西島秀俊、あこがれのティム・バートン監督に「ゾウが大好きで」と“ダンボ”をおねだり

(撮影・星野雄飛)

 映画『ダンボ』ジャパンプレミアイベントが14日、都内にて行われ、コリン・ファレル、ティム・バートン監督そして日本語吹き替え版に出演した俳優の西島秀俊が登場した。

 “大きすぎる耳”を持ち、空を飛ぶことができる子ゾウの冒険を描いた名作アニメ『ダンボ』を実写化した話題作。ダンボの世話役となり心を通わせていくサーカスの元看板スター・ホルト役にファレル。日本語吹き替え版で西島がホルトを演じる。



 映画のサーカス団さながらのパフォーマンス演出の後、盛大に迎えられた一行。バートン監督の大ファン、しかも「ゾウが好きで、家にはゾウグッズがいっぱいあります(笑)」と明かした西島。イベントに登場したダンボ象を見て、監督に「頂けませんか(笑)?」と英語でおねだりするなど“ゾウ好き”という知られざる一面を見せ会場を沸かせた。またハリウッド映画の吹き替えは初めてだったという西島は、ホルト役のコリンについて「彼がどれだけ繊細に丁寧に演じていたか、体と声を通して自分も一緒に体験することができました」と絶賛。コリンも「アリガトウ」と照れながら答え「僕もバートン監督のファンでした。特にこの作品の中心には“違い”を大切にする美しい心が込められています。そんな作品で監督と組めたことが何よりうれしかったです」と語った。



 これまでにもさまざまな“変わり者”の物語を描いてきたバートン監督。「空を飛ぶ象が何を象徴しているかというところにインスピレーションを受けたんだ。ダンボは他とは違うけれど、その違いを強みにしている。この世界は複雑だから、この作品を通してシンプルな感情を伝えたかった」と、ダンボに込めた思いを語った。

 ダンボ像を相手におどけるなど終始ご機嫌のコリンと監督に、西島も「(ステージ裏でも)2人ともずっとテンションが高くてびっくりしました(笑)」と、日本滞在を楽しむ2人の様子を明かした。

 映画『ダンボ』は3月29日より全国公開。