田村淳、吉本に戻る気配のない亮にボヤキ「何のためにこの会社を…」「Rethinkしたのかも」

 視点を変えた取り組みによって社会に影響を与えた「人」「企業」「自治体」を表彰する「Rethink(リシンク)アワード2022」表彰式が1日、都内で行われ、お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が登壇した。

「Rethinkアワード2022」表彰式に登場した「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(撮影:蔦野裕)

 新しい価値観や、新しい行動を起こすきっかけが生まれる活動を評価された淳は「固定観念にとらわれず、新しい発想をすることで褒められたことがなかった。どちらかというと伝統を重んじる芸能界で新しいことをすると、『出る杭は打たれる』じゃないですけどあまり認められたことがなかったので、今まで認められなかった自分を誰かが認めてくれたようですごくうれしかった」とよろこぶ。

 自身の価値観を「僕は芸能界以外の方と交流を持つようになってから、いかに芸能界の考え方が凝り固まっているかに気づかせてもらった。芸能界では周りにあまりいないけれど、芸能界以外の友だちには固定観念にとらわれず、伝統を大切にしながら新しいことを生み出すことをやっている人は多い」といい、改めて「賞と言われれば何でももらいたいんですけど(笑)、賞の内容も含めてすごくうれしかった」と受賞をかみ締めた。

 現在の立ち位置を聞かれると「『職業は何ですか』と聞かれると面倒なので『タレントです』と答えてますけど、少なくとも芸人ではない。舞台の上でネタをやっている人が芸人だと思っているので、僕はその定義からは外れているし、テレビタレントだけをやりたいと思って生きているわけじゃない。職業欄には『自由業』と書いてますけど、何にでもなりたいし何でもやってみたいので、あまり職業というカテゴリーにこだわってはいないです」と明言。

 現在は亮と設立した株式会社LONDONBOOTSの代表取締役でもあるが「僕自身は亮さんと吉本興業をつなぐために会社を作ったんですけど、まだ亮さんが吉本に戻る気配もないし、今、僕も会社の存在意義を考えているところ。亮さんがこのまま吉本に戻らないんだったら『俺は何のためにこの会社をやっているんだろうな』とちょっと思っているところです(笑)」とぶっちゃけた。

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