中谷美紀 木村拓哉の孤独を思い「ちょっと泣きそう…」一転、伊藤英明を突き飛ばす“お転婆”ぶり

 

 公開中の映画『レジェンド&バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶が5日、都内にて行われ、主演・木村拓哉と共演の伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督が登壇。25年前のドラマで濃姫を演じた中谷美紀が、変わらぬ“お転婆”ぶりを披露した。

『レジェンド&バタフライ』は、信長役に木村拓哉、濃姫役に綾瀬はるかを迎え、脚本・古沢良太、監督・大友啓史のタッグで信長と濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年記念の超大作。

 1月27日に公開し9日間で興行収入約10億円突破という大ヒットに一同も大感激。

 冒頭の挨拶で「わが姫が大変忙しいようで…」と濃姫役・綾瀬はるかの不在を、役どころの侍女さながら謝罪していた中谷。

 25年前のドラマで濃姫役として信長役の木村と共演した中谷は「天下統一という大義のため多くの人命を犠牲にしなければならない信長の孤独と、木村拓哉さんという、もうこれからの日本になかなか出てこない大スターでいることの孤独が重なって見えましたね。それが25年を重ねてより強く感じられます」と話し、木村は25年前よりさらなる高みに登ったと言い「今回は、エヴェレスト南西壁冬季無酸素単独登頂。アルピニストなんですよ。命を賭して木村拓哉というスターを演じてらっしゃるんです」。

 さらに中谷は「その孤独って、きっとご自分との闘いなんだと思います。誰か他人との比較じゃなくて。厳しい険しい道を進んでいらっしゃるんだなと…ちょっと泣きそう」と熱く語っていたが、木村が言葉を返す前に、なぜか伊藤が「ありがとう」。

「あなたに言ってませんけど、ひと言も!」とあっけにとられていた中谷だったが、自分の気持ちを代弁してくれた中谷への感謝だったと弁明する伊藤を突き飛ばすふりをし、まさにお転婆な濃姫のような中谷に会場も大笑い。

 この日は、マスクをしていれば歓声も可能というルール。観客も伊藤のお茶目っぷりに大いに沸いていたが、木村は「観客の皆さんが声を出してOKという状況に、こいつ甘えるんで…」。厳しいツッコミかと思いきや「もっと甘えさせてやってください」と愛あるフォローをし、会場はさらなる拍手に包まれていた。

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