EXILE 松本利夫、7本指のピアニスト演じる最新主演舞台が開幕 「ハードルが高い」

『7本指のピアニスト~泥棒 とのエピソード~』の一場面

 松本利夫(EXILE)が主演する舞台『7本指のピアニスト~泥棒 とのエピソード~』(24~31日、サンシャイン劇場)の通し稽古が23日公開された。

 神経難病のジストニアを発症しながらも右手5本・左手2本の指でピアニストとして再起した、“7本指のピアニスト”こと西川悟平の実話を元にした舞台。西川を主人公にした戯曲を書きたいと、一人の劇作家が訪ねてくる。西川はニューヨークのアパートで一人暮らしをしていた時に深夜に強盗が部屋に侵入した8年前の話を語り始めて……。

 西川を演じている松本は、「実際に存在する方を演じさせていただくのは初めてなので、中々ハードルが高い」としたうえで、「西川悟平の想いと情熱とすべてのものを自分というフィルターを通して観に来ていただいた皆様にお伝えできればいいなと思っています。気合いを入れてがんばっていきたい」と意気込みのコメント。

 西川氏と不思議な関係になる泥棒役を、土屋太鳳の弟で、声優・俳優としても注目を集める土屋神葉、著名なピアニスト役を石黒賢が演じている。
 
「座長・MATSUさんの下、全力で千秋楽まで駆け抜けていきます」と、土屋。見どころは「西川さんの愛情と情熱のあふれるその半生を描いていることだと思います。僕自身も非常 にエールをもらっていますし、きっと観てくださる皆様がしっかりとこのエールを受け取ってくださるのではないかなと期待しております」と、話す。

 石黒は、見どころは「MATSUが2時間出ずっぱりでセリフ言いっぱなしで、本当に素晴らしい西川悟平さんの話を紡いでくれてるところ」とのこと。自身は西川の先生役。「舞台は 8 年ぶりなんですが、久しぶりのこういう生のステージ に立つことが出来て、やっぱりライブっていいよね、生っていいよねってことを来てくださったお客さんに感じていただきたいです。僕の大好きなビリー・ワイルダーの言葉に『チケットを買って観に来た観客の誠意に応えられる作品を作る』というものがありますが、舞台や映画はそれに等しいものだと思っています。明日から、来て下さった方々に『ああ、来てよかったな』って、『いい話を見せてもらったな』って、 思って帰っていただけるようにがんばります」と、話した。

 脚本と演出は、成井豊。他出演に、筒井俊作、 木下政治、畑中智行、原田樹里。

  24日開幕。

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