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格闘家イケメンファイル Vol.63 湘南の太陽 日菜太(ひなた)

2016.12.26 Vol.681

「K-1のベルトという忘れ物を取りにいきたいんです」と、2017年2月25日に開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~」でのスーパーファイトに参戦が発表された日菜太。「他団体でいくつかベルトを取るなかで、K-1のベルトは取れていないという思いがずっとあった。K-1 WORLD MAXでベルトを取ることを目標にしていたが、自分が力をつけてきたと思ったときにK-1がなくなってしまって。その後、いろいろな所で頑張ってきたけど、どうしても取り残したっていう気持ちがあったんです。そんな気持ちを察してくれた山口代表がお願いしてくれたおかげで今回出場が実現しました。新生K-1は今盛り上がっているし、僕自身もそこに加わって、しっかり結果を残し、メジャーになりたいと思います」

 対戦相手は松倉慎太郎。

「新生K-1の初めてのリングであり、久しぶりのK-1での試合なので、相手は誰でも良かった。手を上げてくれた松倉選手は非常に若く、僕がK-1 WORLD MAXに出ている時に、K-1甲子園とかユースで戦っていた、K-1育ちの選手。すごくいい選手だと思いますが、僕にも目標とか野望があるので、ここではつまずけない。ですから何が何でも勝ちたいと思っています」

 格闘技との出会いは意外と遅い。

「小さい時に空手を習っていたんですけど、サッカーのほうが好きで、中高はサッカーしかやっていませんでした。大学もそのままサッカーをやろうと思っていましたが、高校で引退してから大学でサッカーをやるまで暇だったので、近所のキックボクシングのジムに半年ぐらいのつもりで入ったら、あれよあれよという間に今ここにいます(笑)。結局、個人競技のほうが好きだったんですね。団体競技って強いチームに入らないと勝てないんですよ。しかも監督に評価されないと試合に出ることもできない。その点個人競技は自分さえ頑張れば試合に出られるし、勝ちも負けも自己責任。それが妙に性にあっていた。身体能力やボクシング対応力は、そんなに高いほうじゃないと思います。それでも勝ってこられたのは、運とか努力じゃないでしょうか。自分で言うのもなんですけど、僕結構真面目なんですよ(笑)。練習もあまり休まないし、コツコツ積み上げてきたことが今の僕のスタイルを作り上げました」

 コツコツ磨き上げてきたキックが日菜太の武器だ。

「K-1では僕のキックを見せたいですね。僕みたいに蹴る選手は、今の新生K-1にはいないんじゃないですか。パンチの選手が多い中、僕のようなスタイルの選手は珍しいと思うので、楽しんでもらえたら。練習の8?9割ぐらいは蹴ってますから(笑)」
 セルフプロデュースも重要だと言う。

「自分で何かを切り開いていきたいという意識が常にあるんです。格闘家は個人事業主なので、これまで全部自分でスポンサーを取ってきましたし、いろいろな場所にも出て行きます。ホームページも自分で人に頼んで作ってもらいました。また、僕からチケットを買ってくれた人には、自分で作ったオリジナルグッズのプレゼントも。缶バッジとかキーホルダーとかクリアファイルとか。そういう細かい草の根活動が大事だと思うし、それをコツコツ続けてきた結果、僕の試合は大体平均で250人ぐらいは来てくれます。企業のトップの方にお会いしたら、営業マンとして雇いたいってよく言われますもん(笑)」

 2月の試合の先には大きな目標も。

「スーパー・ウェルター級初代王者の(マラット)グレゴリアンがベルトを返上したので、2代目王者のトーナメントがあるらしいんですよ。そのトーナメントに出場して、2代目王者になりたいです。そして初代王者のグレゴリアンと戦って勝って、さらにGLORYという団体のシッティチャイというタイ人王者も倒したい。シッティチャイは、グレゴリアンに3戦3勝している、多分今世界最強の選手。その彼とK-1王者の日菜太として戦って勝ちたいなと。それが実現したら、自分が世界最強と胸を張って言えると思う。そして世界最強のまま勝ち逃げします(笑)」

