米ツアー通算82勝のタイガー・ウッズが東京五輪に意欲

悪コンディションの中でも実力を発揮し優勝を果たしたタイガー・ウッズ(写真:AP/アフロ)
 米男子ゴルフツアー大会として日本で初めて開催された「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉県・習志野CC)の決勝が10月28日に行われ、タイガー・ウッズ(米国)がツアー史上最多に並ぶ通算82勝目を挙げた。

 記録的な大雨で25日の第2ラウンドが中止になり、27日は第3ラウンド後に最終ラウンドを行う強行軍。日没までの11ホールを行い、28日に早朝から残り7ホールを行った。

 出だしの12番(パー4)で第2打をグリーン手前のバンカーに入れ、ボギー。くねくねと曲がるスネークラインの芝に苦しめられ、一時は前の組の松山に2打差にまで迫られたが最終18番で4メートルのバーディーパットを沈め、最後に突き放した。「精神的にきつかった。ヒデキは手ごわかった」と試合を振り返った。

 43歳とあって、ここ数年は故障との戦いもあった。古傷の左膝は、今年8月には5度目手術を受けた。そんな満身創痍での優勝で大会前は10位だった世界ランキングが6位へ浮上、五輪出場圏内に入った。「ぜひ、米国代表として出たい。来年、44歳になるので今後、何回チャンスがあるか分からない」などと東京五輪へも意欲を見せた。