福山雅治「最初はやる意味あるのかなと思った」ライブフィルムを監督し続編にも意欲「35周年に向けて大きな動き」

 

 福山雅治が初監督を務めた自身のライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』の初日舞台挨拶が19日、都内にて行われ、福山と、本作で“少年期の福山雅治”役を務めた柊木陽太が登壇。福山が「最初は消極的だった」というライブフィルム監督挑戦を振り返った。

 福山が2023年夏に開催したライブ「言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」を自ら監督を務め映画化したライブフィルム。

 本作の製作について、もともと「実は非常に消極的でした」という福山。「ライブはライブが目的で、そこがピーク、完結するものだと思っていたので、映画にする意味はあるのかな、というところから始まった」と明かし「これまでのライブフィルムというとオーディエンス目線でライブを追体験するというもの。つまりオーディエンスの皆さんの主観であり客観、記録である、と。でも今回、ライブで収録したものを映画館で見てもらうということに価値をつけないといけない、映画館でしか見られないものとは何だろう、ということをテーマに編集作業をしていく中で気づいたのが、僕自身の主観や客観を作品にしよう、ということでした」と、最終的に監督に至った経緯を振り返った。

「本作は、僕がこう聞こえていてほしい、こう見えていてほしいという理想を映像化した体験型映画」と、ライブドキュメンタリーの枠を超える映像表現や構成にてついて熱く語った福山。

 一方で「だから、ちょっと盛り上がりが足りなかったなというところはオーディエンスを足してます。“追いオーディエンス”してます。ライトバングルの色がちょっと足りないなと思ったら足してます」と告白し、会場も大笑い。

 最後に福山は「未知なる挑戦でしたが、してみたら得るものばかりでした。この後に、去年の年末大感謝祭があったんですけど、構成やライブの演出も仕方も武道館のときよりやりたいことがクリアになっていましたね」と手ごたえ。さらに「僕は90年にデビューしたので、2025年に35周年を迎える年に入っていくので、当然、大きい動きをやりたいと思っています」と明かし「そのときもまたこういった作品を作れたらと思うんですけど…そのためには“結果”を残さないと」と作品をアピールしていた。

『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』は公開中。

 

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