産スタジアム)となっている。いずれも中6〜7日を空けての試合。中3日でスコットランドとの対戦を強いられた前回のW杯に比べ、有利な日程となっている。

 初戦の欧州予選勝者は、6月のテストマッチで勝利したルーマニアになる可能性が高いのも日本にとっては好材料。

 初の準々決勝進出を狙う日本。その準々決勝は10月19、20日に大分銀行ドームと味の素スタジアムで各2試合行われる。

 リーチ マイケル主将は「開幕から自分たちの力を出し切って自信をつけたい」、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「楽な試合はない」としつつ「代表のジャージーを着るからには全勝を狙う」と話した。

ハリルジャパンはハイチ戦の悪夢を払しょくできるのか…

2017.11.10 Vol.700

 サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ 2017 日本代表vsハイチ代表」(10月11日、神奈川・日産スタジアム)で日本は序盤に2点をリードしたものの、後半逆転を許し、アディショナルタイムに同点に追いつき3−3で引き分けた。ハリルホジッチ監督就任後、3失点というのはワースト記録。監督は試合後の会見で「就任以来、最もよくない試合」という言葉を連発。「何人かの選手は心理面、メンタル面でもろいのかなと感じた。ちょっとガッカリしている」などと話した。

 W杯に向け重要なテストマッチとなる11月の海外遠征では本田、香川、岡崎という長く代表を支えてきた3人がメンバーから外れた。この3人が同時に外れるのは初めてのこと。監督は会見で「若い選手にチャンスを与えたい」とその意図を説明。一方で「香川、岡崎は前回の合宿であまり評価していない」とも話した。

 また遠征先のフランス・リールで3日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会へ「今行けるだろうなというのは5〜6人」と語った。主将の長谷部については “当確”を示唆したが、果たして来年のW杯のピッチにはどのような顔が並ぶのだろうか。

東京五輪サッカー男子の森保監督が「目標はメダル獲得」

2017.11.10 Vol.700

 2020年東京オリンピックのサッカー男子監督に就任した森保一氏の就任会見が10月30日に行われた。

 森保監督は「自国開催である東京五輪で監督をするということは結果を求められると思うし重責。皆さんが望んでいるのは間違いなくメダル獲得だと思うので、メダルを獲得できるよう頑張っていきたい」などと話した。

 そして目指すサッカーとして「チームの組織力をもって、連携連動して攻守に絡むサッカー。もちろん個の成長を促すために個の部分に目をつぶってはいけないと思うが、日本人のいい部分である攻守に連動連携したサッカーを目指したい」とし、選手の選考については「オリンピックでプレーができる世代の選手であれば年齢関係なく、今までの実績も関係なく扉は開かれている。出たいと思っている選手はそこを目指して、夢を持ってひたむきに頑張ってほしい」と選手たちにメッセージを送った。

 チームは12月のタイ遠征から始動。来年1月には「AFC U−23アジア選手権」に出場する。

7球団競合の清宮 日本ハムが交渉権獲得【プロ野球】

2017.11.10 Vol.700

 プロ野球のドラフト会議が10月26日、東京都内のホテルで行われ、早稲田実業高の清宮幸太郎内野手(18)を7球団が1位指名。抽選で日本ハムが交渉権を得た。7球団というのは野手では過去最多に並ぶもので、高校生としても1995年の福留孝介(PL学園高、現阪神)に並ぶ最多の競合。

 清宮は同日、学校で会見を開き「やっとスタートラインに立てたなという気持ち。自分を信じてやっていきたい」と話した。日本ハムの本拠地・北海道の印象を聞かれると「寒いなというのと、おいしいものが多いイメージ」。中学生だった平成24年には、東京ドームで行われた日本ハム−楽天戦で始球式を務めたこともあるといい「今思えば、あのときから縁があったのかもしれない」と振り返った。

