永作博美や藤岡弘、が国際短編映画祭『SSFF & ASIA 2024』公式審査員に 優秀賞は翌年のアカデミー賞短編部門へ推薦

 

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2024」(6月4日開幕)の各部門公式審査員を発表。俳優の永作博美や藤岡弘、や映画監督の本木克英らが、翌年の米国アカデミー賞短編部門へのノミネート候補となる作品を審査する。

 1999年に「アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル」として東京に誕生して以来、世界中の優れたショートフィルムを紹介し、作品を通して映像や世界の今を伝えてきたSSFF & ASIA。2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定され、現在は、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得。同映画祭では、これまでにも2016年のグランプリ受賞作『Sing /合唱』が2017年の89回アカデミー賞短編実写部門を受賞しており、世界中からオスカーに続く道として注目されている。

 発表された今年の審査員は以下の通り。ライブアクション部門インターナショナルカテゴリーとノンフィクション部門で審査員を務めるのは、永作博美(俳優)、山崎エマ(ドキュメンタリー映像監督)、ティム・レッドフォード(クレルモン=フェラン国際短編映画祭 共同ディレクター)。ライブアクション部門インターナショナルカテゴリーはアジアを除く世界94の国と地域から寄せられた実写作品が、ノンフィクション部門は世界55の国と地域から応募のあったノンフィクション作品が集う。

 ライブアクション部門のアジア インターナショナルカテゴリーとジャパンカテゴリーの審査を務めるのはシャロン・バダル(フェスティバルプログラマー、ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の特別講師)、藤岡弘、(俳優・武道家)、 本木克英(映画監督・日本映画監督協会理事長)。アジア インターナショナルカテゴリーでは日本を除くアジア作品が、ジャパンカテゴリーでは日本から応募された作品が集う。

 国内外のさまざまな手法のアニメーション作品が集うアニメーション部門は、川田十夢(開発者/AR三兄弟 長男)、シシヤマザキ(アーティスト)、杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長/工学博士)が審査員を務める。

 各受賞作品の発表は6月17日のアワードセレモニーにて発表。グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」はこの5部門の優秀賞から選出。またグランプリ受賞作には副賞としてクイーン・エリザベスの船旅も贈呈される。

『SSFF & ASIA 2024』は6月4日から17日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

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