 K-1のリングに帰ってきた日菜太からファンへ。

「来年、2017年は多分、僕にとって最終章だと思うんです。本当に常に引退を意識して頑張る1年、2年になると思う。1年か2年かわかりませんが、どちらにしても残り何戦もできないと思っています。ですから、日菜太の格闘技人生の集大成となるこの1年、2年の試合を見逃さないでほしい。応援に来てくれた人が笑って帰ってくれるような試合をしたいといつも思っていますのでぜひ見に来て下さい」

サッカーの「クラブW杯」クリスチアーノ・ロナウド率いるレアル・マドリードが優勝も… 「鹿島、勝てるな」と日本中が思ったはず

2016.12.25 Vol.681

 サッカーの「FIFAクラブワールドカップ(W杯)2016」が12月8?18日にかけて行われた。

 開催国枠で出場したJリーグ王者の鹿島アントラーズは開幕戦の第1ラウンドから出場し、オークランド・シティ(オセアニア代表)を2?1で破ると、準々決勝のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ代表)も2?0で破り、昨年の広島に続きベスト4に進出。

 準決勝では南米代表のアトレティコ・ナシオナルとの対戦となったが、前半33分に今大会から導入されたビデオ判定でPKを獲得し先制すると、終了間際に立て続けに2得点をあげ、3?0で完勝。日本勢で初めて、アジアでも最初となる決勝に駒を進めた。

 決勝は準決勝でメキシコのクラブ・アメリカ(北中米カリブ海代表)を危なげなく退けたレアル・マドリード(欧州代表)。

 準決勝でベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウドが得点を決めるなど、盤石な状態のレアルに対して、鹿島は中2日で3試合を戦った後のこの決勝とあって、コンディション的な劣勢は否めなかった。しかしジーコイズムが受け継がれている鹿島イレブンは相手がレアルだろうが気後れなんてまるでなし。前半終了間際に柴崎が同点ゴールを決めると、後半7分にはまたも柴崎が強烈なミドルシュートを決め逆転してみせた。その8分後にロナウドに同点のPKを決められてしまったが、その後も一進一退、いやむしろ鹿島が押し気味に試合を進め、試合は延長戦に。

 最後は力尽き延長前半に続けざまにロナウドにゴールを決められ、4?2で敗れ、準優勝に終わったが世界中に「鹿島」の名をとどろかせた戦いぶりだった。

 延長突入寸前の後半終了間際にはレアルのセルヒオ・ラモスのファールに対し、主審がカードを出す仕草を見せながら結局出さないという不可解な場面も。ここでイエローカードが出ていれば2枚目で退場となっていただけに、試合はどう転んだかは分からなかった。

 この場面について試合後、鹿島の石井監督は「試合の中でレフェリーが勇気を持てなかった場面が一つあった」と話した。

Krush.74 小澤海斗、2度目の防衛戦はユン・チー

2016.12.23 Vol.681

 Krush.73(2月18日・後楽園ホール)とKrush.74(3月3日・後楽園ホール)の対戦カードが22日、都内の会場で発表された。目玉となるのが、Krush.74に行われる-58kg王者・小澤海斗の2度目となる防衛戦のカード。今回、挑戦者として発表されたのは中国のユン・チー(中国)選手。ユンと言えば、は6月のK-1で小宮山工介に判定勝ちし、11月のK-1初代フェザー級王座決定トーナメント1回戦でも神戸翔太を KOするなど、試合をする度にインパクトを残している。さらに、トーナメントの準決勝では、武尊に負けを規したものの、強烈な印象を残した。会見に向けてユンからは「Krush.に初参戦できうれしい。小澤はとても強い選手ですが、自分が中国にベルトを持って帰ることを信じています」とコメントを寄せた。8月の名古屋大会で大岩龍矢に勝利し、初防衛に成功した小澤は「このベルトは離したくない。俺のものだし、中国人をぶっ殺して絶対に渡さない」といつもの過激発言。さらに「(ユンに勝っているところは)全部。負けるわけない。武尊にリベンジ? 俺のファンはそれを待っててくれるし、俺が勝までやり続ける。今までは負けてくよくよしていたけど、これからは前しか見ない事にした。デビューもKrushだし、思い入れは強い。-58㎏は俺が盛り上げるから、俺のファンは俺だけ見てろ。以上」とコメント。大会前から緊迫した雰囲気となった。