 翌日に指名あいさつに訪れ清宮と懇談した栗山英樹監督は「雰囲気がある。自分の思っていることを言葉にできるのは素晴らしい」と絶賛した。

寺戸伸近が延長の末、久保を破り2度目の防衛【11・5 Krush.82】

2017.11.06 Vol.Web Original

寺戸が徹底的なローキックで久保を撃破
 立ち技格闘技「Krush.82」(11月5日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われたKrush-55kgタイトルマッチで王者・寺戸伸近が延長ラウンドにもつれ込む熱戦の末、判定で久保賢司を破り、2度目の防衛を果たした。

 寺戸は1Rからローキックで久保の左足を徹底的に蹴りまくる。久保はローをもらいながらもパンチで反撃。2Rには寺戸のローで久保がバランスを崩す場面も見られるようになる。しかし3R序盤、寺戸のローに久保がカウンターでパンチを合わせ連打を打ち込むと寺戸はぐらり。久保の連打の前に一瞬、棒立ちとなった寺戸だったが、下がりながらもパンチを出し続ける。かさにかかってパンチの連打で追い打ちをかける久保。いつ倒れてもおかしくない状況だったが寺戸は手を出し続け、残り30秒はともに足を止めてパンチを打ち合った。

 3Rが終わり、判定は1人が30-29で久保を支持したが2人が残る2人は29-29でドロー。延長に突入する。

 延長ラウンドに入っても2人はこれまでの戦い方を貫き通す。寺戸はロー、久保はパンチで相手を倒しに行く。延長ラウンドでローキックで勝負に行くのはジャッジに与える印象からリスクは高かったが、寺戸は試合後「最初から打ち合ったら3Rと同じ展開になると思ったので、ローを起点にした」と振り返ったように、久保の左足は限界寸前までダメージが蓄積。寺戸はボディーへのヒザ、パンチも繰り出し久保を追い込み、延長ラウンドを制し、勝利を収めた。

 寺戸は試合後のマイクで「防衛することが応援してくれた人たちへの恩返しだと思って頑張った。先月、娘が生まれました。娘にベルトを見せてやりたいと思っていたんですけど、今ようやく胸を張って、娘に“父ちゃん、勝ったぞ”と言いたいです。今日勝ったことで俺の格闘家としての人生は首の皮一枚つながったと思います。これからも一歩一歩やっていくのでよろしくお願いします」と話した。

旗揚げ記念大会のメーンで関鉄矢と橘川尋貴が王座決定戦【ZST.58】

2017.11.05 Vol.Web Original

加藤が無念の王座返上。次代を担う2人が王座を争うことに
 総合格闘技ZSTの旗揚げ記念大会となる「ZST.58~旗揚げ15周年記念大会~」(11月25日、東京・ディファ有明)の追加対戦カードが11月5日、発表された。

 第3代フェザー級王者の加藤惇が度重なる怪我のため防衛戦を行えないことからベルトを返上。すでに発表されていた関鉄矢vs橘川尋貴の一戦が第4代王者決定戦となり、メーンで行われることとなった。

 2人は昨年の旗揚げ記念大会で対戦し、関が一本勝ちを収めている。関は23歳、橘川は19歳というZSTの次代を担う選手同士。

 橘川は「1年前に負けているので、リベンジも兼ねて、ベルトも欲しいので、 僕が全部もらっちゃおうと思っている。(メーンについては)フェザー級の中では僕と関選手が勢いもあって、面白い試合もできると思っているのでメーンは当然だと思う」と話した。

 一方、関は「チャンピオンからベルトを奪い取ることが理想だったが、これから強さを見せていけばいいかなと思っている。1年前の結果には過信していない。それから俺のほうが場数も踏んできたし経験も積んでいるので、差を見せつけて勝って、チャンピオンになりたい。自分の中では一番面白い試合をしているのは自分だと思っているので、メーンでもしっかり面白い試合をして大会を締めたい」と話し、「王者になったらZSTを背負って他団体の選手たちとも戦って、ベルトの価値を上げていきたい」とその先を見据えた。

