Netflix最新作がやばい?山田孝之「仕事なくなっちゃうかも」と本音

伝説のアダルトビデオ監督・村西とおるを演じた山田孝之
 若き日の村西とおるを演じた山田は「スピード感があって、やっていることも破天荒。ワクワクしました」と脚本の感想を語った。アダルトシーンも多い本作に「すごかった。仕事なくなっちゃうかもね」と本音をもらし、会場を笑わせる一幕も。村西の仲間・川田を演じた玉山も「よく企画が通ったなと思いました。さすが黒船、Netflixの勢いを感じました」と語った。

 これまでの概念を壊す大胆なアイデアと抜きん出た行動力で、日本の性意識に風穴を開けた村西とおる。山田は、実在の人物を演じる上での工夫も明かした。「撮影の準備段階のときに、村西さんに実際にお会いしました。人によって喋り方やトーンが変わっているのを見て、村西さんは切り替える人、スイッチを入れるタイプなんだなと。作品の中でも、いつもモンスターだと感情移入できなくなっちゃうので、あくまでひとりの人間ということを意識しました」と役づくりについて語った。
カメラを担いでの撮影に、連日筋肉痛だったという山田
 体当たりのシーンもあった。伝説のAV女優・黒木香が誕生する重要なシーンでは、何度もカメラを回し、撮影はなんと10時間超え。オーディションで黒木役を勝ち取った森田望智は「(アダルトシーンの)撮影がいやで、みんなインフルエンザになって撮影流れちゃえばいいのに、と思っていた。でも、監督がいつも活力をくれた。私がお芝居や映画が好きなように、黒木さんはアダルト作品が好きというだけ。そう思ってからは吹っ切れました」と当時を振り返る。山田も、それまで目を合わせてくれなかったという森田が、撮影翌日から人が変わったようだったといい「黒木香になってたね」と絶賛。武監督も「俳優の変わりようが、すごい」と太鼓判を押した。

 アダルト業界で奔走する若者たちの青春を描いた『全裸監督』は、8月8日よりNetflixで全世界独占配信。
黒木香を演じた森田望智。キャスト・スタッフの熱のこもった演技は必見。
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