坂上忍、沖縄・伊江島の葉たばこ農家に弟子入り!?「たばこになる過程に興味があった」

たばこ1本あたりの枚数を “葉っぱ64” と答える知念さんに、坂上も思わず「ちゃんと答えてくださいよ〜」と大爆笑

ほぼ1年がかりで行われる葉たばこ栽培

 続いて向かったのは、収穫した葉たばこを乾燥させる共同乾燥施設。伊江島の葉たばこ農家が共同で運営し、生葉の吊り込みや乾燥葉の取り下ろし、選別、梱包などを行っている。収穫した葉は乾燥機の中に吊り込んで乾燥させることでタンパク質やでんぷんがアミノ酸や糖に分解され、たばこ独特の香りや味わいが生まれるのだ。

 先週吊り込んだという乾燥機を開けると、黄変した葉たばこから何とも言えない甘い香りが漂う。「開けた瞬間に甘い香りがするのが良質な葉たばこ」と知念さん。乾燥葉は仕上がりや異物がないかなどをチェックしてから梱包する。選別作業を手伝いながら「1本のたばこに何枚くらいの葉たばこが使われているんですか?」と聞く坂上に、知念さんから「64枚。…… “葉っぱ(8×8=)64” って言うでしょう(笑)」と冗談が飛び出すひと幕も。

吊り込んで1週間経った乾燥機を開けると、黄変した葉たばこから何とも言えない甘い香りが

 ひと通り見学を終えた坂上は「地域によって栽培工程があまりにも違うのでびっくりしました。伊江島の葉たばこ栽培は機械化され、共同乾燥施設でも分業制が整っていて、組織として葉たばこを作っていらっしゃる印象がすごく強かったです」と感心する。「栽培品種が黄色種という違いもあって、独特の甘やかなにおいがバーレー種とは全然違う。僕はアメリカンスピリットを吸っているのですが、“これって黄色種が使われてるのかな” と思いました」。

 伊江島の葉たばこ栽培は12月中旬の播種(はしゅ=種まき)に始まり、発芽した葉たばこを手作業でビニールポットに植え替え、2月上旬から本畑に植え付ける。その後も土壌浸食や雑草の防止目的で植える植物の育成、薬剤散布などといった管理作業を行い、4月上旬から6月いっぱいまでが収穫期間。収穫を終えても被覆シートの除去、残幹処理、畑の深耕などの作業が続く。「休みがないじゃないですか!?」と叫ぶ坂上に、知念さんは「収穫後の作業は毎日じゃないから。9月の売り渡しの時は土日休みだし、ビーチで一番飲める時期だから最高に楽しいですね(笑)」と笑う。

 ほぼ1年がかりの作業に、坂上は「いくら葉たばこ栽培の機械化が進んでいて、日数を取られない時期があったとしても大変ですよね。自然が相手だから日照時間や降水量、台風で塩害が発生することもあるわけで」と舌を巻く。知念さんが「葉たばこ栽培は気象条件に左右されやすいんです。毎年同じ気候ではないから、雨が多い年もあれば干ばつの年もあります」とこぼすと、坂上は「ワインみたいなものですよね。年によって出来のいい時もあれば、これはちょっと……という時もあって」とうなずいた。