高橋拓也「取手の太陽仮面」【格闘家イケメンファイル Vol.81】

2017.11.02 Vol.699

 ニコニコとしたアイドルスマイルで現れた高橋拓也。左耳に光るピアスといい、いい意味で総合格闘家のイメージとはかけ離れている。

「よく言われます(笑)。17歳で格闘技を始めるまでは、ずっとサッカーをやっていて、サッカーのほうが似合うんじゃない?って。」

 そんな高橋だが、格闘技をやる意志は固かった。

「小さい時から格闘技が好きで、ずっと見ていました。K-1もほとんど見ていたし、PRIDEとかも…。青木真也さんとか山本KIDさんがすごく好きでしたね。だから、絶対にやろうって決めていたんですけど、家の近くにジムがなかった。実家は茨城で今も茨城に住んでいるんですけど、ちょっと田舎だったので、入りたいジムまで遠く、原付の免許を取ったら、絶対に始めるって決めていた。ですから、17歳になって免許を取ると、サッカーをやめてすぐに今のジムに入門しました。」

ラモス氏が代表エンブレムへの熱い思いとともに現代表にエール

2017.11.01 Vol.Web Original

JFAが代表エンブレムを刷新。大会ロゴなども統一
 日本サッカー協会(JFA)は11月1日、都内で会見を開き、JFAのブランディングについての記者説明会を開催した。

 これは「JFA2005年宣言」に掲げる「JFAの約束2050」、それに基づく「JFAの目標2030」の実現に向けての基盤強化の一環となるもの。

 JFAは2016年3月にJFAロゴタイプとJFAシンボルのデザインを刷新したのだが、それに続き今回は日本代表エンブレム並びにロゴタイプ、審判ワッペンや各種事業のデザインも刷新。またJFAが主催するサッカー、フットサル、ビーチサッカーの大会も統一されたロゴや大会名を採用することとなった。

 この日は審判、ユース選手、JFAアカデミーの選手、元日本代表の選手らがゲストとして会見に登壇。

 元日本女子代表で2011年女子ワールドカップで優勝を果たしたなでしこジャパンの中心メンバーだった澤穂希さんが代表エンブレムについて「小さいころから日本代表になることにあこがれを持っていた。実際に日本代表選手になってユニホームにエンブレムをつけるということはすごく特別なことだったし、誰にでもできるわけではないので、すごく強い思いがあった。選手時代もユニホームを着ると身が引き締まる思いで、鳥肌が立つくらい特別なものだったので、その思いを一人でも多くの選手に味わってほしいと思う」と話した。

ハリル・ジャパン 本田、香川、岡崎外れる【サッカー欧州遠征メンバー発表】

2017.10.31 Vol.Web Original

長澤、森岡ら新しい選手を招集
 日本サッカー協会は10月31日、都内で会見を開き、国際親善試合ブラジル戦(11月10日、フランス・リール)、ベルギー戦(同14日、ベルギー・ブルージュ)の日本代表(SAMURAI BLUE)メンバー25人を発表した。

 GKの西川周作、DFの三浦弦太、MFの長谷部誠が復帰し、長澤和輝が初招集。また森岡亮太がハリルホジッチ体制では初招集された。FWでは浦和の興梠慎三が久々の招集となったが、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司といった常連組は選から漏れた。

 ハリルホジッチ監督は三浦について「若い選手にチャンスを与えたい」とその意図を話した。また長澤については「ここ4~5試合(を評価)。その前は見ていなかった。アジアチャンピオンシップでいいパフォーマンスを見せた。守備も攻撃も運動量が豊富。守備をしっかりこなしつつ、攻撃でも何かをもたらせる数少ない選手」と評価した。森岡については「今年からベルギーでプレー。長い間、彼のことは知っていたが、そこまで興味深い選手ではなかった。ベルギーに行ってからパフォーマンスが徐々に上がり始め私の興味を引き付けた。6得点6アシストとオフェンス面について評価できるが、守備、デュエルの部分に伸ばすべきところはある」などと話した。

