オスカー受賞『ゴジラ-1.0』会場からも大声援!山崎監督「ハリウッドは見てくれている」

©AP/アフロ

 第96回アカデミー賞授賞式が11日(日本時間)、米国・ロサンゼルスののドルビー・シアターにて行われ、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞した。アジア、日本の作品が視覚効果賞を受賞したのは初。

 視覚効果賞にノミネートされたのは『ザ・クリエイター/創造者』、『ゴジラ-1.0』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』、『ナポレオン』の5作。

 強敵たちと並んで紹介される中、会場から一際、大きな喝さいを受けた『ゴジラ-1.0』。会場からは「ゴジラ―!」の叫び声も。

 見事、オスカーを獲得し壇上に上がったゴジラチーム。山崎監督は「私のキャリアは40年前に始まりました。ハリウッドから非常に離れたところから、このステージに立つとは思いもよりませんでした」と感激。

 さらに「ノミネーションの知らせを受けたときは、リングに入って強敵と対戦しなければならないという気持ちでした」と笑いをさそいつつ「ハリウッド以外で頑張っている皆さん、ハリウッドは私たちを見てくれています。誰にでもチャンスがあるということの証だと思います」とハリウッドよりもはるかに低い予算で、アジア初の同部門受賞を成し遂げた快挙に感動のスピーチ。

 また、長編アニメ映画賞は『君たちはどう生きるか』が受賞。宮﨑駿監督と鈴木敏夫プロデューサーは授賞式には不参加。司会のジミー・キンメルは「宮﨑監督がいらっしゃらないのは残念。“鳥”に会えなかったのも」と笑いをさそった。

 ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』がノミネートされていた国際長編映画賞は、アウシュビッツ強制収容所の隣で幸せで平穏な日常を送る一家を描く『関心領域』が受賞した。

「生中継!第96回アカデミー賞授賞式」は11日21時よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにてを配信(字幕版)。WOWOWオンデマンドでは3月19日23時59分までアーカイブ配信。

©AP/アフロ (Photo by Robyn BECK / AFP)
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