 また、この日はKrush.73で行われる「第5代-60㎏トーナメント」の準々決勝のカードも発表。Aブロックは、山本真弘と安保瑠紅の対戦。年齢もキャリアもかなり差のある2人だが山本は「(安保選手は)若いけど小さい時からやっているのでキャリアがある。基礎は出来ていると思います」、安保は「前回もベテラン(稲石)でうまいと思いました。とにかく前回の試合で倒しきれなかった悔しさがあるので、絶対に次は倒せる武器を作っていく」と語った。Aブロックのもう一戦は郷州征宜と渡部武。Bブロックは、佐野天馬と朝久泰央、レオナ・ペタスと覇家斗がの対戦が発表された。

 さらに、Krush.73の「第5代-65kg王座決定トーナメント」の準決勝カードも発表。中澤純と篠原悠人、小宮由紀博と松下大紀の対戦が発表された。

WBCメンバー18人を先行発表

2016.12.23 Vol.681

 来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」のメンバー28人のうち18人が20日、先行発表された。11月の強化試合に出場した大谷(日本ハム)、坂本(巨人)、筒香(DeNA)らに加え、メンバーから漏れていた則本(楽天)や牧田(西武)の両右腕も選ばれた。

【投手】大谷翔平(日本ハム)、増井浩俊(日本ハム)、宮西尚生(日本ハム)、菅野智之(巨人)、秋吉亮(ヤクルト)、牧田和久(西武)、則本昂大(楽天)
【捕手】嶋基宏(楽天)、大野奨太(日本ハム)
【内野手】中田翔(日本ハム)、菊池涼介(広島)、坂本勇人(巨人)、山田哲人(ヤクルト)、松田宣浩(ソフトバンク)
【外野手】内川聖一(ソフトバンク)、筒香嘉智(DeNA)、秋山翔吾(西武)鈴木誠也(広島)

柔道がルール改正 有効、合わせ技一本を廃止

2016.12.23 Vol.681

 国際柔道連盟(IJF)は9日、2020年東京五輪に向けたルール改正を発表した。

 技のポイントのうち「有効」を廃止し、「技あり」と「一本」に限定。また技あり2度での「合わせ技一本」も廃止。技ありは何度取っても一本にはならない。指導は従来の4度目から3度目で反則負けとなる。

 男子の試合時間は5分から4分に短縮。終了時に指導差しかなければ時間無制限の延長を行う。

 全体的に選手にはこれまで以上の積極性が求められるルールとなった。

 新ルールは2月のグランドスラム・パリ大会から試験運用される。

 このルール改正についてIJF理事で全日本柔道連盟(全柔連)副会長の山下泰裕氏が15日、東京都内で会見し、「柔道の価値を高めるため、一本の価値を大切にするための改定だ」との見解を示した。

 国内では、来年4月の全日本選抜体重別選手権から適用される見通し。独自ルールで行われてきた体重無差別の全日本選手権と全日本女子選手権については、関係者の意見を集約して慎重に議論を進めるとした。

JリーグMVPに川崎の中村憲剛。36歳史上最年長

2016.12.23 Vol.681

 サッカーJリーグの年間表彰式「Jリーグ・アウオーズ」(20日、横浜アリーナ)が開かれ、川崎の中村憲剛(36)が最優秀選手賞(MVP)を受賞した。36歳でのMVPは史上最年長。これまでの記録は2013年に受賞した中村俊輔(横浜M)の35歳。

