EXILE AKIRAが写真集に「感無量」2023年のEXILE TRIBEの“躍動”も誓う

 

 ほぼモノクロの写真集で、さまざまなAKIRAの姿を収めた。

 写真集について感想を聞かれると、AKIRAは「感無量」と満足した表情。「被写体の僕がどうこうというよりもエネルギーがすごい。写真1枚1枚からもそうですが、僕を知らない人が本屋さんとか街のポスターを見て、こいつ誰だ?って思ってもらえるぐらいエネルギーが出ています。長濱さんが僕の実存というところを抜き取ってくださってる部分もあるんですけども、長浜さん自身が投影されている部分も感じてもらえるんじゃないかな」

 「モノクロ写真というのは見る側に想像力を掻き立てさせる。その部分を残している。写真ではあるけれど読み物。僕はそう思っています。写真集のカラーの見開きを作ったんですが、全くのリアル、日常のリアルで、なんの推測もない。火の色は赤、炎は橙、オレンジ色。AKIRAの肌の色はこう。推理、想像する余地がない」と長濱氏。「モノクロの雰囲気ある写真がアートであるかどうかは見る側の人の判断、そこが楽しみですよね。写真を投げ渡すっていう、僕もメディアみたいなものです」と話した。

 どの写真も魅力的で力がある。そのなかから印象が強いとAKIRAが選んだのは浜辺でのカット。

「別に裸体を見せたいとかそういうことではなくて(笑)。(この写真を撮影した場所は)ロケ現場のベースから片道1キロぐらいあったと思うんです。僕は乗馬しながら向かったんですが、長濱さんは足元が悪い中ずっと(僕の)横を歩いて。その先に海があって、僕が突っ込んだり走ったりする中を、ご年齢を言っても申し訳ないんですけど、80代の長濱さんも海に飛び込むわ走り回るわ、本当に格闘です。長濱さんと格闘した瞬間は僕にとってかけがえのない時間でした。レンズ越しに長濱さんの眼力とエネルギーを感じた時、長濱さんは僕と同じ40代ぐらいの時とエネルギーやスタンスは変わってないんだろうなって思いました」

 長濱は「僕はAKIRAさんからエネルギーをすくい取ってそれに便乗していたという形だと思います。ほぼAKIRAに寄り添うということは、私自身の肉体がちゃんとしていなきゃいけないという前提はありました。ちょっと不安でしたが、まあまあなんとか」と笑った。