Dream Aya「3年目にして距離感を感じず授業できた」淑徳大学でフィルムカメラ講座

 ダンス&ボーカルグループ「Dream/E-girls」元メンバーで、現在はフォトグラファーとして活動するDream Ayaが6月30日、板橋区の淑徳大学にて現代表現学科の特別授業を行った。

淑徳大学で3年目となる特別授業を行ったDream Aya

 特別授業を担当して3年目になるAyaは、冒頭で「5年前に事務所を退社して独立しまして、今はカメラ屋さんで働きながら写真を撮る仕事をしています。新型コロナウイルスの影響でなかなか学生さんがそろわず、今回、こんなにたくさんの学生さんがいるのは初めてなのですごく緊張しています」と挨拶。

 Ayaは、勤務先である創業86年のフィルムカメラ専門店「ポパイカメラ」について紹介。

「現役時代からずっと通っていて、スタッフの方が現像やフィルムカメラのことを丁寧に教えてくださいました。32歳で事務所を退社して、まずやろうと思ったのが人生初の履歴書を書いて送ること。そこからアルバイトを始めて今年で3年目で、35歳で第2の表現方法としてカメラを選んで働いています」と語った後、デビューからの来歴を振り返った。

「ヴォーカル・パフォーマーを引退し、後輩をサポートする裏方として活動していた頃、表現者として本領が発揮できないことに葛藤して体調を崩してしまいました。そこでゆっくり自分と向き合う時間ができて、もう30歳を過ぎているのに社会人経験がないことに気づいたんです。“今だったらまだ間に合うかもしれない”と思って、(所属事務所の)LDH JAPANのHIROさんに相談したら、“行ってきな”と背中を押していただいて退社することに決めました」

 現在の仕事につながるカメラとの出会いは「16歳の時にスタッフの私物のカメラを使わせてもらって、“Ayaちゃんは写真を撮るのがうまいね”と褒められたのがすごくうれしくて。21歳の時にカメラマンの米原康正さんから“Ayaちゃんにはフィルムカメラが合うと思うよ”とコンパクトフィルムカメラをいただいて、メンバーを撮り続けるうちに自然と趣味が仕事につながっていったんです。次に何を表現しようか考えた時に、ハッと気がついたのは“私にはカメラしかない”ということでした」といい、学生たちも真剣に聞き入った。

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