 川崎は年間勝ち点2位でチャンピオンシップクライマックスシリーズに進出したが、準決勝で鹿島に敗れ、優勝を逃した。中村はシーズン31試合9得点と活躍。また正確無比なパスと豊富な運動量で、クラブ史上最多の勝ち点72を積み重ねたチームの中心に君臨。数字以上の存在感だった。

 J1王者以外からの受賞は2013年の中村以来となる。

 中村は「多少驚きはあった。久しぶりにサッカーを楽しめたシーズン。1年の頑張りが評価された」と喜びを口にした。

「Krush.71」武居由樹が初防衛戦に勝利

2016.12.23 Vol.681

 Krushの2016年シリーズ最終戦「Krush.71」が18日、東京・後楽園ホールで行われた。

 1年を締めくくるメインイベントは、今年初代王者が決まった-53㎏級のタイトルマッチ。王者・武居由樹に挑むのは、4月に行われた「Krush.65」の初代-53㎏王座決定トーナメントで対戦し、武居にKO負けした隆聖。リベンジに燃える隆聖は、1Rに武居のパンチをかいくぐり、飛び膝でダウンを奪うという予想外の展開に。しかし、それでも冷静さを失わなかった武居が徐々に自分のペースで試合を運んでいく。2Rをお互いしのぎ、続く3R。1Rでダウンを奪われた武居は、ここでダウンを奪い返すべく、猛チャージをかける。中盤、ついに隆聖からダウンを奪うと、立ち上がりばなにすぐさま前蹴りで2度目のダウン。そして最後はパンチをラッシュし、2分45秒で隆聖をマットに沈めた。初防衛を勝利で飾った武居は「最初にダウンを取られて、こんなダサい試合でごめんなさい。今日はどうしても勝ちたかった。もっともっと強くなってスターになり、K-1のリングに立ちたい」とアピール。試合後の会見でも、「2016年はチャンピオンになって、初防衛もできていい年だった。2017年はK-1でベルトを取りたい。Krushのベルトも防衛し続けて、ベルト2本を目指します」と語った。

2017年4・22 K-1 ゲーオに山崎が挑戦。大和哲也がK-1参戦

2016.12.20 Vol.680

 K-1実行委員会が20日、会見を開き来年4月に開催する「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・代々木競技場第二体育館)の一部対戦カードと参戦選手を発表した。

 今年9月に開催予定だった王者ゲーオ・ウィラサクレックに山崎秀晃が挑戦するスーパー・ライト級タイトルマッチが改めて行われることとなった。
 このカードはゲーオがおたふく風邪のため欠場し中止となっていた。

 この日の会見でゲーオは「前回は病気で試合が実現できなかったが、来年は必ず戦いましょう」と語った。
 一方の山崎は「今まで生きてきた30年間すべてを費やして倒しにいきたい」と語った。
 山崎は9月大会で急きょ決まったゲーオの代役のゴンナパー・ウィラサクレックと対戦し3-0の判定で敗れているのだが、そのゴンナパー戦については「負けてはいけない試合だった。今はその敗戦をしっかり受け止めて、次に進もうと思っています」と振り返った。

「Krush.71」武居由樹が初防衛に成功

2016.12.19 Vol.680

 Krushの2016年シリーズ最終戦「Krush.71」が18日、東京・後楽園ホールで行われた。

 メインイベントは、ー53㎏級のタイトルマッチ。王者武居由樹に挑むのは、4月に行われた試合で、武居にKO負けした隆聖。リベンジに燃える隆聖は、1Rに武居のパンチをかいくぐり、飛び膝でダウンを奪うという予想外の展開に。しかし3R 、ここで武居が猛チャージ。中盤、ついに隆聖からダウンを奪うと、立ち上がりばなにすぐさま前蹴りで2度目のダウン。そして最後はパンチをラッシュし、2分45秒で隆聖をマットに沈めた。初防衛を勝利で飾った武居は「最初にダウンを取られて、こんなダサい試合でごめんなさい。今日はどうしても勝ちたかった。もっともっと強くなってスターになり、K-1のリングに立ちたい」とアピールした。

