浅田美代子、樹木希林に感謝し涙「この作品は身に余るギフト」



 個性派女優、樹木希林の生涯唯一の企画作品映画『エリカ38』の公開を前に、都内でキャストによる特別試写会舞台挨拶が行われ、主演の浅田美代子らが登壇した。

 本作は、実際にあった事件をモチーフに、欲望に溺れ犯罪に手を染める女の半生を生々しく描いた犯罪エンタテインメント。2018年に他界した役者・樹木希林が、旧知の仲である女優・浅田美代子主演の映画を作るべく、企画。樹木は、キャスティングや脚本のチェックに関わったほか、浅田演じる主人公・聡子(エリカ)の母親役に扮し、本作が最後の日本映画出演作となった。

 舞台挨拶には、主演の浅田美代子のほか、木内みどり、山崎静代、菜 葉 菜、佐伯日菜子が登壇。はじめに浅田は、「いよいよ(公開が)迫ってきたなという感じ。どきどきしています」と挨拶。撮影時の樹木とのエピソードを聞かれると、「キャスティングなど細かいことまで決めてくださった。リハーサルから病床の時まで、最後まで気づかってくれていた」と、思い出を明かした。
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