東京五輪サッカー男子の森保新監督が会見。メダル奪取を誓う

2017.10.30 Vol.Web Original

選手の選考については「選手が埋もれて終わることがないように」
 2020年東京オリンピックのサッカー男子監督に就任した森保一氏の就任会見が10月30日、都内で開催された。

 森保監督は「自国開催である東京五輪で監督をするということは結果を求められると思うし重責だが、応援してくれる皆さんが喜んでもらえる結果を出せるように全身全霊をかけて五輪に向かいたい。選手はユースのころから多くの指導者に育てられてきた。さらにいい経験を積んでもらい、これまでの指導者、関係者の方々の努力が花咲くように。そして選手がさらに伸びて、みんなが喜んでくれるような結果を求めながら、成長の助けになるような仕事をしたい」などと挨拶した。そしてオリンピックでの目標については「自国開催で皆さんが望んでいるのは間違いなくメダル獲得だと思うので、メダルを獲得できるよう頑張っていきたい」と話した。目指すスタイルについては「やりたいサッカーはチームの組織力をもって、連携連動して攻守に絡むサッカーをしたい。もちろん個の成長を促すために個の部分に目をつぶってはいけないと思いますが、日本人のいい部分である攻守に連動連携したサッカーを目指したい」とした。

 また選手の選考については「オリンピックでプレーができる世代の選手であれば年齢関係なく、今までの実績も関係なく扉は開かれている。出たいと思っている選手はそこを目指して、夢を持ってひたむきに頑張ってほしい。選考については今まで関わってこられた各世代の監督、Jリーグ、大学、高校といういろいろなところから情報をもらいながら、選手が埋もれて終わることがなく、少しでも多くの選手に成長してもらえるようにしたい。この世代はこれからの2年半の期間の中で、今トップの選手でもいろいろと力関係が変わる年代だと思うので、より多くの選手を見ながら選手個人の力、チーム力を引き上げていきたい」と話した。

田中路教がUFC再挑戦へ鮮やかな一本勝ち【10・29 GRANDSLAM】

2017.10.30 Vol.Web Original

MMA無敗のボリントンを圧倒
 総合格闘技イベント「GRANDSLAM」(10月29日、東京・GENスポーツパレス)のメーンで元UFCファイターの田中路教がホジェリオ・ボントリンと対戦。3R2分27秒、チョークスリーパーで勝利を収め、再度のUFC挑戦に向け、大きな一歩を踏み出した。

 当初はパンクラスのバンタム級2位、ハファエル・シウバと対戦予定だったのだが、ケガのためボントリンに変更となった。しかしこのボントリンはMMAで12勝1ノーコンテストの強豪。8月にブラジルで行われた大会では、パンクラスに参戦経験のあるリルデシ・リマ・ディアスからTKO勝利を収めるなど、決して楽な相手ではない。

 田中は1Rから積極的に仕掛けテイクダウンからグラウンドで上のポジションを取るが、ボントリンは巧みなディフェンス。田中はコツコツとパンチを放ちチャンスをうかがう展開となる。一瞬のスキを突いたボントリンが下から腕十字を狙い、一瞬ヒヤリとさせたが田中は冷静に対処し脱出。その後も田中はグラウンドでのヒジも交えボントリンを追い込んでいく。ラウンド終了間際にバックを奪ったボントリンが反り投げからスリーパーを狙うも田中はここでも慌てることなく危機を回避。

 2Rもグラウンドで上のポジションを奪う田中だったが、ボントリンは下からヒジで反撃。鈍い音が会場に響くが、田中も上からヒジで反撃。サイドポジションを奪うなど、主導権は渡さない。3Rもボントリンのパンチにタックルを合わせテイクダウンに成功するとサイドポジションに移行しパウンドにヒジ。背を向けたボントリンのバックを制し、背中に乗るとチョークスリーパー。ボントリンは田中を背負ったまま立つと、後ろに叩きつけるが田中は離さず、なおも締め上げるとボントリンはたまらずタップした。

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