 また、この日行われた「-65㎏王座決定トーナメント」では、レオナ・ペタス、山本真弘、郷州征宜、安保璃紅が勝利。2月に行れる準々決勝への進出を決めた。

RIZIN無差別級トーナメント カーウィンの欠場理由に榊原代表「こっちから願い下げ!」

2016.12.19 Vol.680

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが12月19日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われる無差別級トーナメントの対戦カードの変更とリザーブマッチを発表した。

 先日、ケガの回復の遅れを理由に欠場となったヴァンダレイ・シウバの代わりにBellatorのキング・モーが参戦。ミルコ・クロコップと対戦する。
 またアミール・アリアックバリと対戦予定だった元UFCヘビー級王者シェーン・カーウィンに代わりかつてPRIDEなどで活躍したヒース・ヒーリングが参戦することとなった。
 リザーブファイトはワジム・ネムコフ vsアリソン・ヴィセンテ。

 モーは昨年行われた「RIZIN 100kgトーナメント」の優勝者。12月16日にイギリスで行われた「Bellator 169」において、石井慧に判定勝ちしている。

 カーウィンの欠場については、離婚に伴う子供の親権問題で12月までに法廷に立つこととなり、トレーニングが思うように進められずベストなコンディションで試合に臨むことが困難となったことが理由。

 榊原信行RIZIN実行委員長はこのカーウィン側の言い分について「僕からすると何を言っているのかな?ということ。誰にだってプライベートはある。その中でいろいろなトラブルを抱えながら(生きている)、一度自分が出ると決めて契約書にサインしたものをそんな簡単にあきらめられるとは。僕としては今も信じられない。弁護士を通じて彼らとコミュニケーションを取っているが、いずれにしてもその程度の奴はこのトーナメントにはいらない。出てきてほしくない。こっちから願い下げです。いろいろなプライベートの問題を抱えながら、このトーナメントに命を懸けてチャレンジしてくれているファイターに失礼です」と強い口調で断じた。

 またこの日は試合順も発表された。
 29日の第1試合は「北岡悟vsダロン・クルックシャンク」、メーンはトーナメントの「ミルコ・クロコップvsキング・モー」。31日の第1試合は「チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネットvs木村“フィリップ”ミノル」、メーンはトーナメント決勝となった。

12・18修斗 インフィニティリーグでオニボウズが優勝

2016.12.19 Vol.680

 プロフェッショナル修斗公式戦「インフィニティリーグ2016優勝決定戦」(12月18日、東京・新宿FACE)でバンタム級トーナメントの最終戦2試合が行われ、オニボウズが北原史寛を1R2分38秒、KOで下し勝ち点12とし優勝を果たした。2位は勝ち点10の征矢貴、以下、北原(勝ち点4)、梶川卓(勝ち点2)、藤田ケオン寿大(勝ち点0)と続いた。

 このリーグ戦は早いラウンドで、しかもKO、もしくは一本で勝つと高い勝ち点が与えられる形式。
 昨年行われたフェザー級のリーグ戦では最終戦で2位の小蒼卓也が1R一本勝ちで勝ち点を積み重ねプレッシャーをかけると、それまでトップを走っていた岡田遼がドローに終わり順位が入れ替わるという劇的な結末となった。

 この日は「オニボウズvs北原」「征矢vs藤田」が行われ、征矢と北原にも条件付きながら優勝の可能性が残される混戦模様だったが、終わってみればオニボウズが圧倒した格好となった。

 先に行われたのは征矢vs藤田戦。征矢は判定勝ちでは優勝できないため、1RからKOを狙い果敢に前に出る。藤田は今リーグ戦では勝ち星がないものの、常にアグレッシブな戦いで会場を盛り上げた。この日も何度か征矢のパンチで腰を落とす場面もあったが、判定では1人が19-19をつけるなど最後まで真っ向から打ち合い、意地を見せた。

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