女優の星乃莉子が「業界を知らないような人たちから被害者と決めつけられている。尊厳を害されている」と訴え

2回目のシンポジウムを開催。政治の側からも4人が参加

 また「この法律がどうなるかによって私の表現の仕方だったり、自由だったりとかが奪われることになるかもしれなかったので、当事者として自分の人生を考えるきっかけになった。今後、やむを得ずにアングラだったり、自分が望まない仕事に行ってしまう悲しい女の子が増えないように、私たちの一人一人の意見は小さい声ではあるんですが、国会議員の方々に自分たちの声が届くように願っています」とこの日、出席した国会議員たちに訴えた。

 志は一緒にしながらも星乃のように表立って発言する者もいれば、そうではない者もいる。シンポジウム後の取材で星乃は「私は昔、パティシエをやっていて、お金がないという時代があった。そういう時に周りで風俗をやっていたりという女の子の“痛い”とか“怖い”とか“でもお金を稼ぐにはやらないといけない”といった話を聞いていた。そういう生々しい声を聞いていたうえで、全く同じではないけれど、セクシー女優とかエロを売る業界に入って、この法律って、一歩間違えればそういう女の子を増やす法律になりかねないと思った。周りにいたそういう女の子の声を聞いた身としても、自分が何とか、一つの声になれるのであれば協力したいなという思いで、表に出させていただいています」とその思いを口にした。

 直接、またはSNS等を通じて間接的にも星乃にはさまざまな意見が寄せられているようなのだが「いろいろな意見があるとは思っている。私の意見が通らないとか、反対意見があることは女優業を始めた時から分かっていること。そういったいろいろな覚悟を決めて入った業界ではあるので、最後まで向き合おうかなと思っています」と決意を口にした。

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