福岡伸一教授「子どもの“センス・オブ・ワンダー”を刺激」、『あけてみよう かがくのとびら』展スタート

「かがくのとも」の魅力を語る生物学者の福岡伸一青山学院大学教授
 さらに、「かがくのとも」から自身のおすすめとして4タイトルを紹介。音を出す虫を取り上げた『むしたちの おとのせかい』は「セミやコオロギといった虫だけでなく、近づいてきた鳥を脅すために“カチカチ”と不思議な音を出す幼虫がいます。虫が変な音を出すことに気がついていても、どういう意味があっていつその音を出すのか、思いが至らない子どもたちを誘(いざな)ってくれる」。また「今回も夜の展示コーナーがあるが、夜は怖いものであると同時に魅力的。子どもたちの好奇心を刺激してくれるとても優れた絵本だと思います」という『よるのいけ』。

『なりすます むしたち』は「保護色や擬態など自然になりすましたり、別のものに変身したりして身を隠す虫たちの特徴が克明に描かれています」。そして『チョウのふゆごし』は「夏はひらひら飛んでいるけれど、秋は数が少なくなって冬になるといなくなってしまう。すべてのチョウは死んでしまったのか、どうして次の春に現れるのか、チョウはいったいどう冬越ししているのかという疑問に見事に答えてくれる」と、それぞれの魅力を語った。