宮沢氷魚“幼稚園からインターナショナルスクール、海外大に留学”特派員協会で英語会見

 

 映画『エゴイスト』の会見が6日、公益財団法人日本外国特派員協会にて行われ、俳優の宮沢氷魚と松永大司監督が登壇。宮沢がネイティブレベルの英語で作品に込めた思いを語った。

 エッセイスト高山真の自伝的同名小説の映画化。互いに引かれ合い、満ち足りた時間を育む2人の青年に訪れる運命と愛ゆえの葛藤を描く。

 鈴木亮平が演じる主人公・浩輔の恋人となる龍太を演じた宮沢。この役に挑もうと思った理由を聞かれると「個人的な友人との体験がきっかけとなった。自分には15年来の友人がいて、彼はゲイなのですが、彼と知り合ってから、彼は自分が心地よく過ごせる場所を探しているんだなと感じていた。この映画を通して、友人や、LGBTQ+のコミュニティーのために何か少しでもできたかなと思っています」と晴れやかな笑顔。

 そんな宮沢や鈴木のキャスティングについて聞かれると、松永監督は「最終的には直観ですかね(笑)。見た目は僕にとって大きな要素なのですが、今回は、2人が背が高くてルックスがいいというのが、この映画にとってマイナスにならないか心配でした。でも2人の過去の作品を見る中で、僕がいいと思ったドキュメンタリータッチにフィットすると思った」と配役に自信。

 アメリカ・サンフランシスコ生まれで、幼稚園から高校までインターナショナルスクールを経てカリフォルニア大学に留学した経験を持つ宮沢。冒頭「英語を使うのは久しぶりで…」と言っていたが、この日は英語での質問にはすべて英語で回答。ネイティブレベルの英語力で作品の魅力を海外に向けしっかりアピール。

 最後にハリウッド進出について聞かれた宮沢は「海外の作品に出ることも僕の大きな夢なのでいろいろ試行錯誤しています。近いうちに海外で撮影された作品を携えてまたこの場に戻ってこれたらうれしいです」と意欲を見せていた。

『エゴイスト』は2月10日より公開。

1 2>>>